2018年8月アーカイブ

応動昆英文誌 Applied Entomology and Zoology, Volume 53 Number3に掲載される論文タイトルのお知らせ(2018年7月24日公開)

すでにSpringerから直接タイトルを受け取られた会員もおられるとは思いますが、その場合はご容赦下さい。


応動昆和文誌 Japanese Journal of Applied Entomology and Zoology, Volume 62 Number 3に掲載される論文タイトルのお知らせ

  • 1 増井伸一・片山晴喜・金子修治 (2018) 露地栽培カンキツのIPMにおける天敵利用の現状と課題 62(3): 137-148
  • 2 赤池一彦 (2018) 混作,間作,雑草草生を利用した有機栽培キャベツにおける虫害軽減効果 -山梨県における現地調査,実証研究から- 62 (3): 149-160
  • 3 比留間潔 (2018) 栄養と幼若ホルモンによる成虫原基の発育調整: 摂食によりスイッチの入る蛹変態誘導タイマー 62(3): 161-169
  • 4 松倉啓一郎 (2018) 害虫の発生要因と予防的害虫管理技術: 国内の飼料作物害虫の発生事例から 62(3): 171-187
  • 5 土田祐大・増井伸一 (2018) 風によるミカンサビダニ(ダニ目:フシダニ科)の分散 62(3): 189-192
  • 6 橋本直樹・角野晶大・岩崎暁生・古館卓朗・西村 景・高田昌弘・キム ワンギュウ・湯川淳一 (2018) 日本国内で初めて発生が確認されたトマトを加害するトマトウロコタマバエ Lasioptera sp.(ハエ目:タマバエ科) 62(3): 193-197
  • 7 大井田寛・福田 寛・鈴木健司・清水喜一 (2018) 土壌や珪砂を用いないトビイロヒョウタンゾウムシ(コウチュウ目:ゾウムシ科)の採卵方法および卵の発育特性 62(3): 198-201

京都大学大学院農学研究科では、地域環境科学専攻生態情報開発学分野の教授を公募いたします。応募締め切りは2018年11月12日 (必着)です。

会長候補者意向投票および代議員選挙(電子投票)の中間投票率

一般社団法人 日本応用動物昆虫学会 会員の皆様

2019~2020年度の会長候補者意向投票ならびに代議員選挙への投票はお済みでしょうか。投票期間も残りわずかとなっております。投票は簡単であり短時間で済みますので、まだお済ませでない方は積極的なご参加をお願いします。

    
    
  • (8月29日 9:00時点)
  • [支部名]  [投票者数(計)]   [投票率]
  • 北・東・陸    39      21.31 %
  • 東関東      96      29.63 %
  • 西関東      48      18.82 %
  • 東海・近畿    61      18.21 %
  • 中国・四国    42      22.58 %
  • 九州       60      29.41 %
  • -------------------------------------------
  •   計      346      23.27 %
投票期間
2018年7月25日(水曜日)9:00から9月7日(金曜日)17:00まで
開票
期日: 2018年9月15日(土曜日)
場所: 学会事務局(日本植物防疫協会内)
詳しい投票方法
学会ウェブサイトの会員専用ページ(ログイン後)および投票サイトに投票マニュアルを掲載しますので、適宜ご利用ください。
投票マニュアル (PDF|687KB)
その他
1) 会員専用ページのログイン用パスワードをお忘れの場合は、会員専用ページ(ログイン前)で「パスワードをお忘れの方はこちらへ」をクリック頂き、次の画面で会員番号と生年月日を入力することにより、パスワードの自動再発行が可能です(会員番号もわからない場合のみ、問い合わせフォームから学会事務局宛てにご連絡下さい)。
2) 2018年度会費まで完納していない方には選挙権、被選挙権がありません。該当の方は会員専用ページにログインされても投票サイトへのリンクは表示されませんのでご了承ください。
本件(会員番号に関すること以外)についての問い合わせ先
日本応用動物昆虫学会 事務幹事 清水 健
e-mail: jsaez.assistant.manager(at) gmail.com
(@は(at)に変えてあります)

