2004年6月アーカイブ

【応動昆 お知らせメール】 003号

日本応用動物昆虫学会会員の皆さまへ

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 「お知らせメール」 2004/06/28
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■■ 目次 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■1 会員からの情報提供 -岡山大学昆虫学土曜セミナー-
■2 会員からの情報提供 -中央農研虫害防除部セミナー-
■3 会員からの情報提供 新刊紹介「線虫学実験法」

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■1 会員からの情報提供 -岡山大学昆虫学土曜セミナー-

 タイトル:ショウジョウバエをもちいた概日時計機構の分子メカニズムの解析
 講演者:松本顕(九州大学 大学教育センター)
 日時:2004年7月17日(土)14:00~17:00
 場所:岡山大学農学部第1講義室(1号館南側1階)
 
 尚詳しくはHPをご覧ください。
 http://www.agr.okayama-u.ac.jp/LIPM/seminar.html
 
                         (岡山大 中筋房夫)

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■2 会員からの情報提供 -中央農研虫害防除部セミナー-

 中央農研 虫害防除部では以下の通りセミナーを開催いたします。
 今回は、大阪市大で学位をとられ4月から中央農研で仕事をされている
 橘真一郎さんと、6月に九州沖縄農業研究センターからJIRCASに移って
 こられた佐野善一さんのお2人にお話をしていただきます。
 
 みなさま多数のご参加をお待ちしております。
 
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 第28回虫害防除部セミナー
 
 日時: 2004年6月30日(水) 15時から
 場所: 茨城県つくば市 観音台3-1-1
     中央農業総合研究センターA地区4階 419号室(会議室)
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 ヒロズキンバエ幼虫休眠の環境による制御
 橘真一郎(虫害防除システム研究室・非常勤研究員)
 
 多くの昆虫は生殖や成長に適さない季節を休眠という特別な生理状態に入る
 ことで生き延びている。そしてこれらの昆虫の多くは休眠にいつ入り、そし
 ていつ終わらせるのかということを一年を通して変化するさまざまな環境要
 因によって決めている。今回のセミナーでは、ハエ目クロバエ科に属するヒ
 ロズキンバエの幼虫休眠に環境要因(光周期・温度)がどのように関わって
 いるのかについて紹介したい。
 [休眠の誘導・維持]休眠の誘導には休眠に入る幼虫(子世代)自身とその
 幼虫を産んだ親世代の二世代に渡って経験した光周期と温度が影響していた。
 さらに、光周期と温度は休眠に入った後の休眠の持続期間にも影響をあたえ
 ていることがわかった。また、親世代としては、メス個体が成虫期に経験し
 た光周期と温度のみが、子世代の休眠の誘導に影響を与えていることがわ
 かった。
 [休眠の終了]本種の休眠は環境変化がなくても日数が経過すると自発的に
 終了したが、その場合休眠期間は長く、蛹化は不斉一に起こった。しかし低
 温を経験させると、低温経験日数に応じて休眠期間は短縮した。また、高
 温、長日にも休眠期間短縮の効果が見られ、その場合には低温に比べ休眠は
 急速に終了した。
 [休眠・発育と熱ショックタンパク質の発現との関係]休眠の誘導・終了に
 伴って遺伝子の転写レベルでどのような変化が起こっているのかを、休眠と
 の関連性が示唆されている熱ショックタンパク質遺伝子(Hsp)のmRNA量を
 指標として調べた。その結果3種のHsp(Hsp23、Hsp70、Hsp90)において休
 眠との直接の関連性は見られなかったが、蛹の形態形成とHsp90の発現との
 関連性が示された。その結果から休眠幼虫は休眠を終了させる条件に移され
 ると、ごく早い段階で休眠を終えて蛹への発育を再開していることが示唆さ
 れた。
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 サツマイモネコブセンチュウ2期幼虫の生存適応
 佐野善一(JIRCAS)
 
