2005年2月アーカイブ

【応動昆 お知らせメール】 031号

日本応用動物昆虫学会会員の皆さまへ

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 「お知らせメール」 2005/02/22
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■■ 目次 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■1 会員からの情報提供 新刊紹介「日本産水生昆虫-科・属・種への検索」
■2 会員からの情報提供 第68回昆虫生理生態談話会のお知らせ
■3 J-STAGEヒット数月別データ(2月版)

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■1 新刊紹介「日本産水生昆虫-科・属・種への検索」

川合禎次・谷田一三 共編
出版:東海大学出版会
ISBN:4-486-01572-X
2005年,B5版,1,342頁,定価32,000円(税別)

水生昆虫と言われる昆虫グループは,彼等の幼虫時代あるいは幼虫と蛹時代
を水中で生活し,成虫になって空気中へ出ても,主として水辺で生活する昆
虫の総称である。害虫としては,鱗翅目のミズメイガ,双翅目のガガンボ,
カ,ブユ,アブ,チョウバエ,ユスリカなどが含まれるが,害虫の天敵とし
て,トンボ目,半翅目のアメンボ,膜翅目の寄生蜂類などがある。さらに,
水田のウンカ,ヨコバイ類の天敵であるクモ,カエルなどの被食者として,
その増殖に寄与するユスリカ類も水生昆虫に含まれる。
水生昆虫の研究のために不可欠の分類同定には,これまで『日本産水生昆虫
検索図説』川合禎次編(1985年:東海大学出版会刊)があってよく利用され
てきたが,このほど20年ぶりに大幅な増補改訂がおこなわれた。執筆者も
15人から35人,頁数も3倍以上となり,これまでの幼虫検索に成虫検索
も加えられ,内容的にもきわめて充実したものとなっている。
総論では,「水生昆虫とは」,「水への適応」,「水生昆虫研究の史的展
望」の各章があり,各論は水生昆虫幼虫の目の検索表からはじまり,カゲロ
ウ目,トンボ目,カワゲラ目,半翅目,ヘビトンボ目,アミメカゲロウ目,
トビケラ目,膜翅目,鱗翅目,コウチュウ目,双翅目の各目の概説のあと,
科,属,種に至る検索表が豊富な原図,写真と共に示されている。各目ごと
(双翅目では科ごと)に付されている参考文献と巻末の学名及び和名の索引
は研究者にとって便利であろう。
水生昆虫は,これまで河川水系の環境評価の指標として注目されてきたが,
近年,水田の環境保全機能や生物多様性が評価されるようになり,水田や水
路における害虫の天敵としてのトンボ,アメンボ,また天敵の被食者として
のユスリカ,さらに一般的な生き物調査などにあたり、本書の活用場面は大
きく拡がるものと思われる。
                           (小山重郎)

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■2  第68回昆虫生理生態談話会のお知らせ

下記の要領で第68回昆虫生理生態談話会を開催致します。今回は,この3
月に御退官される平井剛夫さん,野中耕次さん,菅野紘男さんにこれまでの
お仕事のお話をして頂きます。みなさまのご参加をお待ちしております。

なお,セミナー終了後,講演者の方々を囲んで懇親会を開催する予定です。
セミナー及び懇親会に参加を希望される方は,3月3日までに九州沖縄農研
の松村(mmasa@affrc.go.jp)まで御連絡下さい。

第68回昆虫生理生態談話会
日時:2005年3月5日(土)13:30~17:00
場所:九州沖縄農業研究センター 研究交流センター

演者・演題:
1.平井剛夫(農業生物資源研究所)13:30~14:30
「沖縄先島に棲息するコガネムシの島間の変異と害虫化のなぞをめぐって」

2.野中耕次(宮崎県病害虫防除所長)14:45~15:45
「病害虫防除-その理想と現実」

3.菅野紘男(九州沖縄農業研究センター)16:00~17:00
「生物多様性の一側面:昆虫の加害によって植物体内に発現する免疫応答
(基礎研究から応用へ)」

講演要旨等の詳細は以下をご覧ください。
http://konarc.naro.affrc.go.jp/kiban/g_kanri/68danwa.pdf

(九州沖縄農研 松村正哉)

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■3 J-STAGEヒット数月別データ(2月版)

