2013年4月アーカイブ

【応動昆 お知らせメール】 399号

日本応用動物昆虫学会会員の皆さまへ

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「お知らせメール」 2013/04/27
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■■ 目次 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■ 1 自然史オープンセミナー・シンポジウム「ゴケグモ類の現状と問題」
■ のご案内

■ 2 会員システムサーバ一時停止のお知らせ

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●会員情報変更は https://service.dynacom.jp/acpartner/odokon/ から

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■ 1 自然史オープンセミナー・シンポジウム「ゴケグモ類の現状と問題」
のご案内

1995年に大阪市立自然史博物館友の会会員により大阪府南部で発見された
セアカゴケグモは、その後分布を徐々に拡げ、2013年1月現在で全国の
24府県で記録されています。また、クロゴケグモ、ハイイロゴケグモなど
他のゴケグモ類も発見されていて、合計5種の生息が確認されています。
これらゴケグモ類の分布拡大と毒性については、あまり注目されておらず、
安易な楽観論や間違った情報も流れています。
このセミナー・シンポジウムでは、日本列島におけるゴケグモ類の分布や
毒性などの現状を総括して、問題点を洗い出し、今後の対策に生かす
方法を皆で考えます。日本応用動物昆虫学会後援のシンポジウムですので、
会員の皆さまはふるってご参加ください。

日時:2013年5月18日(土)午後1~5時
場所:大阪市立自然史博物館 講堂
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/
(大阪市東住吉区長居公園1-23 TEL 06-6697-6221)
対象:どなたでも参加できます。
定員:150名(先着順)
問合せ:自然史博物館昆虫研究室の金沢まで
申込み:申込みは不要です。直接会場へお越しください。
参加費:無料(ただし、展示を見る場合には博物館入館料が必要。
主催・後援・認定団体会員でシンポジウムだけに参加される方は、
南側通用口から団体名を言って入館してください)
主催:大阪市立自然史博物館、関西クモ研究会、
大阪市立自然史博物館友の会
後援:日本昆虫学会、日本環境動物昆虫学会、日本応用動物昆虫学会
認定:大阪府医師会生涯研修(番号:349、単位:4)

【内容】(予定)
13:00~ 「ゴケグモ類とはどのようなクモか」
       西川喜朗(追手門学院大学 名誉教授)
13:25~ 「セアカゴケグモの発見と咬傷分析」
       金沢 至(大阪市立自然史博物館)
13:50~ 「セアカゴケグモの毒性」
       杉本 央(大阪大学 医学部 教授)
14:15~ 「自然毒としてのゴケグモ類などの毒」
       乾 公正(日本毒性学会 認定トキシコロジスト)
14:50~ 「行政の内側から見たセアカゴケグモ騒動」
       冨永 修(四条畷保健所)
15:15~ 「ゴケグモ類の分布拡大と波紋」
       清水裕行(大阪市立自然史博物館 外来研究員)
15:40~ 「ゴケグモ類に対する厚生労働省の対策」
       小林睦生(国立感染症研究所 前昆虫医科学部長)
16:15~  総合討論


金沢 至(大阪市立自然史博物館)

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■ 2 会員システムサーバ一時停止のお知らせ

会員システムを運用しているダイナコムのサーバが電気設備法定点検のため
下記の期間停止します。この期間中は会員専用ページでの登録や
データ参照ができませんので、ご注意下さい。

<会員システムサーバ停止日時>
 2013年5月18日(土) 13:00 ~ 19日(日) 10:00
(上記期間中は会員専用ページにアクセスしないで下さい)

本多健一郎(電子広報委員長)

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■ 本メールは、日本応用動物昆虫学会会員の方へ、
■ 常任評議員会の承諾を得て、電子広報委員会が配信しています。

■ 本メールに関するお問い合わせは、
■ mailto: manager-AEZ@ffpri.affrc.go.jp まで お願いいたします。

■ 日本応用動物昆虫学会 website http://odokon.org/

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2013年度各賞受賞者

2013年度の学会賞・奨励賞受賞者が、2013年3月27~29日に日本大学生物資源科学部(神奈川県藤沢市)にて開催された第57回大会にて発表されました。また、同大会のポスター発表から11点が第3回ポスター賞として選ばれました。

第301回 昆虫学土曜セミナーのお知らせ

話題: 潮を読む虫たち:昆虫の示す概潮汐リズム
講演者: 佐藤 綾 (理研・研究支援パート)
日時: 2013年 4月20日(土) 14:00~17:00
場所: 岡山大学農学部第1講義室(1号館南側1階)

