応動昆、持続可能な社会を目指して: 一般社団法人 日本応用動物昆虫学会

【応動昆 お知らせメール】 743号

(2019年3月11日公開)

日本応用動物昆虫学会会員の皆さまへ

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「お知らせメール」 2019/3/11
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■■ 目次 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■特別小集会「農業生産現場の最前線~
■ 害虫の再流行の要因を考える~」開催のご案内について

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●会員情報変更は https://service.dynacom.jp/odokon/member/ から
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■特別小集会「農業生産現場の最前線~
 害虫の再流行の要因を考える~」開催のご案内について

 日本応用動物昆虫学会では,基礎分野と応用分野の両方を重視しており,害虫防除指導の
現場に立つ公設試験研究機関などで勤務する都道府県職員会員に対して有益な活動を行う必
要があると考え,昨年の鹿児島大会では,特別小集会「~都道府県学会員の未来を考える~」
を開催いたしました。
 今年度は,農業生産現場で一度沈静化したにもかかわらず再び問題になっている害虫に
スポットを当てた特別小集会を下記のとおり開催いたしますので,奮ってご参加下さい。
学生会員含め,都道府県職員以外の方々のご参加も歓迎いたします。


1.開催日時
 2019年3月26日(火)13:00~15:00(大会2日目)

2.開催会場
 A会場(筑波大学第2エリア2H101)

3.概要
 世に栄枯盛衰があるように,農作物害虫にも流行り廃りがある。長い間メジャー害虫であり
続けることは稀である。そのなかで,かつて全国的に問題化した害虫が,一旦沈静化した後に
再び多発することがある。近年,西日本地域を中心にシロイチモジヨトウが多発している。
本種は,かつて1980~1990年代にかけて葉菜類の難防除害虫として問題となったが,その後
20年間あまりは「ただの虫」の状態に沈静化した。なぜ,今,再び,害虫として顕在化したの
か?その背景に何があるのか?
 本小集会では,シロイチモジヨトウの事例を中心に,害虫が"復活"する背景に関わる要因に
ついて考えながら,生産現場から求められる防除対策について,予防(発生予察)と対処(防除)
の観点から検討できればと考えている。

4.内容
(1)野菜類の主要チョウ目害虫の変遷
   八瀬順也1・野村昌史2(兵庫県立農林水産技術総合センター1・千葉大学2)
(2)長距離移動性のチョウ目害虫
   村田未果(農研機構 野菜花き研究部門)
(3)最近のシロイチモジヨトウの発生生態と薬剤感受性について
   冨原工弥ら(兵庫県立農林水産技術総合センター)
(4)意見交換


        德丸 晋(地域担当理事)


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■ 本メールは、日本応用動物昆虫学会会員の方へ、
■ 理事会の承諾を得て、電子広報委員会が配信しています。

■ 本メールに関するお問い合わせは、
■ manager(at)odokon.org まで お願いいたします。
■ (@は(at)に変えてあります)
■ 日本応用動物昆虫学会 website http://odokon.org/

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