応動昆、持続可能な社会を目指して: 一般社団法人 日本応用動物昆虫学会

2015年度各賞受賞者

(2015年4月16日公開)

2015年度の学会賞・奨励賞・論文賞受賞者が、2015年3月26~28日に山形大学にて開催された第59回大会にて発表されました。また、同大会のポスター発表から11点が第5回ポスター賞として選ばれました。

第59回学会賞 (2名)
五箇 公一 (国立環境研究所)
特定外来生物セイヨウオオマルハナバチの生態リスク評価および対策
三浦 一芸 (農研機構近畿中国四国農業研究センター)
分子生物学的手法を利用した新しい害虫防除技術開発に関する一連の研究
第15回奨励賞 (2名)
上杉 龍士 (農研機構中央農業総合研究センター)
遺伝的マーカーを用いた害虫個体群管理手法に関する研究
遠藤 信幸 (農研機構九州沖縄農業研究センター)
ダイズカメムシ類の誘引現象および発生予察技術の開発に関する研究
第1回論文賞 (2編|著者全員が受賞者)

Tada A, Kikuchi Y, Hosokawa T, Musolin DL, Fujisaki K, Fukatsu T (2011)  Obligate association with gut bacterial symbiont in Japanese populations of the southern green stinkbug Nezara viridula (Heteroptera: Pentatomidae).  Appl. Entomol. Zool. 46: 483-488.

Sanada-Morimura S, Sakumoto S, Ohtsu R, Otuka A, Huang S-H, Thanh DV, Matsumura M (2011)  Current status of insecticide resistance in the small brown planthopper, Laodelphax striatellus, in Japan, Taiwan, and Vietnam.  Appl. Entomol. Zool. 46: 65-73.

第5回ポスター賞 (11名)
細野 翔平 (玉川大学大学院農学研究科)
セイヨウミツバチによるスズメバチ類に対する熱蜂球形成
安達 修平 (佐賀大学大学院農学研究科)
非永続伝搬型植物病原性ウイルスは,媒介アブラムシの敵か味方か?
渋谷 和樹 (東北大学大学院農学研究科)
青色光照射による殺虫効果の詳細
松原 成隆 (宮崎大学大学院農学研究科)
保全的生物的防除~ヒメハナカメムシ類個体群の持続性を高めるオクラ真珠体
石井 嶺広 (岩手大学大学院連合農学研究科)
昆虫寄生菌は感染症媒介蚊の宿主探索行動を阻害する
瀬戸口 栞 (東京大学大学院農学生命科学研究科)
社会的条件に応じたテナガショウジョウバエ雄の代替配偶戦術
平岡 由梨佳 (宮崎大学農学部)
農家施設で天敵を周年的に維持する試み? タバコカスミカメとスワルスキーカブリダニ
倉田 歩 (富山大学大学院理工学教育部)
タバココナジラミにおける菌細胞のユニークな次世代伝達機構
西本 直子 (日本大学大学院生物資源科学研究科)
難防除害虫ハスモンヨトウの分布地域における遺伝的差異について
荻野 拓海 (日本大学生産工学部)
ナミヒメハナカメムシの波長選好性
坂田 ゆず (京都大学生態学研究センター)
外来昆虫アワダチソウグンバイは、なぜ侵入地において高密度で見られるか?