講演要旨:
潮の満ち引きは、繰り返される海面の昇降であり、昼夜のサイクルとともに海辺の生物が直面する重要な環境サイクルである(潮汐サイクル)。満潮になると冠水し、干潮になると地面が露出する環境(潮間帯、干潟)に生息する生物は、活動に適した干潮時あるいは満潮時のみに活動が制限される。潮汐サイクルの周期は約12.4時間であり、潮間帯に生息する多くの生物において、野外の潮汐サイクルに対応した約12.4時間周期の自由継続リズム(概潮汐リズム)が確認されている。このことは、それらの生物が潮汐サイクルに対応した体内時計を使って、潮汐に活動を合わせていることを意味する。本発表では、潮間帯に生息する陸生昆虫が示す概潮汐リズムについて、私たちが明らかにしてきたことをお話したい。

問い合わせ: 宮竹貴久 (岡山大学)miyatake(at)okayama-u.ac.jp

【応動昆 お知らせメール】 398号

日本応用動物昆虫学会会員の皆さまへ

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「お知らせメール」 2013/04/12
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■■ 目次 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■ 1 第22回日本ダニ学会大会のご案内

■ 2 日本応用動物昆虫学会誌カラーページに関するお知らせ

■ 3 第301回 昆虫学土曜セミナーのお知らせ

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●会員情報変更は https://service.dynacom.jp/acpartner/odokon/ から

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■ 1 第22回日本ダニ学会大会のご案内

日本ダニ学会大会を下記の要領で開催いたします。
一般講演のほか、特別講演を企画します。
聴講のみの参加は、非会員でも可能です。
ふるってご参加ください。

日時: 平成25年9月28日~29日(一般講演)
会場: 静岡県総合研修所もくせい会館(静岡市)
特別講演: 静岡県におけるダニ媒介性感染症の現状(9月28日午後)
参加申し込み等、詳細は、以下のURLでご確認下さい。
http://www.acarology-japan.org/pages/meeting22.html

大会事務局: 担当 豊島真吾 E-mail: asj2013@acarology-japan.org

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■ 2 日本応用動物昆虫学会誌カラーページに関するお知らせ

会員各位

日頃から日本応用動物昆虫学会誌へのご投稿、ありがとうございます。
カラーページに関するお知らせをさせて頂きます。

1)従来から、英文誌Applied Entomology and Zoologyには
「印刷もpdfもカラー」、「印刷は白黒,pdfはカラー」の二つの
選択肢があります。後者の場合にはカラーページ代(152,000円+税)が
発生しません。この選択は、校正刷の段階で「カラー図版の有無」の
ラジオボタンでできます。この度、和文誌についても同様に
「印刷もpdfもカラー」、「印刷は白黒,pdfはカラー」の選択が
可能になりました。後者の場合にはカラーページ代が発生しません。
投稿原稿送付時または最終原稿送付時にどちらをご希望かお申し出下さい。
なお、カラーページを含む原稿を投稿される場合は英文誌、和文誌とも、
次の二点にご注意下さい。印刷用に白黒に変換した図版は論文受理後に
編集部が作成しますので、投稿時には、pdfで使用するカラー図版を
提出して下さい。また「印刷は白黒、pdfはカラー」を指定される場合は、
白黒表示をした時に見分けがつくような色使いをする、図の説明で色を
指定しないなど、白黒表示を念頭において図を作成下さい。

2)和文誌のカラーページ代は、投稿規定にありますように
「1ページあたり50,000円」ですが、第57巻1号から印刷用紙を
変更したことに伴って、第57巻2号に掲載された分から1ページ当たり
30,000円に値下げさせていただきます。

今後とも、会員各位の積極的な投稿をお願いいたします。
 
編集委員長 後藤哲雄

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■ 3 第301回 昆虫学土曜セミナーのお知らせ

話題: 潮を読む虫たち:昆虫の示す概潮汐リズム
講演者: 佐藤 綾 (理研・研究支援パート)
日時: 2013年 4月20日(土) 14:00~17:00
場所: 岡山大学農学部第1講義室(1号館南側1階)

講演要旨:
潮の満ち引きは、繰り返される海面の昇降であり、昼夜のサイクルと
ともに海辺の生物が直面する重要な環境サイクルである(潮汐サイクル)。
満潮になると冠水し、干潮になると地面が露出する環境(潮間帯、干潟)
に生息する生物は、活動に適した干潮時あるいは満潮時のみに活動が
制限される。潮汐サイクルの周期は約12.4時間であり、潮間帯に生息する
多くの生物において、野外の潮汐サイクルに対応した約12.4時間周期の
自由継続リズム(概潮汐リズム)が確認されている。このことは、
それらの生物が潮汐サイクルに対応した体内時計を使って、潮汐に活動を
合わせていることを意味する。本発表では、潮間帯に生息する陸生昆虫が
示す概潮汐リズムについて、私たちが明らかにしてきたことをお話したい。

