2018年9月アーカイブ

生物的防除部会 平成30年度第2回講演会のお知らせ

生物的防除部会平成30年度第2回講演会を下記のとおり開催いたします。 会員の皆様はじめ多くの方々がご聴講くださいますようにお願い申し上げます。

  • 日時:平成30年11月13日(火)午後3時00分~5時00分
  • 場所:東京農業大学 世田谷キャンパス 1号館4階444教室
  • 講演会
  • 演題1 土着ジェネラリストカブリダニ類に対する各種殺虫剤の影響評価
  • Evaluation of the effect of pesticides on native generalist phytoseiid mites.
  • 農研機構果樹茶業研究部門リンゴ研究拠点 岸本英成 氏
  • 演題2 「生物農薬(天敵昆虫剤)と化学農薬の普及方法の相違点」
  • 前(一社)全国農業改良普及支援協会 副会長  関 康洋 氏
  • 講演会の参加費 一般:2,000円 会員・学生:無料
  • なお、講演会終了後、講演者らを囲んでの懇親会(参加費3,000円)を予定しています。ぜひご参加ください。
  • 講演会への参加申し込み・お問い合わせは
  • 生物的防除部会会長 根本 久までお願い致します。
  • アドレス:nemoto.biocont(at)gmail.com
  • ※@は(at)に変えてあります。

日本衛生動物学会東日本支部大会開催のご案内

日本応用動物昆虫学会会員の皆さま

2018年10月13日(土)に、筑波大学で開催される日本衛生動物学会東日本支部大会についてご案内させていただきます(クロスポストをご容赦ください)。

今年は特別講演2題と、一般講演13題が予定されております。どなたでもご参加いただくことが可能ですので、ご興味のある方は是非ご来場ください。

大会の詳細やプログラム、会場へのアクセスについては、下記のウェブサイトをご覧ください。

www.jsmez.gr.jp/east2018

その他、大会に関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。

  • 筑波大学生命環境系
  • DeMar Taylor(大会長)
  • east2018(at)jsmez.gr.jp
  • (@は(at)に変えてあります)

「新蝶類生物学英和辞典」のご案内

  • 【書名】 新蝶類生物学英和辞典
  • 【著者】 鍛治勝三
  • 【監修】 岩野秀俊
  • 【体裁】 B6 判 379頁 上製本
  • 【定価】 5,400円(税込)
  • 【ML特価】 4,320円(税・送料込み、但し国内発送分に限る)
  •        2018年11月末日まで、特価で注文できます。
  • 【発行】 (株) 北隆館
  • 【発行日】 2018年7月25日
  • 【ISBN】 978-4-8326-0744-6
  • 【内容】
  • ・本書は、2015年にニューサイエンス社「グリーンブックスシリーズ」オンデマンド版の一書として出版された「蝶類生物学英和辞典」を底本とした「蝶類の生物学」に関連する専門英和辞典です。
  • ・収録語数は8,800語から13,500語へと大幅増補され、従来の蝶類学、鱗翅学、昆虫学、応用昆虫学の分野を中心とした用語に加え、最新のバイオテクノロジーに対応した用語も多数収録しました。
  • ・巻末には本書掲載の和訳語を原則としてすべて抽出し、五十音順索引とした「日本語用語索引」を掲載したことで、英和だけでなく、「逆引き辞典」として和英辞典としても利用できるように配慮しました。これはグリーンブックス出版時に多く寄せられた和英版の要望に応える内容としました。
  • ・日本産蝶類全275種の英名・和名を相互に引ける付録も掲載しました。
  • 応動昆会員の皆様にはML特価による注文ができます。
  • 次の要領で申し込んで下さい。
  • 【申し込み方法】
  • 下記のメールフォーマットへ必要事項(★)をご記入の上、
  • 「北隆館・角谷(かどや)」宛てにメールか電話にて申し込んで下さい。
  • 申し込み先:(株)北隆館 編集部 角谷
  • E-mail:hk-ns2(at)hokuryukan-ns.co.jp
  • (@は(at)に変えてあります)
  • TEL:03-5720-1161 FAX:03-5720-1166
  • ***********************************************************************
  • 件名:「新蝶類生物学英和辞典」
  • ***********************************************************************
  • 「新蝶類生物学英和辞典」を特価(単価・税・送料込み 4,320円)で注文します。
  • 1. ご注文書籍名:新蝶類生物学英和辞典
  • 2. ご注文冊数:★  冊
  • 3. お名前:★
  • 4. お届け先(〒):★
  • 5. 同電話番号(携帯可):★
  • 6. この情報を知ったML名:応動昆ML
  • 7. 通信欄(公費お支払いの場合は必要書類):
  • ***********************************************************************
  • ご注文後、まず郵便振替用紙をお送りし、ご入金を確認の上、商品をお送り致します。
  • 公費・社費も対応します。

