応動昆、持続可能な社会を目指して: 一般社団法人 日本応用動物昆虫学会

2012年度各賞受賞者

(2012年4月16日公開)

2012年度の学会賞・奨励賞・論文賞受賞者が、2012年3月27~29日に近畿大学農学部・奈良キャンパス(奈良県奈良市)にて開催された第56回大会にて発表されました。また、同大会のポスター発表から15点が第2回ポスター賞として選ばれました。

第56回学会賞 (2名)
守屋 成一 (中央農業総合研究センター)
クリタマバチの制御における天敵の導入とその検証
岩淵 喜久男 (東京農工大学大学院農学研究院)
昆虫の組織培養ならびに培養環境を用いた寄生蜂胚子発生と血液細胞の分化増殖に関する一連の研究
第12回奨励賞 (2名)
大野 豪 (沖縄県農業研究センター)
南西諸島における農業害虫の根絶防除と総合管理に関する基礎研究
世古 智一 (近畿中国四国農業研究センター)
遺伝的に飛翔能力を欠くナミテントウを活用したアブラムシ類防除技術の開発
第2回ポスター賞 (15名)
林 正幸 (千葉大学大学院園芸学研究科)
羊の皮を被った狼?: クサカゲロウのアブラムシ捕食戦略
向井 裕美 (鹿児島大学大学院)
昆虫の親は卵の温度を調節するか?―フタボシツチカメムシ雌親の卵塊回転行動
多田 明世 (京都大学大学院)
共生細菌の減少が引き起こすミナミアオカメムシの高温障害
筒井 容子 (神戸大学)
ギンケハラボソコマユバチMeteorus pulchricornisの産雌性単為生殖メカニズムの解明
小舟 瞬 (名古屋大学大学院)
アンブロシアゴール形成タマバエは共生菌をどのように伝播しているのか?
村井 幸輝郎 (京都大学)
複数種のセミの同時合唱から特定種の音量の推移を知る方法
堀 雄一 (大阪市立大学大学院)
ナミハダニの光周性における単眼の役割
古味 桜子 (東京農工大学)
多胚性寄生蜂キンウワバトビコバチの過寄生に対する産卵経験の影響
五十嵐 清晃 (千葉大学大学院園芸学研究科)
人工飼料を用いたオオメカメムシの定着性向上技術の開発
小林 武 (神戸大学大学院)
ナミハダニGABA受容体の構造機能相関
手嶋 伸 (京都大学大学院)
跳ねるジャガイモガ: あまり飛ばないのにどうやって雌にたどり着く?
中嶋 祐二 (京都大学大学院)
ホオズキカメムシの産卵意思決定:卵と幼虫の都合の狭間で
板谷 弘樹 (九州大学大学院)
水田の主要寄生蜂アオムシヒラタヒメバチにおける揮発性と基質伝達性の性フェロモンを利用した配偶相手探索システム
下司 純也 (京都大学大学院)
ミナミアオカメムシの分布拡大に伴う生活史形質の変化
岸野 里香 (東京農工大学)
多胚性寄生蜂キンウワバトビコバチの兵隊幼虫のストレスに応じた増員