2014年12月17日 [お知らせメール]

【応動昆 お知らせメール】 468号

日本応用動物昆虫学会会員の皆さまへ

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「お知らせメール」 2014/12/17
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■■ 目次 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■ 1 中央農研・蟲セミナー「進化生態学的アプローチから薬剤抵抗性管理
■  を考える」のご案内

■ 2 環境省事業「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種
■ リスト」および 「外来種被害防止行動計画」に関するパブリック
■ コメントの実施ついて

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●会員情報変更は https://service.dynacom.jp/acpartner/odokon/ から

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■ 1 中央農研・蟲セミナー「進化生態学的アプローチから薬剤抵抗性管理
を考える」のご案内

下記の通り、第60回蟲セミナーを開催します。今回はUSAミネソタ大学の
David A. Andow教授の来日にあわせて「進化生態学的アプローチから薬剤
抵抗性管理を考える」と題して4人の演者による特別版で開催します。

日時:2015年1月13日(火)14:00~17:00
   (注意! いつもより早く始まります)

場所:中央農研(A地区)第二研究本館 4F会議室 (419室)
   http://yahoo.jp/TbSCyx

なお、Andow教授の招聘は農林水産省委託研究プロジェクト「ゲノム情報を
活用した農産物の次世代生産基盤技術の開発」予算で実施されたものです。
セミナー終了後には、演者を囲んで懇親会を企画しています。参加を希望
される方は、人数把握のため1月9日昼までに農環研の山中さん
( apple(at)affrc.go.jp )(@は(at)に変えてあります)まで、ご連絡
ください。なお、本メールは転送自由です。関係各所へご案内ください。

第60回蟲セミナー「進化生態学的アプローチから薬剤抵抗性管理を考える」

化学農薬に対する抵抗性発達の管理は、古くから害虫防除の一大テーマで
あるが、ここ10年で、かつてないほど重要度を増してきている。
多くの農薬の開発から数十年が過ぎ、主要な殺虫成分の登録が軒並み失効
している一方、新薬の開発には多くのコストと時間がかかるようになって
いて、実質的に使用できる有効成分の種類が激減しているのだ。少ない有
効成分をどのように組み合わせて、抵抗性発達を可能な限り遅らせること
が出来るか、最適な管理技術を構築するフレームワークが求められている。
本セミナーでは、長年、基礎的な生態学理論を実際の抵抗性管理に役立て
てこられた米国ミネソタ大学のDavid A. Andow教授をお招きして、世界的
な抵抗性管理の流れをレクチャーしていただくと同時に、鈴木芳人氏、
須藤正彬氏、高橋大輔氏らに、最近の抵抗性管理に関する理論研究を紹介
していただく。

演者1:David A. Andow (ミネソタ大学)
Bt遺伝子組換体の抵抗性管理を中心に薬剤抵抗性管理を考える
(Pesticide Resistance Management with a Focus Insect Resistance
Management for Bt-GMOs)
Despite over 60 years of experience with the evolution of pesticide
resistance, several fundamental controversies remain about managing
pesticide resistance. Should pesticide resistance be regulated by
the government or be left to private industry? Should resistance be
defined only by biological criteria or should it also include
economic criteria? While high-dose pesticidal plants have been
effectively managed with the high dose/ refuge strategy, most
pesticides are non-high dose. What strategies are effective for
non-high dose pesticides (rotation of active ingredient (a.i.),
reduction/increase of dose, pyramiding several a.i.’s, integrated
pest management, something else)? How should pesticide resistance
be monitored?

演者2:鈴木芳人 (農研機構フェロー)
殺虫剤抵抗性管理の盲点
(Blind spots in insecticide resistance management)
薬剤耐性の発達抑制策として広く受け入れられてきた殺虫剤への依存度
低減や複数剤のローテーション散布などは逆効果をもたらす場合がある。
シミュレーションモデルを用いて半倍数性と2倍性の害虫における抵抗性
発達速度に及ぼす諸要因の複合効果を比較検討し、抵抗性発達のシンプル
な原理を踏まえた現実的な抵抗性対策を提案する。

演者3:須藤正彬((独)農業環境技術研究所)
害虫の生活史タイプに基づく薬剤抵抗性管理の最適戦略
(Optimal strategy of pesticide resistance management based on the
life history of insects)
殺虫剤抵抗性の発達を遅延させるべく、ローテーションや混用、モザイク
といった複数薬剤の併用戦略が提唱・実践されてきた。一方で害虫が生涯
に経験する移動分散、交尾、および薬剤暴露のタイミングは、個体群中に
おける抵抗性遺伝子の固定に異なる影響を及ぼし得る。本研究では個体群
動態のシミュレーションモデルに基づき、害虫生活史タイプを考慮した、
失敗しない抵抗性管理戦略の原則を検討する。

演者4:高橋大輔((独)農業環境技術研究所)
薬剤抵抗性はいつ顕在化するのか?解析的モデルを用いた一般的な近似法
(When does a recessive trait prevail? A standard approximation of
the outbreak timing using analytical approach)
移入個体の動態や薬剤抵抗性の発達は、しばしば個体群内での頻度動態と
いう形でモデル化されてきた。先行研究では、その個体や遺伝子は集団へ
の侵入可能性の検討が焦点となってきた。しかし、固定に至るタイミング
の予測については解析が進んできたとは言い難い。本研究では、2階微分
までを用いて解析的モデルを近似し、その近似動態から頻度が急激に変化
する時刻を表現する指標を提案する。

中央農研 蟲セミナー係 日本・柴
農環研 山中

問い合わせ先
中央農研 日本(hinomoto(at)affrc.go.jp)(@は(at)に変えてあります)

(中央農研 日本 典秀)
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■ 2 環境省事業「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種
リスト」および 「外来種被害防止行動計画」に関するパブリック
コメントの実施ついて

以前、原案に対する会員の皆様からのご意見をとりまとめ、学会から環境省
に提出した標記のリスト及び行動計画について、パブリックコメント案が示
されました。つきましては必要に応じ下記のサイトにアクセスのうえ、内容
確認と意見の提出をお願いします。なお今回は学会では意見のとりまとめを
行いませんので、各自でご対応ください。パブリックコメントの期間は、
いずれも <平成27年1月11日(日)まで> です。

「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト(案)」に対
する意見の募集(パブリックコメント)について
http://www.env.go.jp/press/19026.html

「外来種被害防止行動計画(案)」に対する意見の募集(パブリックコメン
ト)について
http://www.env.go.jp/press/19027.html

(事務次長 大井田 寛)
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■ 本メールは、日本応用動物昆虫学会会員の方へ、
■ 常任評議員会の承諾を得て、電子広報委員会が配信しています。

■ 本メールに関するお問い合わせは、
■ mailto: manager-AEZ(at)ffpri.affrc.go.jp までお願いいたします
■ (@は(at)に変えてあります)。

■ 日本応用動物昆虫学会 website http://odokon.org/

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