2019年度各賞受賞者
(2019年4月30日公開)
2019年度の学会賞・奨励賞・論文賞受賞者が、2019年3月25~27日に筑波大学にて開催された第63回大会にて発表されました。また、同大会のポスター発表から12点が第8回ポスター賞として選ばれました。
- 第63回学会賞 (2名)
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日本 典秀 (農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業研究センター)
分子マーカーを用いた天敵・害虫個体群の評価による害虫防除技術開発に関する研究 -
松浦 健二 (京都大学大学院 農学研究科)
シロアリの生態に関する一連の研究
- 第19回奨励賞 (2名)
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喜久村 智子 (沖縄県北部農林水産振興センター)
キク科植物寄生性害虫の分類学的・生態学的根拠に基づいた効果的防除技術の確立 -
向井 裕美 (国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所)
亜社会性ツチカメムシ類における親―胚間コミュニケーションと胚に関する保育行動に関する研究
- 第5回論文賞 (2編|著者全員が受賞者)
Tatsuro Konagaya, Mamoru Watanabe (2015) Adaptive significance of the mating of autumn-morph females with non-overwintering summer-morph males in the Japanese Common Grass Yellow, Eurema mandarina (Lepidoptera: Pieridae). Appl. Entomol. Zool. 50(1): 41-47.
T. Konagaya, N. Mutoh, M. Suzuki, R. L. Rutowski, M. Watanabe (2015) Estimates of female lifetime fecundity and changes in the number and types of sperm stored with age and time since mating in the monandrous swallowtail butterfly, Battus philenor (Lepidoptera: Papilionidae) in the Arizona desert. Appl. Entomol. Zool. 50(3): 311-316.
- 第8回ポスター賞 (12名)
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野崎 友成(京都大学大学院農学研究科)
シロアリの繁殖分業と核相倍加:卵生産へ特化した女王ほど高度に倍数化した脂肪体をもつ -
中林 ゆい(京都府立大学大学院生命環境科学科)
同種他個体との共存はムラサキシジミの若齢期におけるアリ随伴率を上昇させる -
村上 涼生(富山大学理学部)
マダラケシツブゾウムシ超入れ子型共生系! -- 虫瘤形成と共生細菌感染の実態 -- -
大木 碩仁(日本大学生産工学部)
アザミウマ4種の波長選好性における多様性 -
松田 浩輝(佐賀大学農学部)
タデ科食のイチゴハムシはなぜ特定外来生物のオオフサモを食べるようになったのか? -
末松 勇輝(静岡大学大学院総合科学技術研究科)
モンシロチョウによるアオムシサムライコマユバチの捕食 -
網野 海(東京大学農学部)
テナガショウジョウバエにおけるオスの体サイズと求愛・闘争行動の関係 -
田中 千聡(筑波大学大学院生命環境科学研究科)
ニホンミツバチによるレタス齧り行動とレタス含有成分の関係 -
吉村 英翔(三重大学大学院生物資源学研究科)
セグロアシナガバチの小さい個体以外は成虫期日長がカーストを決定する -
奥出 絃太(東京大学大学院理学系研究科)
トンボにおいて幼虫・成虫特異的に発現する遺伝子の機能解析 -
松田 直樹(京都大学大学院理学研究科)
エンドウヒゲナガアブラムシの季節タイマーに関連した発現変動遺伝子の探索 -
元丸 潤郁(佐賀大学農学部)
飛ばないナミテントウの露地放飼に伴う野生型との交雑リスクの評価
- The Best English Presentation Award in 2019
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KURAMITSU Kazumu (Graduate School of Life and Environmental Sciences,
University of Tsukuba)
Precopulatory mate-guarding behavior by Ibalia japonica (Hym.: Ibaliidae)