応動昆、持続可能な社会を目指して: 一般社団法人 日本応用動物昆虫学会

2010年度各賞受賞者

(2010年4月16日公開)

2010年度の学会賞・奨励賞・論文賞受賞者が、2010年3月26~28日に千葉大学西千葉キャンパス(千葉県千葉市)にて開催された第54回大会にて発表されました。また、同大会のポスター発表から19点が第1回ポスター賞として選ばれました。

第54回学会賞 (2名)
宮竹 貴久 (岡山大学大学院環境学研究科)
不妊化法の効率を左右する昆虫時計遺伝子の生態遺伝学的研究
大野 和朗 (宮崎大学)
天敵を利用した総合的害虫管理技術に関する一連の研究
第10回奨励賞 (2名)
一木 良子 (国際農林水産業研究センター/九州大学大学院比較社会文化研究院)
捕食寄生性ヤドリバエ類の生態と応用に関する研究
奥 圭子 (中央農業総合研究センター)
ハダニ類の表現型可塑性と捕食回避・交尾行動に関する研究
第1回ポスター賞 (19名)
向井 裕美 (佐賀大学農学研究科)
フタボシツチカメムシにおける振動を用いた同調的孵化調節の発見
吉岡 明良 (東京大学大学院農学生命科学研究科)
発生源の分断化はアカスジカスミカメの密度を低下させるか?
貝和 菜穂美 (東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学系)
クヌギカメムシ類の腸内共生系と卵塊上のゼリー状物質
馬場 成実 (九州大学農学研究院生物的防除学研究施設)
保育中に死亡するシロヘリツチカメムシの雌親は子の生存をどう補償するのか?
田中 彩 (筑波大学第二学群生物学類)
クワゴヤドリバエExorista sorbillansの寄主探索行動における植物揮発性物質の役割
守屋 伸生 (京都大学大学院農学研究科応用生物科学専攻)
ミナミアオカメムシの飛翔能力が分布拡大に与える影響
太田 藍乃 (横浜国立大学環境情報学府)
形態情報を残すための,ササラダニ類の非破壊的DNA抽出法
辻 かおる (京都大学理学研究科)
ナミハンミョウとその近縁種の分子系統と系統地理
山崎 梓 (京都大学大学院農学研究科)
オオタバコガ終齢幼虫にみられる色彩多型の適応的意義
松浦 優 (筑波大学 生命環境科学研究科)
カイガラムシ類に共生する細菌類の多様性とその進化的起源に関する解析
北野 伸雄 (九州大学農学部)
卵寄生蜂における情報操作による子の捕食回避戦略
中山 慧 (岡山大学大学院環境学研究科)
君が死んで僕がいる ~死んだふりによる捕食回避メカニズム~
上原 拓也 (筑波大学生命環境学群生物資源学類)
特定波長に対するチャバネアオカメムシの光応答反応;活動リズムと走光性
村本 翔平 (玉川大学農学部生物資源学科)
キイロスズメバチのスーパーコロニーとその適応的意義
中野 裕子 (岡山大学大学院環境学研究科)
ヤマトシロアリの女王の繁殖戦略
山本 結花 (岡山大学大学院環境学研究科)
シロアリの女王フェロモンの特定
田中 薫 (東京農工大学生物制御科学科)
核多角体病ウイルスに対するチャノコカクモンハマキ抵抗性機構の解明
尹 丁梵 (千葉大学大学院園芸学研究科)
LED照明技術を利用したオオタバコガの飛翔行動抑制効果
松田 朋子 (茨城大学大学院農学研究科)
Oligonychus属ハダニの形態およびDNA塩基配列による系統解析