2017年5月アーカイブ

生物の多様性に関する条約(以下「条約」という。)は、遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分を目的の一つとし、条約締約国に対して、遺伝資源の取得の機会について「情報に基づく事前の同意」及び遺伝資源の提供者と取得者との間で「相互に合意する条件」によること等を求めています。これらは、条約が平成5年12月に発効(我が国は平成5年5月に締結)して以来、我が国を含む条約締結国において適用されているところです。

今般、我が国では、提供国等からの信頼を獲得し遺伝資源を円滑に取得できるようにすることで、我が国国内における遺伝資源に係る研究開発の推進等に資することを目的として、「遺伝資源の取得の機会及びその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分に関する指針」(平成29年 財務省・文部科学省・厚生労働省・農林水産省・経済産業省・環境省告示第一号。以下「指針」という。)が、平成29年5月18日付けで公布され、「生物の多様性に関する条約の遺伝資源の取得の機会及びその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分に関する名古屋議定書」(以下「議定書」という。)が、我が国について効力を有する日から施行されることとなりました。

【関連URL】
<環境省HPより>
「遺伝資源の取得の機会及びその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分に関する指針」の公布について
 http://www.env.go.jp/press/104061.html
<官報(号外)より>
https://kanpou.npb.go.jp/20170518/20170518g00104/20170518g001040001f.html

日 時:平成29年7月22日(土)13:00~16:45
場 所:東京大学農学部1号館8番教室
入場無料・申込不要

詳しくは下記URLをご参照ください。
http://www.insect-sciences.jp/conferences?mc_id=116

本年10月16日~20日にかけて、京都市においてThe 5th International Entomophagous Insects Conference (第5回国際食虫性昆虫学会議)を開催します。早期登録・講演申し込み締切が6月30日(金)に延長されました。これを機会に、是非ともご参加をご検討ください。
 この会議は、捕食性昆虫のみならず寄生蜂などの捕食寄生性昆虫なども対象として、分類学・遺伝学・生理学・行動生態学・化学生態学・景観生態学・生物的防除など基礎的な分野から応用的な分野まで幅広く議論する国際会議です。研究発表はキーノートスピーカーによる講演を含む口頭発表とポスター発表からなり、口頭発表はすべて一つの会場で行われるため、参加者すべてが話題を共有できます。
 講演申し込み時に要旨を提出していただきますが、これは口頭発表とポスター発表を分けるために使われるものですので、完全なものでなくても結構です。印刷される講演要旨用には、後日改めて提出可能です。
 参加いただける方は、ウェブサイトからお申し込みください。詳細は、ウェブサイト http://ieic5.org/ をご覧ください。皆様のご参加をお待ち申し上げております。

問い合わせ先:農研機構 中央農業研究センター 日本典秀 [contact@IEIC5.org]

この度、フランスのRovaltain財団の主催で、2017年10月9日~13日に、フランス南部のアリクサンにおいて、国際ワークショップ「Hive of Science for Bees」が開催されることになりました。

今後の研究発展に繋げることを目的に、様々な立場・アプローチから「ポリネーターの減少」に関わっている、世界各国からの10名のエキスパートと10名の若手研究者が集い 、研究発表や意見交換を行います。

10名の若手研究者は公募により選出され、その移動費・滞在費・参加費を全額補助する用意があるようです。

詳細と応募方法については、以下のページをご参照ください。
http://fcsrovaltain.org/beehive-call-for-participationvf.htm

お問い合わせ先:
フランス大使館 科学技術部
斎藤文子
0357986038

徳島県では、本年度、実施を計画しておりますクビアカツヤカミキリ撲滅プロジェクトと、それを達成するためにクラウドファンディングにより研究資金を募ることとなりましたので 、ご紹介します。
昨今、全国でクビアカツヤカミキリという外来害虫が侵入し、サクラやモモを加害して問題となっております。
一昨年に徳島県のモモ園でもこのカミキリが発生しましたが、農薬登録も有効な防除手段もない状況です。
このため、競争的資金での実施を計画しておりましたが、農業被害は本県のみであり(他県はサクラが多い)、全国的な課題と認識されず採択に至っておりません。
そこで本種を撲滅するために、研究や活動のための資金を、クラウドファンディングにより募ることとなりました。詳細は、以下のHPをご覧、頂ければと思います。
https://otsucle.jp/project/save-sakura.html
多くの方にこのプロジェクトを知って頂けましたら、幸いです。よろしくお願いいたします。

 応動昆英文誌(Applied Entomology and Zoology) Volume 52 Number 2 に
掲載される論文タイトルへのリンクをお知らせします。
 5月初めにSpringerから直接タイトルを受け取られた会員もおられるとは思い
ますが、ご容赦下さい。

 We are pleased to deliver table of contents alert for Applied Entomology
and Zoology. Volume 52 Number 2 is now available online.

http://link.springer.com/journal/13355/52/2/

福島大学では、地域の食料・農業・農村問題へ主体的、創造的に取り組む人材の育成を目的に、新たに「農学群食農学類(仮称)」の設置を準備しています。

構想では、平成31年度に学生受け入れを予定しています。ついては、以下の専門分野の人材を公募いたします。福島大学では人材の育成を重視しており、特に学生の教育・研究指導に熱意のある方を希望します。また、新設の食農学類(仮称)では、4つの履修コースで構成された「専門教育プログラム」のほかに、福島県内を問題解決型教育のフィールドとして、市町村自治体や農業関係機関等と連携しながら地域課題の解明をめざす「農学実践型教育プログラム」(5~10のプロジェクト実習)を構想しています。そのため、各自の専門分野の教育・研究に留まらず、他分野との連携・協力によるプロジェクト研究や学際的な教育・研究、地域社会貢献等にも積極的に取り組んでもらえる人材を募集します。