  サツマイモネコブセンチュウは熱帯から暖温帯にかけて広く分布する極め
 て多犯性の植物寄生性線虫である。畑作物や野菜類など多くの作物に加害し、
 深刻な被害を与えている。根の内部に定着して寄生する線虫で、卵から孵化
 して土壌中に生息する2期幼虫のみが感染性ステージである。卵には休眠性
 がないため、温度や水分条件が満たされれば速やかに孵化が進み2期幼虫と
 なる。土壌中の2期幼虫は卵に由来する脂質を中心とした貯蔵養分を消費し
 ながら生存し、植物への寄生のチャンスを窺う。それゆえこのステージの生
 存の良否はこの線虫の永続に直接関係する。また、防除が主にこのステージ
 を対象に行われ、防除対策もこのステージの調査に基づいて立てられること
 から、農業面からも重要である。 2期幼虫の生存には、温度、水分、酸素
 などの環境要因が影響することが実験的に明らかにされている。しかし、土
 壌は粘土や砂といった一次粒子の単なる集合体ではなく、これらが団粒化し
 た非常に複雑な構造をしている。土壌中では線虫は孔隙中において水の被膜
 に被われて生存していると考えられているが、こうした土壌構造は、土壌の
 微視的な環境条件を様々に変化させ、線虫の生存にも大きく影響していると
 考えられる。
  この報告では、サツマイモネコブセンチュウ2期幼虫の土壌中での生存に
 ついて紹介するが、対象とする土壌は国内の畑作地帯に広く分布し、団粒構
 造が発達しやすい黒ぼく土である。この土壌では線虫が増殖しやすく、被害
 が激しく発生する。報告の内容は、一つは団粒構造が2期幼虫の生存に及ぼ
 す影響についてで、2期幼虫は団粒内部に侵入した状態で多量の貯蔵養分を
 保有しながら長期間生存し、外部では死亡は速かった。同じ黒ぼく土でも、
 線虫の侵入が可能な団粒が発達していない土壌では死亡が速やかに進み、団
 粒の発達が悪い砂質土壌でも同じ傾向が見られた。2期幼虫の生存には団粒
 の発達した土壌が適していると考えられる。
  二つ目は土壌中で長期的に生存している2期幼虫の生理活性の変化に関し
 てで、活動性、具体的には幼虫が脱脂綿薄層のフィルターを通過する時間を
 生理活性の指標として解析した。結果としては、孵化直後の2期幼虫は活動
 性が極めて高く、半数の個体がフィルターを通過する時間(MT50)は10数分
 であった。ところが、土壌中で貯蔵養分を保持しながら長期間生存する幼虫
 ではMT50が次第に大きくなり、1ヶ月後には10時間以上となった。貯蔵養分
 の消費が早く、短期間で死亡した一部の幼虫では、活動性が大きく低下する
 ことはなかった。MT50の比較から、長期間生存した幼虫では生理活性が孵
 化直後の数10分の1に低下していることを示唆するが、この現象から、土壌
 中の2期幼虫は生理活性の低い状態となって、貯蔵養分の消費を抑制しなが
 ら長期間生存していくと考えられる。一般の圃場でも長期間生存している2
 期幼虫のMT50は非常に大きく、12~24時間であった。
  団粒構造が発達し、保水性、通気性、土壌空間等に富んでいる黒ぼく土
 は、作物の栽培中は線虫が団粒外部の活動に適した孔隙を利用して旺盛に増
 殖でき、寄主植物のない裸地条件下では団粒内部で生理活性の低い状態と
 なって長期間生存できるため、線虫にとって非常に好適な土壌といえ、この
 ことがこの土壌で作物の被害が発生しやすい主要な要因と考えられる。
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                        (中央農研 石崎摩美)

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■3 会員からの情報提供 新刊紹介「線虫学実験法」

 線虫学実験法
 ISBN-9901897-1-X C3045
 日本線虫学会刊
 B5版、247頁、定価3000円(税込)、送料340円
 
  本書は農作物を加害する土壌有害線虫、松枯れの材線虫、昆虫寄生性線
 虫、Cエレガンス、海産線虫など全ての線虫を対象とし、線虫学の基礎から
 応用まで幅広い実験技術を網羅しています。第1章~5章(合わせて77頁)
 は種の同定に役立つ技術(線虫の一般形態、標本作製技術、光学顕微鏡レベ
 ルの形態観察法、走査電子顕微鏡による観察法、分子生物学的な線虫同定技
 術)を解説しています。第6章(全56頁)と第12章(全18頁)には農作物の
 植物防疫に関わる研究者・技術者に特に有用な実地技術を具体的に解説して
 います:すなわち、土壌試料の採り方、土壌、根、植物体からの線虫分離
 法、植物組織内線虫の調査法、作物被害の査定法、様々な線虫培養・飼養
 法、線虫寄生菌や線虫捕食菌等の線虫関連微生物実験法、線虫防除実験法
 (殺線虫剤、対抗植物、生物農薬の試験法等)などです。執筆には線虫学会
 員の専門研究者が手弁当で当たりました。秘蔵のテクニックを惜しまず公開
 していますし、実体験に基づいていますから、技術の解説は詳しく丁寧で
 す。線虫を調べたいがどうしたら良いのか分からない。そんな悩みを持つ技
 術者に待望の実験書と言えます。目次の詳細は線虫学会のホームページ:
 http://senchug.ac.affrc.go.jp/から閲覧でき、このホームページから購入
 申込みもできます。店頭販売は行っていません。問い合わせは線虫学会:電
 話029-838-8839、FAX 029-838-8837まで。
 
