2018年2月アーカイブ

和文誌投稿規定・執筆要領が新しくなりました

和文誌の投稿規定及び執筆要領が改訂されました。和文誌への論文投稿をお考えの方は、トップページもしくは左メニュー[学会誌]>[和文誌投稿規定・執筆要領]からPDFをダウンロードして下さい。

この度、日本学術会議の遺伝資源分科会と農学分野における名古屋議定書関連検討分科会は、合同で提言「生物多様性条約及び名古屋議場所におけるデジタル配列情報の取り扱い」を発出いたしました。2017年8月、日本は生物多様性条約の遺伝資源の取得の機会及びその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分を目的とする名古屋議定書の締約国となりましたが、現在、関連する国際会議では、生物多様性条約や名古屋議定書の適用範囲に塩基配列情報などのデジタル配列情報を含めるべきという議論が始まっています。塩基配列情報を従来の遺伝資源と同様に取り扱うようになれば、日本DNAデータバンク(DDBJ)等の塩基配列情報の公共データベースへのデータ登録や利用に承認や許可を得る手続きが必要になります。これまで、誰でも自由にアクセス、利用できることで生命科学の最も重要な研究基盤として機能してきた公共データベースに深刻な影響が及ぶ恐れがあります。また、資源利用国のみならず、資源提供国の多数の研究者も公共データベースを利用しているため、デジタル情報への規制は資源提供国の科学の発展にとってもマイナスです。今回の提言では、以上の懸念から、デジタル配列情報の取り扱いについて慎重に検討することを求めています。

これまで、生物多様性条約や名古屋議定書の関連国際会議には、主に条約締結国の政府職員が参加しており、資源提供国のみならず利用国においても、科学者が深く関わってきませんでした。今回の提言の中で、私たちは、世界中の科学者がこの問題の議論に加わるべきであるという点を強く主張しています。そこで、貴学会の会員におかれましては、この提言(英訳版)を資源提供国や利用国の研究者に送って頂き、この問題の存在を広く周知して頂くようにお願いする次第です。特に、アジア、アフリカ、南米等の資源提供国の研究者で交流を持っている方がおられる場合には、ぜひ、この提言を通知・伝播して頂くよう、心よりお願い申し上げます。

今回の提言のPDFは、以下からダウンロードできます。

尚、貴学会の会員がこの提言を国外に発信された場合には、ご面倒でも、城石(遺伝資源分科会委員長)、または大杉(農学分野における名古屋議定書関連検討分科会委員長)まで、ご一報頂けると大変ありがたいです。本提言の活用状況を把握するに当たって参考にしたいと考えております。

連絡先:
城石 tshirois(at)nig.ac.jp
大杉 r.ohsugi(at)gmail.com
(@は(at)に変えてあります)

第43回井上春成賞受賞候補者の推薦について

以下のウェブサイトを参考に個人で申請して下さい。

募集期間: 平成30年 2月1日(木)から3月31日(土)まで(締切当日消印有効)

学会長による推薦は行いません。

日本学術振興会から表題にある賞についての推薦依頼がありました。

個人での推薦も受け付けられるようですが、学会からの推薦を希望される場合は、推薦書類一式を学会事務長宛て(manager(at)odokon.org (@は(at)に変えてあります))に電子メールに添付してお送り下さい。

本賞の募集要項や必要書類等については、以下のサイトをご覧ください。

提出期限: 2018年3月20日(火) 17:00 必着

賞および奨励金等選考委員会で審査し、当学会からの推薦を決定します。

注意点:

  • ・推薦事務要領をよくお読みいただいてから、各種書類を作成ください。
  • ・大学等の他の機関から推薦を受ける方は、本学会から推薦しません。
  • ・学会に質問などがある場合には、事務長宛にご連絡下さい。

ABS対応に関する国際ワークショップ

「インドネシア遺伝資源の取得と利用」~インドネシア遺伝資源に対するABS対応の実際について~

日時:
2018年3月5日(月) 13:00~16:00
会場:
TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター ホール4A