なお、食農学類(仮称)の詳細については、福島大学ホームページ(http://www.fukushima-u.ac.jp)でご確認いただくか、直接お問い合せください。

1. 公募職名:

教授、准教授または講師

2. 専門分野・公募人員:

病害虫管理学野1名(任期なし)
なお、学類専任教員38名の「専門分野・主担当科目等一覧」は、ホームページをご参照ください。

3. 主な担当授業科目(「」内が主担当科目)
  
  

「応用昆虫学」、病害虫管理学、作物・栽培学実習

  

上記の主担当科目を、封筒の表および提出書類7(8)「採用後の教育計画」に明記してください。なお、そのほかに「農学実践型教育プログラム」等の専門科目及び全学共通教育の「基盤教育科目」の担当があります。さらに、大学院が設置された場合には、大学院関連科目の授業を担当することになります。

4. 応募資格
  • (1) 博士の学位を有する方、またはそれと同等の研究歴を有する方。
  • (2) 当該専門分野において優れた業績や識見があり、他分野の研究者・専門家や産業界・行政等と積極的に連携して教育・研究活動ができる方。
  • (3) 当該専門分野に関連した研究業績(学術著書・論文等)を有する方で、当該分野の講義及び演習・実習科目を担当できる方。
  • (4) 福島市あるいは近郊に居住できる方。
  • (5) 国籍は問わないが日本語による教育が可能な方。
5. 採用予定日:

平成30年10月1日から平成32年4月1日の間
(採用時期に希望があれば、7.(7)「採用後の研究計画」で明記してください)

6. 応募締切日:

平成29年6月15日(木)必着

7. 提出書類 *各1部
  • (1) 履歴書(写真を貼付すること)(形式は自由)
    年齢等、学歴(大卒以降)・職歴、資格、賞罰、所属学会、連絡先(電話、メール)等を明記のこと。また、社会活動の履歴として、最近の学会活動(役職等)、自治体等の各種委員等も明記してください。
  • (2) 学位記の写し又は証明書
  • (3) 研究業績目録(形式は自由)
     ☆ 学位論文名、学術論文(査読誌の表記)、学術著書、特許、過去5年間の学会発表等(主要な著書・論文5編に○印を明記)
     ☆ 外部資金の獲得状況(科研費、受託研究、寄附金等の名称・金額)など。
  • (4) 主要な著書・論文(目録で明示したもの、コピー可。著書は後日返却)各1部
  • (5) 研究業績の要約(形式自由で2,000字程度)
  • (6) 教育業績等の要約(形式自由で2,000字程度)
    大学教育職に就いている方は、今年度担当(予定)の講義・演習等(科目名、コマ数)、過去5年間の卒業論文、修士論文、博士論文の指導学生数(主指導に限定)を記してください。
  • (7) 採用後の研究計画(形式自由で2,000字程度)
  • (8) 採用後の教育計画(形式自由で2,000字程度)
    学生教育や専門教育に対する方針、心構え、理想像等を記してください。
  • (9) 応募者の人物について問い合わせ可能な方の2名の氏名と連絡先
(書類提出先)
〒960-1296 福島市金谷川1番地
福島大学 農学系教育研究組織設置準備事務室 宛

(郵送の場合は書留とし、封筒の表に「食農学類(仮称)教員応募書類在中」「応募する専門分野・主担当科目名」を朱書してください。なお、応募書類は返却しません。)

8. 選考方法

提出書類の審査と必要に応じた面接によって選考します。面接に要する旅費等は応募者の負担とします。なお、応募者の教育・研究歴の内容によっては、本人の了解のもとに他の専門分野の応募に振り替える場合もあります。

9. 留意点

平成30年度の大学設置・学校法人審議会に設置審査を申請する予定ですが、同審議会に諮れない時は採用されないことがあります。また、同審議会に諮った結果不適合と判定された方は採用されません。なお、詳細な情報については福島大学ホームページ、または下記の問い合わせ先に(書面ないしEメールで)ご連絡ください。

(問い合わせ先)
農学系教育研究組織設置準備室 副室長 青柳 斉
電話: (024)503-4060
Fax: (024)504-2832
E-mail: r814(at)ipc.fukushima-u.ac.jp (@は(at)に変えてあります)

JABEE農学系分野審査講習会のスケジュールのご案内

 JABEE農学系分野審査講習会のスケジュールが決定いたしましたのでお知らせいたします。なお、(公財)農学会のホームページからもスケジュール・申込書がダウンロードできますのでよろしくお願いいたします。今年度は会場が変更になっておりますのでご注意ください。
(公財)農学会 http://www.nougaku.jp/jabee.html
お問い合わせ先:
公益財団法人
zaidan(at)nougakkai.or.jp (@は(at)に変えてあります。)
http://www.nougaku.jp

似非国際昆虫学会議への注意喚起について

 似非の「国際昆虫学会議」"ICE 2017: 19th International Conference of Entomology in Paris, France" に関する情報が発信されております。
 次の「国際昆虫学会議(第26回)」は、昨年の9月に開催された国際昆虫学会議の終了時に発表されましたとおり、2020年7月19日~24日の日程で、フィンランドのヘルシンキで開催される予定です。なお、国際昆虫学会議の正式な英語名称は、「International Congress of Entomology」であり、似非は「International Conference of Entomology」になっております。
 会員の皆様におかれましては、くれぐれもご注意ください。

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