                       (中央農研 水久保隆之)

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■ 本メールは、日本応用動物昆虫学会会員の方へ、          ■
■ 常任評議員会の承諾を得て、ホームページ委員会が配信しています。 ■
■                                 ■
■ 本メールに関するお問い合わせは、                ■
■ mailto:odokon-admin@ml.affrc.go.jp まで お願いいたします。  ■
■                                 ■
■ 日本応用動物昆虫学会 website http://odokon.ac.affrc.go.jp/ja/ ■
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【応動昆 お知らせメール】 002号

日本応用動物昆虫学会会員の皆さまへ

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 「お知らせメール」 2004/06/24
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■■ 目次 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■1 会則・規定の改正の主なポイント
■2 J-STAGEヒット数月別データ
■3 会員からの情報提供 -国際シンポジウム-
■4 メールアドレスについて

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■1 会則・規定の改正の主なポイント

 春の総会で会則・規定などが改正されました。その主なポイントをまと
 めました(条項の番号は改正後のものです)。和文誌の2号に、新しい
 会則が掲載されていますので、ご参照下さい。
 
 A.評議員選挙について
  (変更点は、今年秋の次期役員選挙から適用されます)
   現在、評議員は65名います(学会誌の表表紙の裏側をご覧下さい)。
  今年の8月中旬に投票用紙をお届けします。投票締め切りは9月13日の
  予定です。お忘れなく、皆さんの投票をお願いします。
 
  1.選挙区が全国6地区(北海道・東北・北陸地区、東関東地区、西関
   東地区、東海・近畿地区、中国・四国地区、九州地区)になりました。
   (これまで10地区でしたが、地区によっては会員数が少ないため、少な
   い地区を合併して、地区間の差を若干是正しました。)
   【役員選挙細則5】
  
  2.女性・若手枠を設けました。(女性や若手の積極的な参加を促すた
   め、各地区の2割弱の評議員数を女性・若手の枠にし、一般枠とは
   別個に投票します。)【役員選挙細則6,7】
 
 
 B.常任評議員会メンバーについて
   学会の役員会として、通常年一回評議員会が開かれますが、その他
  に常任評議員会が2~3ヶ月に一回開かれ、学会の運営について検討さ
  れます。昨年からは、メールを介した常任評議員間の討議も行われてい
  ます。
 
  1.これまで、事務次長の役職は、必要に応じて設けていましたが、次
   回からは、正式に常任評議員会発足時に役職として設けられます。
   (事務量の増加などに対応します。)【会則第16,31条】
  
  2.編集委員長になるには、評議員でなくても良いことになりました。
   (適切な方がたまたま評議員に選ばれていない場合を想定しました。)
   【会則第16,26条】
  
  3.常任評議員会のメンバーは、会長、副会長、常任評議員(ふつう4
   人)、編集委員長、事務長、事務次長の9人となります。(これまで、
   事務長、事務次長は常任評議員ではないため、常任評議員会の正式メン
   バーとはなっていませんでした。そこで、常任評議員会のメンバーを明
   確にしました。)【会則第25条】
 
 C.その他
 
  1.名誉会員の推挙には、これまで評議員会の議決を必要としましたが、
   常任評議員会で決めることになりました。(手続きの簡素化などのため)
   【会則第6条】
  
  2.学会賞・奨励賞の受賞者は、会誌に総説を投稿するように義務づけ
   られました。【授賞規定5】
  
  3.編集委員会は雑誌の編集に専念することになり(その他出版物の編
   集には係わらない)(編集委員会規定1)、和文編集責任者、英文編集
   責任者のポストを明確にしました。(よりよい会誌を目指すためです。)
   【編集委員会規定2】

                          (総務 野田博明)