第26回国際昆虫学会が2020年7月19日〜24日にヘルシンキにて開催されます。下記15のセクションが設けられており、10月31日締切でシンポジウムの企画を募集中です。会員の皆様には是非シンポジウム案を提案下さるようお願いいたします。詳しくは、 https://ice2020helsinki.fi を参照下さい。

  •  
  • ICE2020 Helsinki: Scientific section
  •  
  • Section 1: Arctic, Alpine and Polar Entomology
  • Section 2: Biodiversity and Conservation Biology
  • Section 3: Biological Control and Insect Pathology
  • Section 4: Ecosystem Services
  • Section 5: Interactions and Communication Between Trophic Levels
  • Section 6: Ecology and Evolution
  • Section 7: Food Chain Entomology
  • Section 8: Forest and Urban Landscape Entomology
  • Section 9: Morphology, Systematics, Genetics, and Genomics
  • Section 10: Physiology and Developmental Biology
  • Section 11: Insect and Microbial Molecular Biology
  • Section 12: Invasive Species and Regulatory Entomology
  • Section 13: Domesticated Insects and Insect Rearing
  • Section 14: Medical and Veterinary Entomology
  • Section 15: Current Special and Forward-looking Topics

一般社団法人日本応用動物昆虫学会会員の皆様

標記の選挙は2018年9月7日に投票を締め切り、同15日に理事(事務長)と事務幹事の立ち会いのもと、学会事務局において開票および集計作業を行いました。その結果、次期代表理事(会長)候補者には松村正哉会員が選出され、代議員には各地区より下記の計50名が選出されましたので、ご報告いたします。

具体的な開票結果は以下の通りです。なお、同票数の場合は、本学会の役員選挙細則2.により、年少者が先位となることを申し添えます。

    
    