 J-STAGEに収載されている会誌へのアクセス数の推移について(2005年2月
 版)を学会HPに掲載いたしました。詳しくは,以下のURLをご覧下さい。
 
http://odokon.ac.affrc.go.jp/ja/whatsnew/050219jstage.html

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■ 本メールは、日本応用動物昆虫学会会員の方へ、          ■
■ 常任評議員会の承諾を得て、ホームページ委員会が配信しています。 ■
■                                 ■
■ 本メールに関するお問い合わせは、                ■
■ mailto:aez_sg@naro.affrc.go.jp まで お願いいたします。   ■
■                                 ■
■ 日本応用動物昆虫学会 website http://odokon.ac.affrc.go.jp/ja/ ■
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【応動昆 お知らせメール】 030号

日本応用動物昆虫学会会員の皆さまへ

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 「お知らせメール」 2005/02/19
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■■ 目次 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■1 会員からの情報提供 NIAS/COE国際シンポジウム
■2 会員からの情報提供 COE昆虫科学国際シンポジウムその他
■3 人材募集情報 東京大学大学院農学生命科学研究科ポスドク公募

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■ 1 NIAS/COE国際シンポジウム「遺伝資源を利用した昆虫機能解析」

NIAS/COE プロジェクト「昆虫機能利用」では、本年度第2回の国際シンポ
ジウムを下 記の要領で開催いたします。

「遺伝資源を利用した昆虫機能解析 Genetic resources and functional
genomics in insects」
   日時: 2005年3月8日(火)-9日(水)
   場所: つくば国際会議場 (茨城県つくば市)
本シンポジウムでは、「遺伝子資源とゲノム解析」のセッションで、カイコ
をはじめウンカ、ゴミムシダマシ等の昆虫における遺伝資源の収集・保存と
利 用、マイクロアレイ等の機能解析ツールの開発について、「昆虫機能解
析」のセッションでは昆虫における性決定、形態形成、ホルモン調節などの
メカニズム について、遺伝子・染色体レベルでの研究成果や、遺伝子機能
解析手法について、講演が予定されています。
講演会への参加は、無料です。また、初日夕刻には懇親会(参加費5,000
円)を開き ますので、多数の皆様のご参加をお待ちしております。
 プログラムなどシンポジウムの詳細や、会場へのアクセス、参加登録等に
つきましては、下記のホームページをご覧下さい。
      http://www.nias.affrc.go.jp/insectcoe/
#当日参加も受付けますが、特に懇親会に参加される方は事前にホームペー
ジから参加登録(2月21日締切)をお願い致します。
                           (篠田徹郎)
                     
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■2 第1回COE昆虫科学国際シンポジウムならびに
第4、5、6回COE昆虫 科学セミナー
「京都大学21世紀プログラム 昆虫科学が拓く未来型食料環境学の創生」
では、第1回COE昆虫科学国際シンポジウムならびに第4、5、6回COE昆
 虫科学セミナーを下記の要領で開催します。

第1回COE昆虫科学国際シンポジウム 「Development and Metamorphosis」
昆虫を特徴づける変態現象は,陸上生物から水中生物まで,無脊椎動物か
ら脊椎動物まで広く見られる.本シンポジウムでは,動物の変態に焦点を当
て,通常の学会では出会うことのない昆虫から魚類まで異分野の研究者や
大 学院生が集まり,全く異なった視点から議論を進めることにより,発想
の転 換,新しいアイデア,新たな統合の流れが生まれることが期待され
る.
日 時:2005年 3月 2日(水)9:00- 3日(木)17:00
場 所:京大会館 〒606-8305 京都市左京区吉田河原町15-9

第4回COE昆虫科学セミナー
演 題:Environmental Pollutants, Inflammation and Human Diseases.
Is there a connection?
講演者:Prof. Fumio Matsumura (UC Davis, USA )
日 時:2005年 3月10日(木)15:30-16:30
場 所:応用生命科学新棟 1階セミナー室(京都大学北部構内)
 
第5回COE昆虫科学セミナー
演 題:Cytochrome P450 from Multiple Insect Genomes: From Phylogeny
to Function
講演者:Dr. Rene Feyereisen (Centre de Recherches de Sophia
Antipolis)
日 時:2005年 3月11日(金)13:30-14:30
場 所:応用生命科学新棟 1階セミナー室(京都大学北部構内)