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■2 J-STAGEヒット数月別データ

 日本応用動物昆虫学会の和文誌と英文誌は、科学技術振興機構の科学技術情
 報発信・流通総合システム(J-STAGE)に電子ジャーナルとして収載されて
 います。これらの会誌に対して毎月アクセスされた件数が機構から送られて
 きますので、その推移を以下に示します。グラフ化されたものは、応動昆ホー
 ムページ(http://odokon.ac.affrc.go.jp/ja/whatsnew/040624.html)でも
 ご覧いただけます。今年に入ってアクセス数が急激に伸びていて、応動昆の
 論文に対する関心の高さがわかります。今後、引用が増えることが期待され
 ます。
    AEZ JJAEZ
   2002年10月 7 5
   2002年11月 237 197
   2002年12月 300 287
   2003年 1月 314 274
   2003年 2月 314 249
   2003年 3月 435 383
   2003年 4月 497 400
   2003年 5月 417 308
   2003年 6月 381 319
   2003年 7月 361 310
   2003年 8月 412 279
   2003年 9月 516 311
   2003年10月 471 237
   2003年11月 327 186
   2003年12月 487 249
   2004年 1月 1547 785
   2004年 2月 3787 2378
   2004年 3月 4162 2337
   2004年 4月 4145 1856
   2004年 5月 4931 2854

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■3 会員からの情報提供 -国際シンポジウム-

 第8回アザミウマとトスポウイルスに関する国際シンポジウムのお知らせ

 標記国際シンポジウムが下記の日程で開催されます。内容はアザミウマの生
 物学、植物との相互作用、分類、総合防除、ウイルス媒介性、アザミウマと
 トスポウイルスとの相互作用、トスポウイルスの疫学、生物学、植物のトス
 ポウイルス抵抗性などで、ウイルスと媒介昆虫の専門家が一堂に会して情報
 交換を行うユニークな会議です。関心のある方は http://www.istt2005.net
 をご参照下さい。
 The VIII International Symposium on Thysanoptera and Tospoviruses
 September 11-15, 2005
 Asilomar Conference Grounds, Pacific Grove, California
 Information and Registration: http://www.istt2005.net

                       (野菜茶研 本多健一郎)

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■4 メールアドレスについて

 「お知らせメール」1号を配信してから、会員の方からいくつか質問が
 ありました。ここに紹介したいと思います。

 Q:応動昆の会員以外でも配信を受けることが出来ますか?
 A:残念ながら、できません。「お知らせメール」は会員向けサービスで
  すから、会員にならないと配信を受けることはできません。
   ただし、会員が、内容を個人的に転送していただく分には構いません。
  また、バックナンバーは配信とほぼ同時に応動昆ホームページに掲載し
  ますので、そちらをご覧下さい。

 Q:私は会員なのに、「お知らせメール」が来ませんでした。
 A:あなたの会員名簿第17号(2003年11月発行)に掲載されているメール
  アドレスは正しいですか? 第1号は、この名簿のアドレスをもとに送信
  しましたが、200名以上の方から、User Unknownなどの理由で返送されて
  きました。会員名簿に掲載するアドレスは、以下の「入退会・所属・住所
  変更 web受付」から変更できますので、変更をお願いします。
   http://odokon.ac.affrc.go.jp/ja/change.html
   ただし、今後は会員名簿の管理(事務局が担当)と「お知らせメール」
  配信リストの管理(HP委員会が担当)は別々に行いますので、メールアド
  レスの変更は、両方にお願いします。「web受付」の備考欄に「お知らせ
  メールの配信アドレスも変更希望」と記入していただければ、事務局から
  「お知らせメール」管理者に転送されます。
   また、会員名簿に載せないメールアドレスで「お知らせメール」の配信
  を受けることも可能です。この場合は、「お知らせメール」管理者
  (mailto:odokon-admin@ml.affrc.go.jp)にのみお知らせください。

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■ 本メールは、日本応用動物昆虫学会会員の方へ、          ■
■ 常任評議員会の承諾を得て、ホームページ委員会が配信しています。 ■
■                                 ■
■ 本メールに関するお問い合わせは、                ■
■ mailto:odokon-admin@ml.affrc.go.jp まで お願いいたします。  ■
■                                 ■
■ 日本応用動物昆虫学会 website http://odokon.ac.affrc.go.jp/ja/ ■
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【応動昆 お知らせメール】 001号

日本応用動物昆虫学会会員の皆さまへ

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 「お知らせメール」 2004/06/15
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■■ 目次 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■1 会長からのご挨拶
■2 「お知らせメール」の配信について
■3 「お知らせメール」の仕組みについて
■4 お問い合わせ先、配信について

