応動昆、持続可能な社会を目指して: 一般社団法人 日本応用動物昆虫学会

日本衛生動物学会東日本支部大会開催のご案内

(2016年10月17日公開)

10月22日(土)に東京大学農学部で開催される標記大会についてご案内させていただきます(クロスポストをご容赦ください)。
この大会は、クローズの会ではなく、どなたでもご参加いただくことができます(参加費1000円です)。
会場は200名が収容できますので、事前登録は必要ありません。

大会の詳細やプログラムについては、下記のウェブサイトをご覧ください。

http://jsmez.gr.jp/s/2016/east

特別講演は2名の方にご講演をお願いしました。感染研の糸川健太郎さんには「蚊のゲノム編集研究の最前線」と題して、ゲノム編集技術についてやさしく解説していただくことになっています。今話題のこの技術ですが、なかなか理解に結び付くような学びの機会は少ないように思います。今回は、その原理をあらためて解説していただくとともに、この技術を用いて今後、蚊の防除法がどのように進化・発展していくのか、はたして殺虫剤を必要としない世界が訪れるのかどうか、ともに考える機会になればと思っています。

池袋保健所の矢口昇さんは保健所職員として40年以上豊島区の衛生環境問題に携わってこられました。今回は、「保健所と衛生動物、最近の話題」と題して、トコジラミ、蚊、ネズミ、アタマジラミ、疥癬の問題など、現在区内で実際に起こっている様々な衛生動物の問題について、時間が許す限り話題提供していただきたいと考えています。ペストコントロール、防疫用殺虫剤、地方行政、昆虫研究など、さまざまな分野の方々にとって今後の活動のヒントとなる何かをご提供いただけるのではないかと期待しております。

日本寄生虫学会東日本支部大会との合同シンポジウムでは、「節足動物媒介性感染症研究のフロントライン」と題して、3名のシンポジストに講演していただきます。サシチョウバエが媒介するリーシュマニア症やデング熱・ジカウイルス感染症媒介蚊のウイルス媒介特性など海外(スイス、トルコ、フランス)からお招きした演者の方々にお話ししていただく予定となっております。その他、衛生動物に関する14題の一般講演も予定されております。

懇親会もご準備させていただきました(参加費3000円、学生1000円)。土曜日の開催で恐縮ですが、興味がある方は、是非ご参加を検討していただけますようお願い申し上げます。


その他、大会に関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。

国立感染症研究所昆虫医科学部
葛西真治(大会長)
Tel: 03-5285-1111(内線2424)
east(at)jsmez.gr.jp (@は(at)に変えてあります)

(国立感染症研究所 葛西真治)