第28回天敵利用研究会大阪大会のお知らせ

下記のとおり、天敵利用研究会大阪大会を開催いたします。

多数の皆様のご参加をお待ちしております。

  • ・日時:平成30年11月19日(月) 13:00~ 20日(火)
  • ・会場:大阪産業創造館(大阪市中央区本町1丁目4-5)
  • TEL 06-6264-9800(代表)
・シンポジウムのテーマと内容の予定
テーマ「天敵温存植物の利用を考える 近畿中国地域での活用事例と今後の展開」
講演1 井村岳男氏(奈良県農業研究開発センター)
「奈良県の露地ナス生産における天敵温存植物を活用した害虫防除」
講演2 荒木恵美氏(JA岡山)
「岡山県南部の施設ナスにおける天敵温存植物を活用した害虫防除(仮題)」
講演3 永井一哉氏(日本植物防疫協会)
「天敵温存植物に関するこれまでの研究と今後の展望(仮題)」
総合討論
座長 安部順一朗氏(農研機構西日本農業研究センター)

・一般講演:最大25題(先着順)

  • ・参加費:
  • 大会 2,000円
  • 情報交換会 6,000円(事前申込)、6,500円(当日申込)

(第28回天敵利用研究会大阪大会事務局)

会長候補者意向投票および代議員選挙(電子投票)の中間投票率

一般社団法人 日本応用動物昆虫学会 会員の皆様

2019~2020年度の会長候補者意向投票ならびに代議員選挙への投票はお済みでしょうか。
投票は簡単であり短時間で済みますので、まだお済ませでない方は積極的なご参加をお願いします。

    
    
  • (8月22日 13:00時点)
  • [支部名]  [投票者数(計)]   [投票率]
  • 北・東・陸    35      19.13 %
  • 東関東      86      26.54 %
  • 西関東      40      15.69 %
  • 東海・近畿    54      16.12 %
  • 中国・四国    39      20.97 %
  • 九州       55      26.96 %
  • -------------------------------------------
  •   計      309      20.78 %
投票期間
2018年7月25日(水曜日)9:00から9月7日(金曜日)17:00まで
開票
期日: 2018年9月15日(土曜日)
場所: 学会事務局(日本植物防疫協会内)
詳しい投票方法
学会ウェブサイトの会員専用ページ(ログイン後)および投票サイトに投票マニュアルを掲載しますので、適宜ご利用ください。
投票マニュアル (PDF|687KB)
その他
1) 会員専用ページのログイン用パスワードをお忘れの場合は、会員専用ページ(ログイン前)で「パスワードをお忘れの方はこちらへ」をクリック頂き、次の画面で会員番号と生年月日を入力することにより、パスワードの自動再発行が可能です(会員番号もわからない場合のみ、問い合わせフォームから学会事務局宛てにご連絡下さい)。
2) 2018年度会費まで完納していない方には選挙権、被選挙権がありません。該当の方は会員専用ページにログインされても投票サイトへのリンクは表示されませんのでご了承ください。
本件(会員番号に関すること以外)についての問い合わせ先
日本応用動物昆虫学会 事務幹事 清水 健
e-mail: jsaez.assistant.manager(at) gmail.com
(@は(at)に変えてあります)