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■1 会長からのご挨拶

  日本応用動物昆虫学会の会員の皆様には、日頃から学会の発展にさまざま
 な貢献をしていただいており、心より感謝申しあげます。
  さて、この度学会のホームページ委員会のご努力で、メールアドレスをお
 持ちの会員に対し、広報のための電子メール配信サービス「お知らせメール」
 を発行することになりました。これまでも、学会の運営に関しては、大会総
 会、和文誌の会記、学会HPなどでそのつどお知らせしてきました。また、
 評議員の方々には、昨年から、常任評議員会での審議の結果を、そのつど
 メールで広報しております。しかしながら、情報社会の進展に伴いまして、
 すべての情報伝達に迅速性が求められており、会員の方々にも学会運営に関
 わる情報を出来るだけ早くお知らせするのが良いと考えました。事務局から
 の広報は、議事録のコピーのような無味乾燥なものではなく、背景説明も含
 めて皆さんにご理解いただけるようなものになるよう努力したいと思ってい
 ます。
  さらに、この「お知らせメール」は事務局から皆さんへの一方通行の情報
 伝達ではなく、会員が事務局や評議員会へ意見を述べたり、皆さんから、会
 員に知らせたい情報を伝達する媒体としても利用することができます。それ
 らには、研究会の案内や人事採用情報など、いろいろあるでしょう。それら
 を、メール管理者を通じて行うことが出来ます。会員の皆さんが有効に利用
 されることを期待しています。
  最後に、皆さんのご研究のますますの発展を祈っております。
                          (会長 中筋房夫)

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■2 「お知らせメール」の配信について

  ホームページ委員会では、(1)学会の質的向上、(2)会員の皆様へのサービ
 スの充実、(3)一般社会への貢献という観点から、ホームページの改革を進
 めています。その一環として、会員の皆様を対象に役立つ情報を、「お知ら
 せメール」という形で、提供することになりました。内容は、学会からのお
 知らせや人材公募、研究助成等の公募案内、書評等です。また、会員の方か
 ら会員の皆様に情報を流したい場合にも、この「お知らせメール」が活用で
 きるかと思います。今回は、学会事務局にメールアドレスが登録されている
 会員の皆様全員に配信しましたが、今後は希望者のみに配信しますので、配
 信する必要のない会員はお手数でもメールマガジン管理者までご連絡くださ
 いますようお願い申しあげます。なお、今回配信されなかった会員で、ぜ
 ひ参加したい会員がございましたら、その旨メールマガジン管理者までお申
 し出くださるようお伝えください。ホームページ委員会としては、多くの会
 員がこの「お知らせメール」に参加していただき、学会と会員の皆様との
 コミュニケーションが図られれば幸いです。なお、ホームページ委員会で
 は、皆様からのご意見を拝聴しながら、より良いホームページを目指してい
 きたいと考えています。皆様からのご意見やご提案もお待ちしています。ホ
 ームページに関するご意見はホームページ管理者(khonda@affrc.go.jp)、
 「お知らせメール」に関するご意見はメールマガジン管理者
 (odokon-admin@ml.affrc.go.jp)までお寄せください。会員の皆様から
 お寄せいただいたご意見等は、ホームページ委員会および常任評議員会で検
 討し、今後の参考とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
                 (ホームページ委員長 上遠野冨士夫)

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■3 「お知らせメール」の仕組みについて

 応動昆からの「お知らせメール」は、農林水産省農林水産研究計算センター
 にあるメールサーバを利用して運用されています。一般的なメーリングリス
 トのソフトを利用していますが、「お知らせメール」では以下のような制限
 があります。
 
 (1) 配信アドレスについて
 このメールをお送りしている方は、学会名簿に連絡先としてメールアドレス
 を載せている方です。しかし、個人情報保護のため参加者のアドレスリスト
 は公開しておりません。
 
 (2) 参加者は「お知らせメール」に直接は投稿できません。
 現在は管理者のみが投稿できるようになっています。「お知らせメール」に
 間違って返信した場合には、そのメールは「お知らせメール」には配信され
 ず、管理者の元に届きます。
 
 (3) 「お知らせメール」へ情報を載せたい場合
 会員の方は、だれでも「お知らせメール」に情報を提供できます。内容は、
 応用動物昆虫学に関するセミナー・シンポジウムの案内や、人材公募情報、
 研究助成金の案内などです。そのような情報がありましたら「お知らせメー
 ル」管理者(odokon-admin@ml.affrc.go.jp)まで原稿をお送りください。
 常任評議員会のメール会議で問題ないと判断した後、配信いたします。
 
