応動昆、持続可能な社会を目指して: 一般社団法人 日本応用動物昆虫学会

【応動昆 お知らせメール】 076号

(2006年5月26日公開)

日本応用動物昆虫学会会員の皆さまへ

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 「お知らせメール」 2006/05/26
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■■ 目次 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■1 会員からの情報提供 -本の紹介-
■2 会員からの情報提供 -訳書刊行と訳者割引-

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■1 本の紹介
 「イネカラバエの発生と研究の史的経過-イネキモグリバエの100年-」
 B5 100ページ  平成2006年3月 発行所 (社)日本植物防疫協会

 本学会の会長もつとめられた岩田俊一名誉会員がイネキモグリバエの研
究史を日本植物防疫協会資料館資料として刊行された。イネカラバエとし
て知られたこの稲害虫の発見から、害虫として大きな被害をもたらして防
除研究が盛んになされ、やがて害虫としての重要性を失い、今日名前もあ
まり聞かなくなるまでの過程をまとめたものである。ご本人が1950年代後
半にこの害虫の生態と防除の研究に携わった経験も交え、非常に多くの参
考文献をもとに4年の年月を掛け、この虫のすべてについて書かれた労作
である。一昆虫が害虫としてクローズアップされやがて消えてゆくまでに
多くの先達たちが努力した様子は害虫研究者には興味とともに重要な示唆
を与えるようにも思われる。
 本書は販売されるものではないので、興味ある会員は送料本人負担
(80円切手3枚同封)で下記宛に郵便連絡されたいとのこと。
     連絡先:岩田 俊一 257-0007神奈川県秦野市鶴巻2113

                           (河野義明)

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■2 訳書『IPM総論』刊行と訳者割引のお知らせ  

 このたび、次の訳書を刊行いたしましたので、ご案内いたします。
 「IPM総論-有害生物の総合的管理」
 (Concepts in Integrated Pest Management)
 R・ノリス、E・カスウェル=チェン、M・コーガン 共著  
 小山重郎・小山晴 子 共訳

 A4版変形 472頁 築地書館 2006年6月発行 定価28,000円(税別)
本書は2003年に発刊されたアメリカ合衆国の学生むけ教科書の全訳であ
り、 病害虫、線虫、雑草、脊椎動物を含むすべての有害生物を総合的に
管理するIPMの原理を解説したものです。また、防除方法としては、農薬
はもとより生物的防除、行動的防除、物理的・機械的防除、耕種的防除、
抵抗性育種及びその他の遺伝的方法などについて包括的に述べています。
(詳しくは、築地書館ホームページhttp://www.tsukiji-shokan.co.jp/
新刊案内(近日中掲載)をごらんください)出版社の特別のご配慮によ
り、応動昆会員には定価の80%(税込)+送料実費(1冊の場合23,970
円)で提供されますので、御希望の方は住所、氏名、必要册数を明記の
上、下記アドレスまでお申し込みください。なお、お申し込み期限は6月
30日とさせていただきます。  
      E-mail: koyama_juro@yahoo.co.jp

                      (仙台市 小山重郎)

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■ 本メールは,日本応用動物昆虫学会会員の方へ,         ■
■ 常任評議員会の承諾を得て,電子広報委員会が配信しています。  ■
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■ 本メールに関するお問い合わせは,               ■
■ mailto:aez_sg@naro.affrc.go.jp まで お願いいたします。   ■
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■ 日本応用動物昆虫学会 website http://odokon.org/  ■
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