応動昆、持続可能な社会を目指して: 一般社団法人 日本応用動物昆虫学会

科学研究費の細目について

(2013年10月 1日公開)

皆様ご存じの通り、昆虫を対象とする科学研究費の申請の枠組みが、昨年から大きく変わっております。

昆虫関係の研究は
  分科:生産環境農学、細目:植物保護科学(7004)の分割B
  分科:境界農学、細目:昆虫科学(7701)
の2つの細目(分割)がよく該当すると思われます。

昨年度、「昆虫科学」には合計で165件の申請がありました(基盤Sを除く、以下同様)。うち、45件(約27%)が採択されています。
一方、「植物保護科学」(分割A+分割B)への申請は205件で採択は53件(約26%)でした。このうち、分割Bへの申請は細目全体の約4割となっています。
分割B が昆虫、農薬、雑草の3分野を含むことを考えますと、「植物保護科学」に関連する研究に携わっておられる会員の皆様の科学研究費への申請が多くないことが見て取れます。

細目は、科学研究費の審査の単位であると同時に、研究費の配分比率を決定する単位でもあります。日本応用動物昆虫学会としましては、この2つの細目ともに申請数を伸ばしていくことが大事であると考えております。

「植物保護科学」に関連する研究に携わっておられる会員の皆様の科学研究費への積極的な申請をお願い致します。

日本応用動物昆虫学会 会長 石川幸男