 (4) 配信の頻度
 配信は、不定期です。現在のところ、一ヶ月に数通程度を予定しています
 が、変わっていくかもしれません。皆さんからの情報提供次第です。

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■4 お問い合わせ先、配信について

● お問い合わせ先

 「お知らせメール」は、常任評議員会から委託を受けてホームページ委員会
 が運営しています。「お知らせメール」に関するお問い合わせ・ご意見など
 は odokon-admin@ml.affrc.go.jp までメールでお願いします。ただし、
 必ずしもすべてのお問い合わせに返答できるとは限りませんので、あらかじ
 めご了承下さい。

● 配信を希望されない方、アドレスを変更希望する方へ

 「お知らせメール」は、学会からの重要な情報や、応用動物昆虫学に関する
 話題などを迅速に提供していきます。したがって、メールアドレスをお持ち
 の会員の方々には是非とも読んでいただきたいのですが,万が一配信を希望
 されない方は、odokon-admin@ml.affrc.go.jp までメールでご連絡下さい。
 この際、必ず「お知らせメール」が配信されたメールアドレスを明記してく
 ださい。
  また、配信アドレスの変更希望も受け付けます。この際も、新旧のアドレ
 スを明記した上で、odokon-admin@ml.affrc.go.jp までご連絡下さい。
  メールによるコマンド送信によって、管理者を通さずに変更届けを出すこ
 とも可能です。詳しくは、「お知らせメール」のサポートページをご覧下さ
 い。
  サポートページ http://odokon.ac.affrc.go.jp/ja/oshirasemail.html

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■                                 ■
■ 本メールは、日本応用動物昆虫学会会員の方へ、          ■
■ 常任評議員会の承諾を得て、ホームページ委員会が配信しています。 ■
■                                 ■
■ 本メールに関するお問い合わせは、                ■
■ mailto:odokon-admin@ml.affrc.go.jp まで お願いいたします。  ■
■                                 ■
■ 日本応用動物昆虫学会 website http://odokon.ac.affrc.go.jp/ja/ ■
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日本農業害虫大事典

  • 梅谷献二・岡田利承 編
  • 出版: 全国農村教育協会
  • ISBN: 4-88137-103-7 C3545
  • 2004年、B5判、1,203頁、定価50,000円

構想から10余年、B5判、1,203ページ、重量約3kg、20世紀応用昆虫学の集大成とも言える文字通り重厚な事典が2003年5月に上梓された。本書は同じ全農教から1998年に出版された「日本植物病害大事典」の姉妹書として企画されたものである。そのためか、サイズ、ページ数、価格がほぼ同一であるばかりでなく、ともに作物別に病害虫が記述されるなど、体裁・内容ともきわめて類似した作りになっている。装丁は「害虫」が青、「病害」が赤。書棚にこの2冊が並べば、国内の植物保護に関するデータバンクとして、多くの疑問に答えてくれるだろう。

本書は2部構成で、巻末には収録害虫の分類表と索引が配置されている。収録された作物と害虫は本学会編集の「農林有害動物・昆虫名鑑」(1987)(通称「名鑑」、現在改訂作業中)に準拠しているが、害虫の範囲を有害無脊椎動物とし、脊椎動物は含まれていない。また、林木・養蚕などの項目も除外されている。第1部・作物別害虫解説はイネ、畑作物、野菜、果樹、特用作物、牧草・飼料作物、花卉、庭木、シバ類、貯穀・貯蔵植物性食品に区分し、約1,800種について延べ約5,000項目にわたり約4,500枚のカラー写真とともに個別解説されている。この1ページ当り4-5枚配置されたカラー写真によって、本書は視覚に訴える「読み物」としても十分楽しめる。第2部・主要害虫群概説は各害虫群の形態・分類・加害様式・生態に関する解説と主要な害虫種を含む科の説明が加えられている。概説とはいえ、専門家17名の分担執筆による総計110ページ以上にわたる総説であり、入門教科書を凌駕する内容量がある。

本書の使用場面を想定すると、検索図鑑ではないので、種名が判明したもの、あるいは近縁種について、害虫名索引を利用して解説ページにたどり着くことが多いと思われる。そこで問題になるのが、複数の作物を加害する害虫である。広食性害虫になると数十カ所にまたがって解説されていることも珍しくない。そのため、意図する作物・害虫に関する解説ページを索引から探し出すには時間と根気が必要になる。さらには、広食性害虫の作物別解説を同一担当者が執筆している場合、部分的には全く同じ表現が繰り返され、同じ写真が使われていることもある。作物別掲載方針は、「日本植物病害大事典」(植物病害の寄主特異性と統一的な命名システムにより全作物について全病害の登載を実現)との一貫性を重視したためと思われるが、限られた紙数で網羅的記述を目指す大事典ならば、冗長性は極力排除されるべきであった。植物病害にはない広食性害虫に対し、画一的な作物別の記述方法には、やはり無理があったと言わざるを得ない。とは言え、作物ごとの害虫を概観するには作物別編集が最適であり、広食性害虫の取り扱いは、収録害虫の取捨選択と同様に、編集者を最後まで悩ませたことであろう。