第6回COE昆虫科学セミナー
演 題:Functional morphology of wing locking mechanisms in
Heteroptera
講演者:Dr. Pablo Perez-Goodwyn (Laboratory of Insect Ecology, Kyoto
University)
演 題:"Seasonal and daily biological clocks in insects", "How
insects modify adverse habitats"
講演者:Dr. H.V. Danks (Biological Survey of Canada, Canadian Museum
of Nature, Ottawa, Ontario, Canada, and Group of Insect Physiology
and Molecular Biology, Research Institute for Bioresources, Okayama
University, Kurashiki, Japan)
日 時:2005年 3月12日(土)13:30-16:30
場 所:京大会館101号室

シンポジウム・セミナーに関する問い合わせ先:
京都大学大学院農学研究科応用生命科学専攻化学生態学分野
昆虫COE事務局  TEL 075-753-6307

セミナーならびにCOEプログラムの詳しい内容につきましては、下記アドレ
スをご覧下さい。
http://www.21coe-insect.kais.kyoto-u.ac.jp/
                           (刑部正博)

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■3 東京大学大学院農学生命科学研究科ポスドク公募

東京大学大学院農学生命科学研究科生物多様性科学研究室では下記の通り
ポスドクを公募しますので,該当される方は奮ってご応募下さい.

1.研究課題 
 房総半島における大型哺乳類の動態予測と生態系管理

2.概要 
 本研究で扱うシステムは,千葉県房総半島のシカ孤立個体群とそれを取り
まく各種生態系です.この地域ではここ20年ほどの間にシカの個体数,分
布とも急増し,森林植生の改変,生物群集構造の単純化,周辺農地への作物
被害の増加,寄生虫(ヒル,ダニ)の増加,など様々な問題が生じてきてい
ます.本研究ではモデリングおよび実測データを併用することで,大型哺乳
類の動態によって直接的,間接的に影響をうける森林植生の動態や,生態系
内の主要な生物群集の動態,農地における作物被害を計測・予測し,包括的
な大型哺乳類管理手法の構築を目指します.
 本公募で採用するポスドクは,主に分子マーカーを利用してシカ集団の分
布拡大経路や分集団内の遺伝的多型の推定に従事していただくことになりま
す.所属は東京大学になりますが,実験・解析は本サブテーマリーダーが所
属する国立環境研究所(茨城県つくば市)で行うことになります.

これらの趣旨に従い,以下の1名のポスドクを募集します.

・動物(特に脊椎動物)の進化学,生態学(特に分子生態学)を専門とし,
分子生物学的手法を用いて生物個体群の解析に携わって来られた方.特にミ
トコンドリアDNAやSSR解析経験者を歓迎します.

3.採用時期、任期
 平成17年4月以降 平成18年3月まで(年度ごとに更新可、最長平成19年3
月まで)

4.応募資格
・博士の学位を有する者.
・分子生物学的解析技術(特にシークエンシングおよびAFLPやマイクロサテ
ライト解析等による遺伝子型決定法)を習熟しており,それらのデータを適
切な統計手法を用いて解析できる方.脊椎動物をこれまで研究対象としてい
るかどうかは特に問われず,異分野開拓に挑戦していく強い意思を持つ積極
的な方が望ましい.集団遺伝学や解析モデルの構築に興味もしくは経験があ
れば尚望ましい.

5.選考方法
 書類審査及び面接による

6.応募書類(郵送もしくは電子メールに添付)
 1) 履歴書(写真貼付)
 2) 業績リスト
   (査読付き原著論文・著書・総説・学会発表を分けて記載)と主要論
文の別刷り
 3) 今までの研究の概要と自己アピール(1000字程度)
 4) 人物、研究能力について問い合わせ可能な方2名の氏名・所属および
連絡先

7.応募締切
 平成17年3月10日(木)(必着) 

8.待遇
 給与は、研究能力と経験に応じて決定
 産学官連携研究員として待遇

9.問合せ先及び書類提出先
 〒113-8657
 東京都文京区弥生1-1-1
 東京大学大学院農学生命科学研究科生物多様性科学研究室
 宮下 直
 Tel:03-5841-7544
 Email:tmiya@es.a.u-tokyo.ac.jp

