応動昆、持続可能な社会を目指して: 一般社団法人 日本応用動物昆虫学会

新刊紹介「不思議だらけ カブトムシ図鑑」

(2019年7月 4日公開)

基本情報

書誌名:
不思議だらけ カブトムシ図鑑
著者・編者:
小島 渉(著)、 じゅえき太郎(絵)
出版日:
2019年7月
出版社:
彩図社
総ページ数:
224
ISBN:
4-8013-0381-1
定価:
1080 円(税込)

カブトムシは日本を代表する昆虫ですが、生態学の研究対象としてはあまりメジャーではありませんでした。しかし、2000年頃から国内外の研究者から徐々に注目を集め、その生態が少しずつ明らかになりつつあります。これまでに、オスの角の進化や繁殖行動についての理解が大きく進んだだけでなく、幼虫の斉一蛹化のような興味深い行動も報告されてきました。本書ではそれらの研究を踏まえながら、カブトムシの謎に満ちた生態を余すところなく紹介しています。

小島 渉(山口大学大学院 創成科学研究科)