農研機構では、害虫退治をテーマにした動画を制作し、以下のようにNAROチャンネル(YouTube)で公開しました。



飛ばないナミテントウ、紫の光を好むヒメハナカメムシ、コウモリの超音波を嫌うガなど、様々な虫が登場します。

ぜひご覧ください。

北海道斜里町職員(学芸員)の公募について

  • 1. 試験区分:学芸員―動物学(昆虫、鳥類、魚類など)
  • 2. 採用予定人員:1 名
  • 3. 受験資格等:次のすべての条件を満たす方
  • (1)博物館学芸員資格を取得し(あるいは平成 31 年 3 月 31 日までに取得見込み)、平成 31 年4 月 1 日時点で 30 歳以下の方。
  • (2)大学院で動物学(昆虫、鳥類、魚類など)を専攻して野外での研究経験を有し、修士の学位を有しているか平成 31 年 3 月 31 日までに取得見込みである方。
  • (3)地方公務員法第 16 条に規定する欠格条項に該当しない方。
  • (4)日本国籍を有し、北海道斜里町内に居住できる方。
  • 4. 業務内容
  • ・資料、標本の収集、保管、展示、調査研究業務
  • ・講座、観察会、出版物作成など教育普及業務
  • ・一般行政事務
  • 5. 申込方法:次の(1)~(6)の書類を、斜里町立知床博物館に郵送するか又は直接持参してください。これらの書類によって 1 次審査を実施します。1次審査合格者には平成 30 年10 月に 2 次審査(面接)を実施します。
  • (1) 履歴書(直筆とする)
  • (2) 成績証明書(大学および大学院)
  • (3) 修了証明書または修了見込み証明書
  • (4) 学芸員資格取得または取得見込みであることを証明する書類
  • (5) 業績目録(査読論文、総説、著書、その他の分類に分けて記載する)及びそのうち主要なもの 3 点以内の別刷り又はコピー
  • (6) 小論文(テーマ:「知床博物館着任後の取り組みによって、どのように地域に貢献するか」、2000 字以内、直筆とする)
    ※ 提出書類については、選考の合否にかかわらず返却しません。
  • 6.受付期間:平成 30 年 9 月 15 日(土)まで
  • ・直接持参の場合の受付時間は、休館日を除く午前 9 時から午後 5 時までです。
  • ・郵送は簡易書留郵便とし、平成 30 年 9 月 15 日(土)までの消印があるものに限ります。到着後にこちらから確認の連絡をします。
  • 7.合否の発表等
  • ・1 次審査の合否は、平成 30 年 9 月 25 日までに受験者全員に電話で通知し、後日、文書でも通知します。1 次審査の合格者には、あわせて 2次審査の詳細について通知します。
  • ・2 次審査の合否は、平成 30 年 10 月末日までに文書により通知します。
  • 8.採用:採用は平成 31 年 4 月 1 日の予定です。
  • 9.申込み・問合せ先
  • 〒099-4113 北海道斜里町本町 49 斜里町立知床博物館(TEL:0152-23-1256 FAX:0152-23-1257)

会長候補者意向投票および代議員選挙(電子投票)の中間投票率

一般社団法人 日本応用動物昆虫学会 会員の皆様

2019~2020年度の会長候補者意向投票ならびに代議員選挙への投票はお済みでしょうか。
投票は簡単であり短時間で済みますので、まだお済ませでない方は積極的なご参加をお願いします。

    
    
  • (8月15日 14:00時点)
  • [支部名]  [投票者数(計)]   [投票率]
  • 北・東・陸    32      17.49 %
  • 東関東      75      23.15 %
  • 西関東      33      12.94 %
  • 東海・近畿    42      12.54 %
  • 中国・四国    34      18.28 %
  • 九州       49      24.02 %
  • -------------------------------------------
  •   計      265      17.82 %
投票期間
2018年7月25日(水曜日)9:00から9月7日(金曜日)17:00まで
開票
期日: 2018年9月15日(土曜日)
場所: 学会事務局(日本植物防疫協会内)
詳しい投票方法
学会ウェブサイトの会員専用ページ(ログイン後)および投票サイトに投票マニュアルを掲載しますので、適宜ご利用ください。
投票マニュアル (PDF|687KB)
その他
1) 会員専用ページのログイン用パスワードをお忘れの場合は、会員専用ページ(ログイン前)で「パスワードをお忘れの方はこちらへ」をクリック頂き、次の画面で会員番号と生年月日を入力することにより、パスワードの自動再発行が可能です(会員番号もわからない場合のみ、問い合わせフォームから学会事務局宛てにご連絡下さい)。
2) 2018年度会費まで完納していない方には選挙権、被選挙権がありません。該当の方は会員専用ページにログインされても投票サイトへのリンクは表示されませんのでご了承ください。
本件(会員番号に関すること以外)についての問い合わせ先
日本応用動物昆虫学会 事務幹事 清水 健
e-mail: jsaez.assistant.manager(at) gmail.com
(@は(at)に変えてあります)