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■ 本メールは,日本応用動物昆虫学会会員の方へ,           ■
■ 常任評議員会の承諾を得て,ホームページ委員会が配信しています。  ■
■                                  ■
■ 本メールに関するお問い合わせは,                 ■
■ mailto:aez_sg@naro.affrc.go.jp まで お願いいたします。    ■
■                                  ■
■ 日本応用動物昆虫学会 website http://odokon.ac.affrc.go.jp/ja/  ■
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【応動昆 お知らせメール】 029号

日本応用動物昆虫学会会員の皆さまへ

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 「お知らせメール」 2005/02/14
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■■ 目次 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■1 学会大会・全発表者の講演日時がわかります
■2 会員の皆さんにお願い
■3 第5回アジア太平洋昆虫学会議のご案内

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■ 1 学会大会・全発表者の講演日時がわかります

学会大会ウェブサイトに全発表者の講演番号が掲載されています。講演進行
表から講演日時がわかります。
学会大会事務局からのお知らせ:
一般講演プログラムの編成,要旨集の編集・校正が終わり,印刷段階に移行
しまし た。プログラムは2月末刊行の応動昆和文誌49巻1号に掲載され,そ
の後学会大会ウェブサイトにも掲載されます。要旨集の発送は,参加申込者
の大会参加費入金・今年度学会費の納入状況との照合などを待って,3月中
旬に始まります。しばらくお待ち下さい。
なお,学会大会ウェブサイトから,確定した講演番号を調べることが可能で
す。大会参加に関わる交通機関・宿泊の予約手配などにご利用下さい。航空
便・列車の手配などにおいては,必ずご自分の講演日時をご確認の上,発表
に支障のないよう余裕を持ってお願いいたします(講演番号=講演日時は確
定済みで,お申し出があっても変更は一切受け付けられません。あしからず
ご了承下さい)。
                     
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■2 会員の皆さんにお願い

                          前編集委員長

既に会誌等でお知らせしましたように,2004年11月から編集事務の一部を
学会誌刊行センターに委託しました。この編集事務委託に伴って,これまで
長年にわたって応動昆の英文校閲を担当してもらっておりましたリサ(Lisa
Filippi)さんに心ならずも辞めてもらわざるを得なくなりました。学会側の
事情による突然の解雇が,リサさんの生活に支障をきたしているとの連絡を
受け,できればその後の手当をできるだけしておきたいとの思いから会員の
皆様に以下のお願いをするしだいです。
リサさんは,佐賀大学を昨年3月に退官された藤條純夫先生の研究室(害虫
制御学分野)で博士の学位を取得された方であり,これまで応動昆英文誌の
英文校閲を10年以上お願いしていた方です。このようにリサさんは,昆虫の
専門家で,英文校閲のベテランでもあるので,一般校閲業者よりもはるかに
よい英語に修正されると思われます。しかも校閲料も廉価です。特定の英文
校閲業者を持っておられない方,あるいはこれまでの英文校閲にご不満を持
っておられる方は,ぜひ一度リサさんにお願いをしてみて下さい。
原稿送付は,紙原稿でもメールによる原稿でよいとのことです。但しメール
で原稿を送付される場合はMS WORDで作成し,図表もそれに貼り付けて送っ
てほしいとのことです。公費支払いについては相談に応じるとのことです。
校閲料は日本の銀行口座に直接振り込むことが可能です。公費支払いと銀行
口座への振り込みについての詳細は,校閲時に個人的にリサさんからお知ら
せします。

原稿校閲料と送り先等
原稿は12ポイント・ダブルスペース(26行/頁)
料金 標準料金:本文,表 1, 100 円/頁
   特別料金:本文,表 1,400 円/頁(大幅な修正が必要な場合)
   図は無料
郵送先:下記メールアドレス宛,直接お尋ね下さい。
メールアドレス:odokon@optonline.net
注1)メールで原稿を送る場合は予め連絡を入れ,リサさんからOKの返事を
もらってからにして下さい。事前連絡なしで送ると校閲が遅れたり,場合に
よっては受け取っていなかったりするといった事態になるかもしれないとい
うことです。   
注2)メールは日本語(あるいは,英語の中にローマ字表記の日本語の混
在)でも大丈夫です。ただし,リサさんからの返事は英語になります。