  • 1.投票率
  • 地区名       有権者数* 投票者数 投票率
  • 北海道・東北・北陸   183     54  29.5%
  • 東関東         324    126  38.9%
  • 西関東         255     64  25.1%
  • 東海・近畿       335     79  23.6%
  • 中国・四国       186     54  29.0%
  • 九州          204     79  38.7%
  • 合計          1487    456  30.7%
  • *有権者数=被選挙人数+各地区に所属する名誉会員数
  • 2.代表理事(会長)候補者選挙結果
  • 当選 松村 正哉 264票
  • 次点 後藤 哲雄  26票
  • 以下、22票、20票、14票、8票、7票がそれぞれ1名、5票以下が48名
  • 投票総数:456、有効投票数:440、白票:16
  • 3.代議員選挙結果
  • (投票総数=投票者数×各地区の定数 ※)
  • 但し、一般枠の投票総数は地区の合計定数をもとに算出
  • 【北海道・東北・北陸地区】
  • [一般枠:定数5名]
  • 当選 高橋 明彦  19票
  • 当選 堀 雅敏   17票
  • 当選 田渕 研   12票
  • 当選 弘中 満太郎 10票
  • 当選 増田 俊雄  10票
  • 次点 秋元 信一  10票
  • 投票総数:270、有効投票数:236、白票:34
  • [女性・若手枠:定数1名]
  • 当選 渋谷 和樹   8票
  • 次点 齊藤 美樹   8票
  • 投票総数:54、有効投票数:44、白票:10
  • 【東関東地区】
  • [一般枠:定数9名]
  • 当選 大井田 寛   49票
  • 当選 日本 典秀   43票
  • 当選 後藤 哲雄   43票
  • 当選 野村 昌史   42票
  • 当選 高梨 琢磨   39票
  • 当選 清水 健    35票
  • 当選 戒能 洋一   34票
  • 当選 上遠野 冨士夫 34票
  • 当選 後藤 千枝   26票
  • 次点 神村 学    24票
  • 投票総数:1134、有効投票数:905、白票:229
  • [女性・若手枠:定数2名]
  • 当選 春山 直人   33票
  • 当選 武田 藍    31票
  • 次点 一木 良子   10票
  • 投票総数:252、有効投票数:220、白票:32
  • 【西関東地区】
  • [一般枠:定数8名]
  • 当選 仲井 まどか  27票
  • 当選 小野 正人   26票
  • 当選 石川 幸男   26票
  • 当選 嶋田 透    21票
  • 当選 糸山 亨    20票
  • 当選 岩田 隆太郎  17票
  • 当選 畠山 吉則   16票
  • 当選 松尾 隆嗣   16票
  • 次点 岩淵 喜久男  14票
  • 投票総数:512、有効投票数:433、白票:79
  • [女性・若手枠:定数1名]
  • 当選 深谷 緑    15票
  • 次点 仲井 まどか   9票 ※一般枠当選につき枠外
  • 次点 天竺桂 弘子   4票 ※繰り上げ次点
  • 投票総数:64、有効投票数:55、白票:9
  • 【東海・近畿地区】
  • [一般枠:定数9名]
  • 当選 松浦 健二   27票
  • 当選 德丸 晋    23票
  • 当選 刑部 正博   23票
  • 当選 太田 泉    22票
  • 当選 柴尾 学    21票
  • 当選 國本 佳範   19票
  • 当選 沼田 英治   17票
  • 当選 小澤 朗人   15票
  • 当選 笠井 敦    14票
  • 次点 秋野 順治   12票
  • 投票総数:711、有効投票数:517、白票:194
  • [女性・若手枠:定数2名]
  • 当選 塩尻 かおり  17票
  • 当選 米谷 衣代   11票
  • 次点 小澤 理香    7票
  • 投票総数:158、有効投票数:107、白票:51
  • 【中国・四国地区】
  • [一般枠:定数5名]
  • 当選 三浦 一芸   20票
  • 当選 宮竹 貴久   19票
  • 当選 中野 昭雄   17票
  • 当選 中 秀司    14票
  • 当選 世古 智一   13票
  • 次点 八瀬 順也   11票
  • 投票総数:270、有効投票数:219、白票:51
  • [女性・若手枠:定数1名]
  • 当選 奥谷 恭代   19票
  • 次点 竹松 葉子    6票
  • 投票総数:54、有効投票数:43、白票:11
  • 【九州地区】
  • [一般枠:定数6名]
  • 当選 徳田 誠    38票
  • 当選 柿元 一樹   27票
  • 当選 大野 和朗   22票
  • 当選 水谷 信夫   21票
  • 当選 阿部 芳久   20票
  • 当選 松村 正哉   19票 ※枠外(注)
  • 当選 真田 幸代   17票 ※繰り上げ当選(注)
  • 次点 坂巻 祥孝   17票
  • 投票総数:474、有効投票数:393、白票:81
  • [女性・若手枠:定数1名]
  • 当選 真田 幸代   21票 ※一般枠当選につき枠外(注)
  • 当選 手柴 真弓   10票 ※繰り上げ当選(注)
  • 次点 喜久村 智子   6票
  • 投票総数:79、有効投票数:69、白票:10
  • (注)代表理事(会長)候補者の松村正哉会員が代議員総会後に開催される理事会において
  • 代表理事(会長)に選任された場合

新刊紹介: ハモグリバエ防除ハンドブック

著者の徳丸氏は、京都府農林水産技術センターで現場をフィールドとして活躍する気鋭の害虫研究者であり、本書のテーマでもあるハモグリバエ類の研究では学位とともに本学会の奨励賞も受賞している。本書は、ハモグリバエ類の防除指導書というニッチな書物であるにもかかわらず、バイタリティあふれる著者らしくボリューム感にあふれ、現場での利用価値の高い内容となっている。

農作物害虫としてのハモグリバエ類は、1990年にマメハモグリバエが国内に侵入するまではマイナー害虫の域を出なかった。しかし、マメハモグリバエ侵入以後、トマトハモグリバエ、アシグロハモグリバエといった海外でも大暴れしていた侵入種に加えて、ナモグリバエなど在来種までもが一部作物でメジャー級に昇格し、一躍ハモグリバエ類は野菜・花卉類の重要害虫になってしまった。特に、寄主範囲の広いLiriomyza属の侵入種は様々な農作物で大きな被害を発生させたが、形態的に類似するため海外の文献ではまとめてLiriomyza spp.と記載されていることも多い。一方、本書では、ことさらに種の識別にこだわり、鮮明な写真やわかりやすい図を添えて現場でも使える簡易識別フローチャートを巻頭カラーページに掲載している。これは、同属であっても種によって薬剤感受性に差異があるため、現場では種を識別することが防除成功の第一歩であることを、著者が身をもって実感しているためであろう。もちろん、現場第一主義の著者らしく、ハモグリバエ種別の薬剤の効果一覧表といった、農薬メーカーが目くじらを立てそうな大事な情報も包み隠さず掲載している。さらには、16品目もの農作物についての丁寧な防除マニュアルを掲載しており、これには京都では栽培されていないテンサイまで含まれている。つまり、これ一冊で北は北海道から南は沖縄まで全国のハモグリバエ防除対策が網羅されることになり、巻末には作物別農薬適用一覧まで付けたハモグリバエ専用防除基準のような書物となっている(このシリーズは、基本そのような体裁である)。ハモグリバエを専門としている著者とはいえ、これだけ多岐にわたる情報をまとめあげるのにはたいへんな労苦があったのではなかろうか?聞けば予定よりも出版がかなり遅れたという。農薬の登録情報は日々変化するのでその辺の事情があったのかもしれないが、日常の試験研究業務をこなしつつ本書のような正確さも求められる著作(特に農薬登録情報)を執筆すること自体たいへんな重労働であり、著者のあふれるエネルギーにはいつもながら感服してしまう。