応動昆和文誌Japanese Journal of Applied Entomology and Zoology. Volume 62 Number 1 に掲載される論文タイトルについてお知らせします。

  • 1. 矢野栄二 (2018)  天敵の放飼増強法に関する歴史と最新情勢. 62(1): 1-11
  • 2. 藏滿司夢・戒能洋一 (2018)  天敵利用を支える基礎的な研究に関する最近の話題. 62(1): 13-20
  • 3. 森岡 一 (2018)  名古屋議定書に対する生物研究者のありかたを考える. 62(1): 21-28
  • 4. 岸本英成・柳沼勝彦・外山晶敏 (2018)  土着広食性カブリダニ4種(ダニ目: カブリダニ科)に対する各種殺虫剤の影響. 62(1): 29-39
  • 5. 菊池孝伸・加藤 寛・香川清彦・園田昌司・村井 保 (2018)  高温がジャガイモヒゲナガアブラムシ(カメムシ目: アブラムシ科)とダイズアブラムシ(カメムシ目: アブラムシ科)の発育と増殖に及ぼす影響. 62(1): 41-46
  • 6. 増井伸一・片山晴喜・土屋雅利 (2018)  静岡県内の慣行防除カンキツ園におけるミカンハダニ(ダニ目: ハダニ科)と土着天敵の発生実態. 62(1): 47-53
  • 7. 清水優子・又吉祐輔・友利研一・山口綾子・上里卓己 (2018)  沖縄県宮古島におけるイネヨトウ(チョウ目: ヤガ科)とカンシャシンクイ(チョウ目: ハマキガ科)によるサトウキビ芯枯れ被害およびその対策. 62(1): 55-65
  • 8. 浦入千宗・菅野 亘・武田光能・太田 泉 (2018)  施設栽培トマトにおけるアザミウマ類とコナジラミ類の密度比例指数を利用した粘着板への平均誘殺個体数の推定法. 62(1): 67-77
  • 9. 大塚 彰・松村正哉・中村浩昭・山口卓宏 (2018)  鹿児島県奄美大島における2015年のミカンコミバエ種群(ハエ目: ミバエ科)再侵入の飛来解析. 62(1): 79-86

摂南大学農学部専任教員の公募について

摂南大学では、2020年4月に新たに「農学部」を開設すべく、鋭意準備を進めております(2019年3月、 設置認可申請予定)。

この度、同学部におきまして、別添の要領により教員を公募することとなりました。

つきましては、関係部門(各位)へのご周知並びに適任者のご推薦について、お取り計らいくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

1. 摂南大学農学部 教員公募情報

摂南大学ウェブサイト | 教員公募情報をご覧ください(応募フォームも掲載しております)。

2. 教員公募の対象学科

農学部 農業生産学科

3. 本件に関するお問い合わせ先

摂南大学 学長室企画課
〒572-8508 大阪府寝屋川市池田中町 17-8
TEL: 072-839-9450
FAX: 072-839-9451
メール: SETSUNAN.Kikaku(at)josho.ac.jp
 ※ @は(at)に変えてあります。

第62回大会: 仮プログラムの公開

第62回日本応用動物昆虫学会鹿児島大会の一般講演(口頭とポスター)と小集会の仮プログラムを公開しました。ご自身の講演情報をご確認下さい。

この度、一部の大学等で学会ウェブサイトが閲覧出来ない状況になっているとの報告がありました。学会のウェブサイト自体に問題は見つかっておりませんが、現在、電子広報委員会で原因を調査中です。一般のプロバイダや携帯電話等を経由した接続では問題は報告されていません。

もし、同様の現象が起こる方がおられましたら、お手数をお掛けしますが事務長( manager(at)odokon.org )までご連絡いただきますようお願いいたします(@は(at)に変えてあります)。

大変ご不便をお掛けしますが、よろしくお願い申し上げます。

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