                          (積木久明)

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■3 第5回アジア太平洋昆虫学会議のご案内

韓国の標記会議事務局から応動昆あてに送られてきたご案内です。

Dear fellow entomologists;

ATT: The 5th Asia Pacific Congress of Entomology and
Preliminary Registration

The 5th Asia Pacific Congress of Entomology (APCE2005) will be held
in Jeju Island, Korea from the 18-21 October 2005. Please visit
the congress web site (www.apce2005.org) for more detail and useful
information. This site will be continuously updated as the program
develops.
At this stage, we are already accepting the preliminary
registration by e-mail and/or from the website. There is no
obligation or payment for the preliminary registration. We just
want to know your interest in the Congress by accepting the
preliminary registration.

To make the preliminary registration:
1. by on line: please visit our home page at
http://www.apce2005.org/pages/Register%20Here.htm
2. by e-mail: simply reply to this mail with your intention
to make the preliminary registration.

For the preliminary registrated entomologists, we will provide you
more updated information frequently so that you can make more
specific plan to attend the Congress. We will also consider some
insentives, such as discounted registration fee, to those
preliminary registrators by a certain time.

Please share this e-mail with your entomological friends and
colleagues.
We look forward to seeing you in Jeju Korea in October 2005.

Professor/Dr. Kyung Seng Boo
Chair - Congress Organizing Committe
e-Mail: inform@apce2005.org

Professor/Dr. Yoohan Song
Secretariat - e-Mail: ysong@gsnu.ac.kr

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■ 本メールは,日本応用動物昆虫学会会員の方へ,           ■
■ 常任評議員会の承諾を得て,ホームページ委員会が配信しています。  ■
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■ 本メールに関するお問い合わせは,                 ■
■ mailto:aez_sg@naro.affrc.go.jp まで お願いいたします。    ■
■                                  ■
■ 日本応用動物昆虫学会 website http://odokon.ac.affrc.go.jp/ja/  ■
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日本産水生昆虫-科・属・種への検索

  • 川合禎次・谷田一三 共編
  • 出版: 東海大学出版会
  • ISBN: 4-486-01572-X
  • 2005年、B5版、1,342頁、定価32,000円(税別)

水生昆虫と言われる昆虫グループは、彼等の幼虫時代あるいは幼虫と蛹時代を水中で生活し、成虫になって空気中へ出ても、主として水辺で生活する昆虫の総称である。害虫としては、鱗翅目のミズメイガ、双翅目のガガンボ、カ、ブユ、アブ、チョウバエ、ユスリカなどが含まれるが、害虫の天敵として、トンボ目、半翅目のアメンボ、膜翅目の寄生蜂類などがある。さらに、水田のウンカ、ヨコバイ類の天敵であるクモ、カエルなどの被食者として、その増殖に寄与するユスリカ類も水生昆虫に含まれる。

水生昆虫の研究のために不可欠の分類同定には、これまで『日本産水生昆虫検索図説』川合禎次編(1985年: 東海大学出版会刊)があってよく利用されてきたが、このほど20年ぶりに大幅な増補改訂がおこなわれた。執筆者も15人から35人、頁数も3倍以上となり、これまでの幼虫検索に成虫検索も加えられ、内容的にもきわめて充実したものとなっている。

総論では、「水生昆虫とは」、「水への適応」、「水生昆虫研究の史的展望」の各章があり、各論は水生昆虫幼虫の目の検索表からはじまり、カゲロウ目、トンボ目、カワゲラ目、半翅目、ヘビトンボ目、アミメカゲロウ目、トビケラ目、膜翅目、鱗翅目、甲虫目、双翅目の各目の概説のあと、科、属、種に至る検索表が豊富な原図、写真と共に示されている。各目ごと(双翅目では科ごと)に付されている参考文献と巻末の学名及び和名の索引は研究者にとって便利であろう。

水生昆虫は、これまで河川水系の環境評価の指標として注目されてきたが、近年、水田の環境保全機能や生物多様性が評価されるようになり、水田や水路における害虫の天敵としてのトンボ、アメンボ、また天敵の被食者としてのユスリカ、さらに一般的な生き物調査などにあたり、本書の活用場面は大きく拡がるものと思われる。

(仙台市 小山重郎)

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