問い合わせ: 宮竹貴久 (岡山大学)miyatake(at)okayama-u.ac.jp

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■ 本メールは、日本応用動物昆虫学会会員の方へ、
■ 常任評議員会の承諾を得て、電子広報委員会が配信しています。

■ 本メールに関するお問い合わせは、
■ mailto: manager-AEZ@naro.affrc.go.jp まで お願いいたします。

■ 日本応用動物昆虫学会 website http://odokon.org/

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会員各位

日頃から日本応用動物昆虫学会誌へのご投稿、ありがとうございます。
カラーページに関するお知らせをさせて頂きます。

1)従来から、英文誌Applied Entomology and Zoologyには「印刷もpdfもカラー」、「印刷は白黒,pdfはカラー」の二つの選択肢があります。後者の場合にはカラーページ代(152,000円+税)が
発生しません。この選択は、校正刷の段階で「カラー図版の有無」のラジオボタンでできます。この度、和文誌についても同様に「印刷もpdfもカラー」、「印刷は白黒,pdfはカラー」の選択が
可能になりました。後者の場合にはカラーページ代が発生しません。投稿原稿送付時または最終原稿送付時にどちらをご希望かお申し出下さい。
なお、カラーページを含む原稿を投稿される場合は英文誌、和文誌とも、次の二点にご注意下さい。印刷用に白黒に変換した図版は論文受理後に編集部が作成しますので、投稿時には、pdfで使用するカラー図版を提出して下さい。また「印刷は白黒、pdfはカラー」を指定される場合は、
白黒表示をした時に見分けがつくような色使いをする、図の説明で色を指定しないなど、白黒表示を念頭において図を作成下さい。

2)和文誌のカラーページ代は、投稿規定にありますように「1ページあたり50,000円」ですが、第57巻1号から印刷用紙を変更したことに伴って、第57巻2号に掲載された分から1ページ当たり
30,000円に値下げさせていただきます。

今後とも、会員各位の積極的な投稿をお願いいたします。
 
編集委員長 後藤哲雄

第22回日本ダニ学会大会のご案内

日本ダニ学会大会を下記の要領で開催いたします。
一般講演のほか、特別講演を企画します。
聴講のみの参加は、非会員でも可能です。
ふるってご参加ください。

日時: 平成25年9月28日~29日(一般講演)
会場: 静岡県総合研修所もくせい会館(静岡市)
特別講演: 静岡県におけるダニ媒介性感染症の現状(9月28日午後)
参加申し込み等、詳細は、ダニ学会大会ホームページでご確認下さい。

大会事務局: 担当 豊島真吾 E-mail: asj2013@acarology-japan.org

【応動昆 お知らせメール】 397号

日本応用動物昆虫学会会員の皆さまへ

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「お知らせメール」 2013/04/08
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■■ 目次 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■ 1 国際化学生態学会2013のご案内

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●会員情報変更は https://service.dynacom.jp/acpartner/odokon/ から

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■ 1 国際化学生態学会2013のご案内

標記の会議(International Chemical Ecology Conference 2013)が
本年8月19~23日にオーストラリアのメルボルンで開催されます。
この会議は、アジア-太平洋化学生態学者協議会(APACE)と
国際化学生態学会(ISCE)が初めて合同で開催する国際会議です。
この会議は、化学生態学とそれに関連した分野の国際的研究動向を
知るために重要なだけではなく、海外の研究者との交流の機会を得る
絶好の機会でもあります。広く世界から参加者を募集しております。
上記の2つの組織に所属していなくてもかまいません。
とくに学生や若手研究者の皆様への積極的な参加をお願い申し上げます。
講演要旨の提出〆切は現時点では4月22日となっております。
お早めにお申し込みください。
会議の詳細につきましては、 http://www.icec2013.com.au/
をご覧ください。

APACE評議員 石川幸男
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■ 本メールは、日本応用動物昆虫学会会員の方へ、
■ 常任評議員会の承諾を得て、電子広報委員会が配信しています。

■ 本メールに関するお問い合わせは、
■ mailto: manager-AEZ@naro.affrc.go.jp まで お願いいたします。

■ 日本応用動物昆虫学会 website http://odokon.org/

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国際化学生態学会2013のご案内

標記の会議(International Chemical Ecology Conference2013)が本年8月19~23日にオーストラリアのメルボルンで開催されます。この会議は、アジア-太平洋化学生態学者協議会(APACE)と国際化学生態学会(ISCE)が初めて合同で開催する国際会議です。