第13回昆虫病理研究会シンポジウムの開催について

第13回昆虫病理研究会シンポジウムを以下の日程で開催します。

2泊3日で昆虫病理学や微生物防除について語る熱いシンポジウムです。ぜひご参加をお待ちしています。

  • 会期:平成30年9月20日(木)から22日(土)
  • 会場:富士Calm 山梨県富士吉田市新屋1400番地

参加申込、講演申込など詳しくは、以下のHPをごらんください。

植物保護科学連合所属5学会間の合意に伴いまして、


日本応用動物昆虫学会会員の皆様には植物化学調節学会の会員になることなく当学会大会への参加および発表をしていただける


ことになっております。

つきましては下記サイトにて、第53回植物化学調節学会大会(一般講演は11月3-4日、北海道大学)の発表ならびに参加、懇親会参加申し込みの受付を開始しました。

学会間交流を進め、植物保護科学分野盛り上げのため、奮って御参加・御発表いただけましたら幸いです。

植物化学調節学会第53回大会参加申込サイト

大会概要、ならびに申込方法の詳細は、当学会ホームページ内年次大会「大会お知らせ」をご覧下さい。

申込締切は9月3日となっておりますので、ご注意ください。

ご不明な点は、渉外担当(anakajm (at) mail.ecc.u-tokyo.ac.jp (@は(at)に変えてあります) <anakajmmail.ecc.u-tokyo.ac.jp>)か、あるいは、札幌大会本部へ直接お問い合わせ下さい。

以上、宜しくお願い申し上げます。


一社・植物化学調節学会
浅見 忠男(会長)

会長候補者意向投票および代議員選挙(電子投票)の中間投票率

一般社団法人 日本応用動物昆虫学会 会員の皆様

2019~2020年度の会長候補者意向投票ならびに代議員選挙への投票はお済みでしょうか。
投票は簡単であり短時間で済みますので、まだお済ませでない方は積極的なご参加をお願いします。

    
    
  • (8月8日 9:00時点)
  • [支部名]  [投票者数(計)]   [投票率]
  • 北・東・陸    24      13.11 %
  • 東関東      60      18.52 %
  • 西関東      21       8.24 %
  • 東海・近畿    30       8.96 %
  • 中国・四国    28      15.05 %
  • 九州       39      19.12 %
  • -------------------------------------------
  •   計      202      13.58 %
投票期間
2018年7月25日(水曜日)9:00から9月7日(金曜日)17:00まで
開票
期日: 2018年9月15日(土曜日)
場所: 学会事務局(日本植物防疫協会内)
詳しい投票方法
学会ウェブサイトの会員専用ページ(ログイン後)および投票サイトに投票マニュアルを掲載しますので、適宜ご利用ください。
投票マニュアル (PDF|687KB)
その他
1) 会員専用ページのログイン用パスワードをお忘れの場合は、会員専用ページ(ログイン前)で「パスワードをお忘れの方はこちらへ」をクリック頂き、次の画面で会員番号と生年月日を入力することにより、パスワードの自動再発行が可能です(会員番号もわからない場合のみ、問い合わせフォームから学会事務局宛てにご連絡下さい)。
2) 2018年度会費まで完納していない方には選挙権、被選挙権がありません。該当の方は会員専用ページにログインされても投票サイトへのリンクは表示されませんのでご了承ください。
本件(会員番号に関すること以外)についての問い合わせ先
日本応用動物昆虫学会 事務幹事 清水 健
e-mail: jsaez.assistant.manager(at) gmail.com
(@は(at)に変えてあります)

2004年に「日本産昆虫の英名リスト」(東海大学出版会)を出版された山口大学名誉教授の矢野宏二氏が、新たに全世界の昆虫を対象とした英名辞典を著した。全3巻、1,640ページ、36,000項目にもわたる大著で、まずそのボリュウムに圧倒される。なお、本書は矢野宏二編となっているが、複数の分担執筆者が居るわけでは無く、矢野氏の単著本である。多くの資料から収集した英名を編集してまとめたものであるに過ぎないとの、著者の控え目な意思によるものと推察される。