なお、ところどころに挟み込まれたコラムについても、マメハモグリバエとトマトハモグリバエの種間交雑の話など著者ならではトピックが興味深い。欲をいえば、世界的にはマメハモグリバエやトマトハモグリバエと同格の大害虫とされ、過去にはオランダのアブラナ科やインドネシアのバレイショで大発生したらしいアシグロハモグリバエがなぜ日本ではあまり問題にならないのか、著者の意見を聞いてみたい気がした。

本書に掲載されている情報には農薬などの防除情報だけでなくハモグリバエ類に関する最新知見も少なくない。生産者、普及員などの現場指導者のみならず、病害虫防除所や現場対応の多い試験研究機関の諸兄にも一読をお勧めしたい。

第358回 昆虫学土曜セミナーのご案内

  • 話題:ショウジョウバエ親へのストレスによるエピジェネティック遺伝現象と、その分子機構について
  • 講演者:成 耆鉉 (理研筑波 眞貝細胞記憶研究室)
  • 日時: 2018年9月27日(木)15:00-17:00
  • 場所:岡山大学農学部一号館一階二番講義室

第357回 昆虫学土曜セミナーのご案内

  • 話題:昆虫寄生菌の分類,生態,応用
  • 講演者:佐藤大樹 (森林機構 森林総合研究所)
  • 日時: 2018年9月22日 (土曜日)午後2時-午後5時
  • 場所:岡山大学農学部一号館一階一番講義室

【重要】選挙の投票期限に関するお知らせ

一般社団法人 日本応用動物昆虫学会 会員の皆様

2019~2020年度の会長候補者意向投票ならびに代議員選挙の投票にご協力頂き感謝します。投票期限は明日9月7日です。まだお済ませでない方は積極的なご参加をお願いします。

投票期間
2018年7月25日(水曜日)9:00から9月7日(金曜日)17:00まで
開票
期日: 2018年9月15日(土曜日)
場所: 学会事務局(日本植物防疫協会内)
詳しい投票方法
学会ウェブサイトの会員専用ページ(ログイン後)および投票サイトに投票マニュアル http://odokon.org/archives/ReadMe_AEZ.pdfを掲載しますので、適宜ご利用ください。
その他
・会員専用ページのログイン用パスワードをお忘れの場合は、会員専用ページ(ログイン前)で「パスワードをお忘れの方はこちらへ」をクリック頂き、次の画面で会員番号と生年月日を入力することにより、パスワードの自動再発行が可能です(会員番号もわからない場合のみ、問い合わせフォームから学会事務局宛てにご連絡下さい)。
・2018年度会費まで完納していない方には選挙権、被選挙権がありません。該当の方は会員専用ページにログインされても投票サイトへのリンクは表示されませんのでご了承ください。
本件(会員番号に関すること以外)についての問い合わせ先
日本応用動物昆虫学会 事務幹事 清水 健
e-mail: jsaez.assistant.manager(at) gmail.com
(@は(at)に変えてあります)

第20回生態学琵琶湖賞 募集案内

日本生態学会では第20回生態学琵琶湖賞の公募を開始いたしました。受賞者は滋賀県で行なわれる授賞式に出席するとともに、一般市民向けの記念講演会で解りやすい受賞講演を行っていただきます。

皆様のご応募(自薦・他薦)をお待ちしております。

  • 対象:生態学を中心にその周辺領域を含めた分野において、水環境またはこれに関連する研究。東アジア地域、東南アジア地域および西太平洋地域に居住し、同地域における研究活動実績が高く評価される2018年4月1日現在において50歳未満の研究者対象。
  • 締切:2018年10月15日(月)必着

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