応動昆、持続可能な社会を目指して: 一般社団法人 日本応用動物昆虫学会

新刊紹介「マルハナバチを使いこなす:より元気に長く働いてもらうコツ」

(2018年7月20日公開)

基本情報

書誌名:
マルハナバチを使いこなす:より元気に長く働いてもらうコツ
著者・編者:
光畑雅宏
出版日:
2018年5月
出版社:
農山漁村文化協会(農文協)
総ページ数:
136
ISBN:
9784540171222
定価:
1,944

マルハナバチは生態系において欠かせない重要な「送粉者」の役割を果たす。本書はそのマルハナバチの農業利用について書かれた初めての解説書。より元気に長く圃場内で訪花活動をしてもらうために、生物としてのマルハナバチの理解を深められるよう生態的特徴に基づいた利用方法を解説。また、花粉稔性が保持された「よい花」を咲かせる温度管理や、流蜜のない作物での糖液補給、乾燥花粉を積極的に補給する餌資源補完の考え方など利用現場で実践されている利用のコツについても紹介。特に外来種セイヨウオオマルハナバチからの転換が進められている在来種クロマルハナバチに関する利用方法に主眼を置いて説明されている。

光畑 雅宏(アリスタライフサイエンス(株))