学会長からのご挨拶

2015-2016会長 岩淵 喜久男 (いわぶち きくお)

会長写真

東京農工大学大学院農学府生物制御科学専攻 教授

この度、日本応用動物昆虫学会会長に就任いたしました。2015年4月より2年間、副会長, 常任評議員、評議員等の皆さんの協力を得て、日本応用動物昆虫学会の運営、改革に尽力する所存です。会員の皆様、宜しくお願い申し上げます。

本学会は、私にとっては最も思い入れの強い学会で、初めての学会発表は本学会の大会、初めての論文発表は日本応用動物昆虫学会誌でした。学部生のときに入会し、その後、40年間会員として研究発表をさせていただき、また最近は常任評議員、副会長として本学会の活動に関わってきました。いうなれば、研究者としての私を育ててくれた学会ということになります。この度、学会の舵取りという重責を担うことになりましたが、この機会をこれまでの恩返しのつもりで頑張らせていただきたいと思います。

日本応用動物昆虫学会は、日本応用昆虫学会と日本応用動物学会を母体とする長い歴史をもつ学会です。今日では、農業害虫、森林害虫、衛生害虫、有用昆虫など、人間社会に直結した研究から、昆虫や小動物を対象とした生物学の基礎研究に至るまで、広範な分野の研究者が会員として参加されています。最近では、バイオインフォマティックスやバイオミメティックス、また、農業生産現場では、鳥獣害の問題や遺伝子組み換え作物の問題に関わる研究など、本学会が担う分野は多様化と拡大の様相を呈しており、学会の社会的役割はますます大きいものになってきています。

学会とは、本来的に、学術研究の情報交換を目的とする交流の場であります。本学会では、大会と誌が情報交換と情報発信の重要な要素であり、学会の顔です。会誌については、これまで、編集委員長のもと、論文の投稿から受理までの審査時間の短縮を達成してきました。今後、さらに会員の皆様の要望にお応えし、より投稿しやすい魅力的な会誌にしていきたいと思います。また、あわせて、欧文誌の電子ジャーナル化による運営経費の削減についても検討したいと思います。

さて、現在、日本応用動物昆虫学会が抱える最大の懸案事項は、学会の法人化問題です。現在の本学会は、任意団体であり、法律で定められた組ではありません。学会は、コンプライアンスの高い団体として認識され、さらに社会的信用を高めることが必要です。これまで、法人化に向け議論を進めてきたところではありますが、今後は諸問題について具体的に検討を進め、本学会が将来に向けてよりよい方向に着実に歩めるよう努力していきたいと思います。会員の皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。

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