既知の生物種(以後昆虫に限る)には固有の学名が与えられている。昆虫学研究者が科学論文を書く時には、研究の対象とした昆虫種は学名で示さねばならない。しかしながら、研究者以外の人にとっては、意味が良く分からぬラテン語等で書かれた2命式の学名には馴染みが薄い。そこで個々の昆虫(または近縁のグループ)に対して、より馴染みやすい名前が付けられている。一般名(common name)と言われ、英語圏で使用される英名を意味するが、我が国では和名が相当する。一般名には学名のような厳格な命名時の約束事は無く、かつて誰かが図鑑などで提案したものが広く認知されて、慣用されることで決まっていくような名前にすぎない。したがって、一種で複数の名前をもつ、複数種が同じ名前をもつ、または他の動物や植物と昆虫が同じ名前をもつなどの事例も少なくない。このように一般名は厳密さに欠けるにも拘らず、使用場面はとても広い。昆虫学者でも、普及本や解説書などの著作には一般名を使うし、新聞や放送などの科学情報では、もっぱら一般名で発信されている。昨年各地の港などに侵入して社会問題となったヒアリは、英名imported fire ant、学名 Solenopsis invictaであるが、学名で認知されることはほとんど無く、一般名が広く流通している。和名には古い時代に付けれたものも多く、中にはメクラ、ザトウ、チビなどの身体差別用語を含むものがあり、時にマスコミで非難の的になる。20年ほど前に学会の要請を受けて、分類学者安永智秀氏がメクラカメムシ(類)の和名を、素敵なカスミカメムシ(類)に変えた。このように一般名は変わることもある。

一般名が社会的に極めて高い頻度で使用されるにも関わらず、不思議なことに世界の昆虫の英名が昆虫学者に総合的に検討されたことは、本書以前には無かった。矢野氏によると、学名のように厳密な手順で命名されたものでない英名などは、分類研究者にとって「唾棄」すべきものとして、ことさら無視されてきたようだ。しかしながら、私には唾棄すべきものには思えない。個々の生物を親しみ深い名前で区別することは、その国の言語文化の豊かさを反映している。近代科学の歴史が長い欧米諸国においては、殆どの生物に一般名を付けている。本書の英名の多さで分るように、おそらくドイツでもフランスでも多くの一般名が存在するであろう。矢野(2004)の前著でも分かるように、我が国でも実に多くの昆虫に味わい深い和名が付されている。明治期に西欧科学が導入される以前から、我が国には山川草木への愛着とその移ろいに雅を感じる豊な言語文化があった。また本草学などの固有の生物学も存在しており、古くから多くの生き物を識別していた。一方、例えばインドネシアでは、チョウはすべてkupu-kupuであり、個別の名前は無いらしい。この国の大学では、学生は昆虫学を英語のテキストで勉強するしかなく、その代わり、身の周りの昆虫の学名を実に良く知っている。私も含めて日本の昆虫学者(分類学者を除けば)は、日常的に和名が使えるために学名音痴が多い。

本書の利用の仕方を紹介する。私の愛するイチモンジセセリを3巻和名索引で引くと、2巻919pが指定され、rice skipper, Parnara guttata guttata (Bremer et Grey) (チョウ目、セセリチョウ科)日本、東洋区、の分布情報も付記されている。もう一例オオカバマダラを検索すると、monarch butterfly, Danaus plexippus plexippus (Linnaeus)(チョウ目、タテハチョウ科)日本、東洋区、大洋区、新北区。英国ではmonarchという。北米の個体群は秋に南部、メキシコに移動、集団で越冬とある(なお日本では定着しておらず迷蝶らしい)。

本書は3巻セットで販売されており、個人で買うにはいささか高価ではあるが、学生のゼミ資料作成や、研究者の物書きには欠かせない。大学や研究所の研究室や図書館などには備えておかれることを是非勧める。また学術書の出版社にとって、編集、校閲作業にとても有益な書籍である。