発刊後の図鑑・事典類が避けて通れない問題に、誤植の訂正と内容の更新がある。本書も例外でなく、正誤表が付されているが、それ以外にも、写真の裏焼きや明らかな誤植が散見される。大事典であるだけに、未発見の誤植も相当な数になるだろう。そこで、出版社のウェブサイトを通して、誤植に関する情報を読者に求め、それをHP上で公開してほしいものである。同様に、新害虫の出現など内容の追加・変更に関しても、HP上で随時公開すれば、本書はいつまでも色あせることがないだろう。今後は、当然のことながら、書籍全体の電子媒体化が期待される。

個人で購入するには、価格面からも、やや「重すぎる」が、各研究機関には少なくとも1冊常備されるべき記念碑的事典である。本書の内容見本については、下記URLを参照されたい。

(中央農業総合研究センター 守屋成一)

「ただの虫」を無視しない農業 -生物多様性管理-

  • 桐谷圭治 著
  • 出版: 築地書館
  • ISBN: 4-8067-1283-3
  • 2004年、192頁、2,400円(税別)

日本を代表する生態学者、応用昆虫学者として著名な桐谷圭治氏が70歳代半ばにして、一人で書き下ろした著書が出版された。和歌山県や高知県の農業試験場で1960年代から化学農薬の乱用に警告を発し、減農薬害虫防除、のちに総合的害虫管理(IPM)と言われる考え方を提案し、実証してきた桐谷氏がIPMの行き着く先は総合的生物多様性管理(IBM)でなければならないという氏の最近の主張を、本書で展開している。

本書は第1章:農業の将来、第2章:化学的防除の功罪、第3章:有機農業の明暗、第4章:施設栽培の生態学、第5章:総合的生物多様性管理(IBM)の5章で構成されており、巻末に1800年代後半からの日本と世界で起こった特筆すべき事象をまとめた、害虫防除の年譜がつけられている。

言うまでもなく、ここでのIBMは、米国の有名なコンピューター会社のことではなく、Integrated Biodiversity Managementの略語で、桐谷氏によると「ただの虫の世界」なのだそうである。その意味するところは、農業生態系の多様性を保つことで、特定の害虫の多発生が抑制されるであろうと予測されることから、できるだけ生物多様性が保たれるような生態系を作り上げていこうというものである。これまでの害虫防除は、水田、畑地、果樹園などの作物ごとを対象に個別に行われてきた。しかし動物の多くは、それら生態系の区分とは関係なく生存の場としている。例えば、ウンカ、ヨコバイの天敵のコサラグモ類は、畑地ではハスモンヨトウの重要な天敵でもあり、季節的に水田と畑地の間を移動している。もちろん果樹園にも周辺の草地にも生息しており、何らかの働きをしているであろう。この場合、「近代農業」を熱心にやっている畑地の隣の水田で、「環境保全型農業」を試みても成功しないであろう。地域に存在する各種農業生態系をパッケージにして、総合的な管理を目指すべきであるというのが桐谷氏の主張である。

先にも述べたように、桐谷氏は既に70歳代半ばであり、いわば老人である。老人が何かを書くと、とかく内向きの思い出話になりがちである。そして古い時代を知らない若者にとっては、それは面白くも可笑しくもない。しかし本書に限っては、そのような先入観を持たないで、是非一度実際に手にとって見ていただきたい。現職を引退してから10年以上にもなるが、今でも学会や各種の研究会の前席でこの人を見かけないことが無い。それほど熱心に勉強し、現場の若い人を知り、どん欲に新しい情報を集めている。もちろん、桐谷氏の思想の原点は、和歌山や高知の害虫防除のフロントでの体験であり、その時代に得たデータが論理の基礎を成してはいるが、それに最新の豊富な情報を加えてIBM理論を展開していることを知り、読者は何がしかの対価を払ったことに満足する筈である。

(岡山大学農学部 中筋房夫)

休眠の昆虫学 季節適応の謎

  • 田中誠二・檜垣守男・小滝豊美 編著
  • 出版: 東海大学出版会
  • ISBN: 4-486-01642-4
  • 2004年、329頁、3,200円(税別)

