応動昆、持続可能な社会を目指して: 一般社団法人 日本応用動物昆虫学会

国際シンポジウム「昆虫の新たな用途展開の可能性を探る」 Perspective on the utilization of insects for feed and food

(2016年11月 8日公開)

農研機構と農林水産省は共催で、11月29日(火)に国際シンポジウムを開催します。
本シンポジウムでは、海外から専門家を招き、食料・飼料としての昆虫利用の先進的な事例について紹介します。また、新たな昆虫利用の可能性を探っていきます。

概要

農研機構は、農林水産省と共催で国際シンポジウム「昆虫の新たな用途展開の可能性を探る」を下記のとおり開催します。国際連合食糧農業機関(FAO)が、食料・飼料への昆虫利用を促す報告書(Edible Insects)を2013年に公表しました。それ以降、海外では価格高騰した魚粉の代替に昆虫を活用する動きが活発になりつつあり、食材としての昆虫利用の動きもあります。対して日本では、新たな昆虫利用の動きはまだ活発とは言えない状況です。このシンポジウムでは、伝統的昆虫食文化や、昆虫食利用推進事例、飼料利用先進事例を紹介すると共に、昆虫の食・飼料利用に関する研究シ-ズを紹介することにより、当該分野の研究開発促進を図ることを目的としています。

日時
平成28年11月29日 (火曜日) 12時20分から16時30分まで

場所
日比谷コンベンションホール
(千代田区立日比谷図書文化館地下1階)
東京都千代田区日比谷公園1番4号

主催
農研機構、農林水産省

後援
国際農林水産業研究センター、水産研究・教育機構

定員
200名

申込方法
http://www.naro.affrc.go.jp/english/IFF/index.html
参加ご希望の方は、上記URLにアクセスし別紙参加申込書に必要事項を記入の上、
メールまたはFAXでお申し込みください。 申込書は参加登録からもダウンロードできます。

申込締切
11月15日(火曜日)

参加費 無料
※シンポジウム終了後の情報交換会は、会費4,000円

プログラム詳細(同時通訳)
11:30-12:15 受付
12:20-12:25 開会挨拶 農研機構 理事長 井邊 時雄
12:25-12:40 昆虫の食利用に関する国際的動向-FAO報告書から-FAO駐日連絡事務所長 Charles BOLIKO
12:40-13:10 文化資源としての昆虫食 立教大学教授 野中健一
13:10-13:55 持続的利用が可能な飼料タンパク源としての昆虫-養豚・養鶏- ワーヘニンゲン大学 家畜研究所 Teun VELDKAMP
13:55-14:40 水産養殖のための昆虫飼料アメリカミズアブ生産企業・EnviroFlight, LLC会長 Glen COURTRIGHT
14:40-15:00 休憩
15:00-15:30 魚類養殖用飼料原料としての昆虫の特性 愛媛大学 南予水産研究センター 教授  三浦 猛
15:30-15:50 海に住むムシの食用・魚粉代替の可能性 水産機構・中央水産研究所 西本 篤史
15:50-16:10 開発途上地域における動物飼料としての昆虫利用 国際農林水産業研究センター  中村 達
16:10-16:25 昆虫の新たな用途展開の可能性を探る:今後の展望 農研機構・生物機能利用研究部門  中島 信彦
16:25-16:30 閉会挨拶 農林水産省・農林水産技術会議事務局長  西郷 正道
17:00-19:00 意見交換会

連絡先
〒305-8517 つくば市観音台3-1-1
農研機構 本部企画調整部国際室 山田信行
電話: 029-838-8285 FAX: 029-838-8525
E-mail: yamadan213@affrc.go.jp

(農研機構 山田信行)