光防除メーリングリスト開設のご案内

昆虫の視覚や行動に関する研究が進み、これまでにない新しい"光防除技術"が次々に誕生しています。環境保全型農業につながる光防除技術の普及・振興の一助となるように、光防除に関するメーリングリストを新たに開設しました。

  • このメーリングリストで対象とするテーマは
  • 1. 昆虫の視覚や光応答反応など、昆虫生理学、昆虫行動学や生態学に関すること
  • 2. 光防除に関する技術情報
  • 3. 研究プロジェクト、研究成果の広報やセミナー情報

などで、昆虫の光応答や光防除技術に関する情報交換や議論を行う場を提供します。

先行して過去のプロジェクト関係者を中心に声をかけさせていただき、現在の参加者は約100名です。参加者の所属は、大学・公設試・民間企業・生産者など多岐にわたっています。本メーリングリストを通して、光防除に関わる情報交換を行うとともに、昆虫の視覚や行動、光防除の具体的なやり方、防除資材に関する質問なども受付けます。

参加制限は特に設けておりませんので、ご興味のある方は事務局までお問い合わせください。メーリングリスト参加者には、定期的に(年に1回程度)参加者リストをお送りします。基本的に所属と名前のみで、役職・電話番号等の個人情報は伏せたものです。

なお、本メーリングリストは、下記の方々を世話役として運営を開始します。登録をご希望される方は、世話役もしくは下記連絡先にコンタクトを取ってください。 これから学ばれる若い方々や学生の皆様の参加も歓迎します。
柴尾学、徳丸晋、佐藤安志、弘中満太郎、堀雅敏、太田泉 (順不同、敬称略)

昆虫の光防除は、日本が独自に切り開いた技術が少なくなく、世界をリードしている研究分野のひとつといえます。本メーリングリストでは、自由な意見交換の場を提供できるように尽力いたしますので、学会員の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

(連絡先:国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 霜田政美 shimoda1(at)affrc.go.jp(@は(at)に変えてあります)
もしくは電話029-838-6077)

会長候補者意向投票および代議員選挙(電子投票)の中間投票率

一般社団法人 日本応用動物昆虫学会 会員の皆様

2019~2020年度の会長候補者意向投票ならびに代議員選挙への投票はお済みでしょうか。
投票は簡単であり短時間で済みますので、まだお済ませでない方は積極的なご参加をお願いします。

    
    
  • (8月1日 9:00現在の投票率)
  • [支部名]  [投票者数(計)]   [投票率]
  • 北・東・陸    11       6.01 %
  • 東関東      48      14.81 %
  • 西関東      14       5.49 %
  • 東海・近畿    18       5.37 %
  • 中国・四国    18       9.68 %
  • 九州       27      13.24 %
  • -------------------------------------------
  •   計      136      9.15 %
投票期間
2018年7月25日(水曜日)9:00から9月7日(金曜日)17:00まで
開票
期日: 2018年9月15日(土曜日)
場所: 学会事務局(日本植物防疫協会内)
詳しい投票方法
学会ウェブサイトの会員専用ページ(ログイン後)および投票サイトに投票マニュアルを掲載しますので、適宜ご利用ください。
投票マニュアル (PDF|687KB)
その他
1) 会員専用ページのログイン用パスワードをお忘れの場合は、会員専用ページ(ログイン前)で「パスワードをお忘れの方はこちらへ」をクリック頂き、次の画面で会員番号と生年月日を入力することにより、パスワードの自動再発行が可能です(会員番号もわからない場合のみ、問い合わせフォームから学会事務局宛てにご連絡下さい)。
2) 2018年度会費まで完納していない方には選挙権、被選挙権がありません。該当の方は会員専用ページにログインされても投票サイトへのリンクは表示されませんのでご了承ください。
本件(会員番号に関すること以外)についての問い合わせ先
日本応用動物昆虫学会 事務幹事 清水 健
e-mail: jsaez.assistant.manager(at) gmail.com
(@は(at)に変えてあります)

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