本書は田中誠二氏他2名の編集による昆虫の休眠に関する最近のトピックスを収録した専門書であり、弘前大学農学部の昆虫学者安藤喜一教授の定年退官を記念して出版されたものである。序章と第1部「季節と休眠」第1章:イナゴ類の卵休眠と季節適応を安藤氏が執筆している。普通休眠は冬の寒さに耐える備えとして発達した適応的性質であるが、イナゴの卵を冬に調べてみると、休眠に入る前のもの、休眠期のもの、既に休眠から醒めたものなどいろいろな胚発生の段階のものが混ざっている。これは秋に産卵された時期が違うことによる。冬にも温度が0度以下に下がらない土の中に産まれて冬を越すには、卵の状態が異なることは差し支えない。安藤氏はこのイナゴの休眠は、冬の寒さに耐えるというより、単に越冬前に胚発生が進みすぎないように調節するためのものであると考えている。休眠にも、その機能にはいろいろあることが分かる。第1部はこの他6名の分担者が執筆している。

第2部は「気候と休眠」で、生活史の気候適応理論で有名な正木進三氏、日本昆虫学会長の石井実氏他5名が分担執筆している。第3部は「厳しい季節を生き抜く仕組み」で、現在の昆虫学分野で唯一人の女性教授、後藤三千代氏と他3名が分担執筆している。第4部は「季節を読み取る仕組み」で、今年の日本応用動物昆虫学会賞受賞者の沼田英冶氏他3名が分担執筆している。第5部は「休眠のホルモン制御と人工覚醒」で、編者の一人の小滝豊美氏他4名が分担執筆している。休眠研究で最近進歩の著しい分子遺伝学的研究成果が随所に紹介されていることが、とくに本書の価値を高めている。

本書の執筆者は全部で24名にのぼり、いずれも活発に研究活動を行っている研究者である。日本の昆虫学の分野での生活史や休眠の研究者の層の厚さを感じさせる。とりわけ、正木氏の流れをくむ弘前学派ともいうべき研究者軍団の活躍が著しい。執筆者の中の少なくとも10名がそれであり、さらに彼らのお弟子さんたちも含まれる。創始者の正木氏が余りにも著名であるために、後継者の安藤氏はいくぶん地味な存在に見えるが、彼のバッタ目昆虫の休眠研究は最近になって広く知られるようになり、高く評価されている。学会などで旅行するときにも、必ずイナゴなどの研究材料を採集してまわる姿に、安藤氏の研究へのなみなみならぬ情熱を感じる。休眠は、移動分散とともに昆虫の生活史を理解する基本である。会員の方々に是非本書を読まれることをお勧めする。

(岡山大学農学部 中筋房夫)

線虫学実験法

  • 日本線虫学会 編
  • 出版: 日本線虫学会
  • ISBN: 9901897-1-X C3045
  • 2004年、B5版、247頁、定価3,000円(税込)、送料340円

本書は農作物を加害する土壌有害線虫、松枯れの材線虫、昆虫寄生性線虫、C.エレガンス、海産線虫など全ての線虫を対象とし、線虫学の基礎から応用まで幅広い実験技術を網羅しています。第1章~5章(合わせて77頁)は種の同定に役立つ技術(線虫の一般形態、標本作製技術、光学顕微鏡レベルの形態観察法、走査電子顕微鏡による観察法、分子生物学的な線虫同定技術)を解説しています。第6章(全56頁)と第12章(全18頁)には農作物の植物防疫に関わる研究者・技術者に特に有用な実地技術を具体的に解説しています:すなわち、土壌試料の採り方、土壌、根、植物体からの線虫分離法、植物組織内線虫の調査法、作物被害の査定法、様々な線虫培養・飼養法、線虫寄生菌や線虫捕食菌等の線虫関連微生物実験法、線虫防除実験法(殺線虫剤、対抗植物、生物農薬の試験法等)などです。執筆には線虫学会員の専門研究者が手弁当で当たりました。秘蔵のテクニックを惜しまず公開していますし、実体験に基づいていますから、技術の解説は詳しく丁寧です。線虫を調べたいがどうしたら良いのか分からない。そんな悩みを持つ技術者に待望の実験書と言えます。

目次の詳細は線虫学会のウェブサイトから閲覧でき、このウェブサイトから購入申込みもできます。店頭販売は行っていません。

問い合わせは線虫学会: 電話029-838-8839、FAX 029-838-8837まで。

(中央農業総合研究センター 水久保隆之)

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