応動昆お知らせメール】 268 号
(2010年9月13日公開)
日本応用動物昆虫学会会員の皆さまへ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「お知らせメール」 2010/09/11
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■ 目次 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■
■1 第20回天敵利用研究会のお知らせ
■2 京都大学農薬系研究施設セミナーのご案内
■3 植物の視点から見た生物間相互作用ネットワーク研究の最前線
■4 平成22年度日本農学会シンポジウム
■ 「農林水産業を支える生物多様性の評価と課題」のご案内
■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
●会員情報変更は https://service.dynacom.jp/odokon/member/ から
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 第20回天敵利用研究会のお知らせ
第20回天敵利用研究会を東京農業大学総合研究所生物的防除部会の主催に
より、埼玉県熊谷市で開催することになりました。
今回は施節栽培で盛んになっているカブリダニの利用技術、および欧米で
進んでいる植生管理などをふまえて、第一部「カブリダニの利用:その現
状と将来性」、第二部「植生を活用した害虫管理」の2つのテーマについ
て講演していただきます。
ぜひ多くの方々にご出席いただきたく御案内申し上げます。
第20回天敵利用研究会 -天敵利用とIPMの展望-
日時:11月11日(木)13時 ~ 11月12日(金)13時
場所:熊谷市立文化センター文化会館
特別講演
第一部 カブリダニの利用:その現状と将来性
1 キイカブリダニのバンカー利用などカブリダニ類を用いた害虫防除について
古味一洋(高知県農業技術センター)
2 カブリダニを利用したイチゴ栽培
畠山修一(埼玉県春日部農林振興センター)
第二部 植生を活用した害虫管理
1 リビングマルチとカバークロップを利用した害虫と雑草の管理技術
山下伸夫・小林浩幸(東北農業研究センター)
2 害虫管理における植生管理の重要性
根本 久(埼玉県農林総合研究センター 水田農業研究所)
このほかに一般講演を約20題募集します。
詳しい参加申込方法等は天敵Wikiに掲載してありますので、ご参照下さい。
http://wiki.tenteki.org/
(野菜茶業研究所 本多健一郎)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■2 京都大学農薬系研究施設セミナーのご案内
京都大学農薬系研究施設セミナーのお知らせです。
みなさまのご参集をお待ち申し上げます。
日 時: 2010年9月17日(金)15:00-
場 所: 京都大学農学部総合館 W-302
「講演1」
龍田 勝輔 (JT生命誌研究館)
ナミアゲハ(Papilio xuthus)ふ節感覚子の産卵刺激物質応答に関する電気生理学的解析
「講演2」
岡本 朋子 (JT生命誌研究館)
なぜ花は特定の送粉者を誘引できるのか??送粉共生系における花の匂いの役割?
連絡先: 京都大学大学院応用生命科学専攻化学生態学研究室 小野 肇
Tel : 075-753-6310
e-mail : onoono@kais.kyoto-u.ac.jp
(京都大学 小野肇)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■3 植物の視点から見た生物間相互作用ネットワーク研究の最前線
(逐次通訳付き)
緑の地球の上で展開されている目を見張るような生物の多様性は、長い
進化の賜物といえます。しかしその多様性は我々人間活動の影響を受けて、
かつてない速さで失われており、その保全は人類の存続に関わる急務の課
題となっています。そのために生態学に課された重要な課題の一つは、生
物多様性の維持促進機構の解明です。本シンポジウムは近年急速に整備さ
れつつある植物のゲノム情報を基盤として、分子生物学、天然物有機化学、
化学生態学、群集生態学、理論生態学など様々な手法を有機的に組み合わ
せ、生物多様性を維持促進する生物間相互作用ネットワークを解明する国
際共同研究ネットワークの構築を目指すために行うものです。
・開催日時: 2010年10月11日-12日
・開催場所: 京都大学芝蘭会館別館
・参加費: 無料
・ポスター発表: 35題まで受け付けます。
ポスタータイトルの締切 9月20日
・シンポジウム参加定員: 100名
※11日には講演者を囲んだ懇親会(会費一般:3000円、学生:1000円)
もあります。あわせてご参加ください。
・詳細と参加フォーム
http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~takaba/sympo22.htm
海外講演予定者:
Wilhelm Boland (Max-Planck Institute for Chemical Ecology, Germany)
Tim Craig (University of Minnesota, Duluth, USA)
Richard Karban (University of California, Davis, USA)
Izabela Lesna (University of Amsterdam, the Netherlands)
Massimo Maffei (University of Turin, Italy)
Jeremy McNeil (University of Western Ontario, Canada)
John Pickett (Rothamsted Research, UK)
Guy Poppy (University of Southampton, UK)
Maurice Sabelis (University of Amsterdam, the Netherlands)
Ted Turlings (University of Neuchatel, Switzerland)
主催:
JSPS 先端研究拠点事業-国際戦略型-
生物多様性を維持促進する生物間相互作用ネットワーク
-ゲノムから生態系まで-(課題番号20004)
後援:
○京都大学グローバルCOEプログラム
生物の多様性と進化研究のための拠点形成 -ゲノムから生態系まで
○アジレントテクノロジー株式会社
○テーラーアンドフランシスグループ
○ニコン
(京都大学生態学研究センター 高林純示)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■4 平成22年度日本農学会シンポジウム
「農林水産業を支える生物多様性の評価と課題」のご案内
日時 平成22年10月9日(土) 午前10時より
会場 東京大学弥生講堂・一条ホール
主な対象
学生・院生、若手研究者(一般の方もご参加になれます)
目的・内容
本年2010年は国連の定める国際生物多様性年であり、また、生物多様性
条約第10回締約国会議(COP10)の日本での開催が予定されている。農林
水産業は、生物に備わる生産力を利用することで人類がその恩恵を享受し
つづけようとする産業であり、その根幹を支える生物資源の多様性の確保
は、安定的で持続的な農林水産業の展開にとって最も基礎的かつ重要な課
題である。
本シンポジウムは、農林水産業を支える生物多様性の現状を評価し、将
来に向けた課題を整理することを目的とする。まず、農林水産業と生物多
様性の関わりについて考え方を整理した後、国内外の在来作物品種や園芸
品種、近縁野生種の遺伝的多様性が失われつつある現状を概観する。次い
で、農林水産業を支える生物多様性の利用と評価に関する現状と課題を、
作物生産、森林資源、水産資源、農耕地土壌のそれぞれについて整理する。
さらに、多様な生物の生息する農村空間の保全と再生というマクロな視
点から、生物生息空間の再生、農村ランドスケープ、生態系サービスの経
済的評価について検討する。
詳細は下記サイトをご覧下さい。
http://www.ajass.jp/symposium.html
(事務長 日本典秀)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■
■ 本メールは、日本応用動物昆虫学会会員の方へ、
■ 常任評議員会の承諾を得て、電子広報委員会が配信しています。
■
■ 本メールに関するお問い合わせは、
■ mailto:manager-AEZ@nias.affrc.go.jp まで お願いいたします。
■
■ 日本応用動物昆虫学会 website http://odokon.org/
■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■