この会議は、化学生態学とそれに関連した分野の国際的研究動向を知るために重要なだけではなく、海外の研究者との交流の機会を得る絶好の機会でもあります。広く世界から参加者を募集しております。上記の2つの組織に所属していなくてもかまいません。とくに学生や若手研究者の皆様への積極的な参加をお願い申し上げます。講演要旨の提出〆切は現時点では4月22日となっております。お早めにお申し込みください。

会議の詳細につきましては、http://www.icec2013.com.au/ をご覧ください。

APACE評議員 石川幸男

河合学会長退任挨拶

会長退任に当たって

多くの懸案事項を抱えてのスタートであり、任期中も大きな出来事もありましたが、この間、常任評議員会、評議員会、各種委員会、事務局の皆様、および会員各位からの絶大なご協力をいただき、何とか任期を全うすることができました。まずは。ご協力いただきました皆様に心より感謝申し上げます。

任期中の最大の出来事として、就任直後の2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震及びそれに引き続く、津波と福島第一原子力発電所の事故があげられます。東北地方を中心に、きわめて大きな被害が発生しました。被災された方々に対し、再度、心からお見舞いを申し上げます。本学会も大きな影響を受けました。第55回大会が3月27日~29日に九州大学で開催を予定していましたので、地震発生を受け、大会事務局と連絡をとりながら、常任評議員会で当初は開催の方向で検討しましたが、被害の拡大、交通機関の乱れ、会員の安全確保などを総合的に判断し、3月16日に残念ながら開催中止の判断をしました。大会の中止は本学会にとって初めてのことであり、評議員会はメール会議で、総会はメール及び文書会議で議案の承認をいただきました。また、7月に三重大学で学会賞及び奨励賞の授与式、並びに名誉会員推挙状の授与式を行いました。

また、会長就任にあたり今期執行部の課題として、前期執行部に引き続き、(1)学会改革の定着とさらなる発展、(2)昆虫科学の発展、(3)会員の意識向上の3項目を中心課題として、取り組んでいきたいと考えました。

学会改革の定着とさらなる発展では、前期執行部の大きな努力によりApplied Entomology and Zoology誌は2011年よりSpringer社から出版されるようになりました。これは、世界に向けて効率的な情報発信を行う雑誌とし、Impact Factorも国際的レベルに高めることを目指したものです。今期からは常任評議員1名を「会誌」担当とし、編集委員長とともに、優秀な総説の掲載等、内容の充実を目指して努力しました。幸いにも2011年のImpact Factorは1.14と初めて1を越えました。今後も、努力を重ねApplied Entomology and Zoology誌を国際一流紙に向けてさらに発展させることが必要です。会員の皆様にもApplied Entomology and Zoology誌に掲載された論文を積極的に引用していただきたいと思います。また、日本応用動物昆虫学会誌は、近年、やや停滞傾向にあります。現場に密着した雑誌として、さらに発展させていくため、57巻1号から総説「シリーズ、地域の害虫研究最前線」を開始しました。今後も、わが国における応用動物昆虫学の基盤雑誌、現場に役立つ雑誌として、発展させる努力が必要です。

役員の任期はこれまで1月~12月でした。しかし、本学会の最大の行事である大会はほぼ3月に開かれるようになり、大会の準備の途中で役員が交代していました。そのため、役員任期を大会終了後の4月~3月に変更し、大会の運営に責任を持てるようにしました。また、今期から常任評議員1名を「企画」担当とし、大会におけるシンポジウムの強化等を行いました。また、本年度の大会において、初めて会場内に託児施設を開設しました。さらに、経費削減とともに、投票率の向上に有益と考え、役員選挙に電子投票システムを導入することとしました。今後とも、時代に即応したフォーカスをより鮮明にし、若い世代に対しても一層の求心力を持つ学会にしていくことが重要です。

昆虫科学の発展では、昆虫学関連の学協会のゆるい連合組織である『日本昆虫科学連合』が、設立2年半を経過しました。日本応用動物昆虫学会は、設立時から中心的役割を果たし、昨年、藤崎憲治前会長が第2代の代表に就任しました。本連合は学術社会や一般社会における昆虫科学の認知度を高める上で重要な役割を果たすものと期待されます。今後、他の関連学会と連携しながら、本連合の本格的活動を進めていくべきであると考えています。

会員の意識向上では、これまでと同様に、学会ウェブサイトの改善、お知らせメールの発信、等、電子広報委員会を中心に進めて来ました。今後もこれらをさらに進め、執行部と会員との一層の意思疎通を図っていくことが重要と考えています。

非力な会長でしたが、強力な執行部と事務局に支えられながら、大過なく会長職を勤め上げることができました。日本応用動物昆虫学会の今後のますますの発展を祈念して、退任の挨拶とさせていただきます。

(2011-2012会長 河合 章)

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