応動昆、持続可能な社会を目指して: 一般社団法人 日本応用動物昆虫学会

【応動昆 お知らせメール】 789号

(2019年11月10日公開)

日本応用動物昆虫学会会員の皆さまへ

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「お知らせメール」 2019/11/10
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■■ 目次 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■ 第6回生物音響学会年次研究発表会と公開国際シンポジウムのご案内

■■ 学術会議シンポジウム「持続可能な百寿社会に貢献する植物保護科学」について

■■ 東京農業大学 生物的防除部会 2019年度 第2回講演会のお知らせ

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●会員情報変更は https://service.dynacom.jp/odokon/member/ から

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◼️ 第6回生物音響学会年次研究発表会と公開国際シンポジウムのご案内

第6回生物音響学会年次研究発表会を11月20〜22日に文科省研究交流センター
(TXつくば駅より徒歩10分)にて開催致します。11月20日(水)には、応動昆
が後援している公開シンポジウム「昆虫の生物音響学とバイオトレモロジー」を
開催致します。バイオトレモロジーは、振動交信や振動感覚、それらの応用など
を含む新分野です。 興味をお持ちの多くの方々のご参加をお待ちしております。

1)第6回生物音響学会年次研究発表会
開催日:2019年11月20日(水)~22日(金)
会場:文部科学省研究交流センター(TXつくば駅より徒歩10分)
参加費:有料(現地支払い可能)
プログラム:http://bacoust.org/?page_id=1284

2)公開国際シンポジウム「昆虫の生物音響学とバイオトレモロジー」
開催日:2019年11月20日(水) 13時から
会場:文部科学省研究交流センター(TXつくば駅より徒歩10分)
参加費:無料(事前申し込み不要)

シンポジウムプログラム:

13:00-13:05 Opening Remarks
13:05-13:55 Valerio Mazzoni
Applied Biotremology: the vibrational mating disruption and other innovative techniques
13:55-14:20 Takahisa Miyatake
Death-feigning behavior and arousal from it by vibration stimulus in a beetle
14:20-14:45 Takuma Takanashi
Vibration sense and its application to pest control in longicorn beetles
14:55-15:20 Ryo Nakano
Applied Bioacoustics: the ultrasonic flight disruption and other ecological aspects in moths
15:20-16:10 James F. C. Windmill
Moth ears to bat echolocation: inspiring sensors to sonar systems
16:10-16:20 General Discussion
16:20-16:55 Mixer and Poster Session

連絡先:第6回生物音響学会年次研究発表会事務局
bainfo[at]bacoust.org (@は[at]に変えてあります)

中野亮(第6回生物音響学会年次研究発表会事務局)

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■ 学術会議シンポジウム「持続可能な百寿社会に貢献する植物保護科学」について

令和元年11月30日(土) 13:00~17:30
東京大学農学部農学部2号館化1教室
東京メトロ南北線「東大前」下車徒歩2分
主催:日本学術会議植物保護科学分科会
   日本植物保護科学連合(日本植物病理学会, 日本応用動物昆虫学会,
   日本農薬学会,日本雑草学会, 植物化学調節学会)
参加費無料
事前参加申し込み締切:11月20日(水)
 ※申し込みなしでの当日参加も可能ですが、できるだけメールでお申し込みください。

シンポジウムポスター
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/283-s-1130.pdf

プログラム

13:00~13:05 開会挨拶
 松本 宏(日本学術会議会員, 植物保護科学分科会委員長)

13:05~13:25
「マスタープラン2020への植物保護科学分科会からの提案:
 百寿社会を支える植物とアグリイノベーションの創出について」
 松本 宏(日本学術会議会員, 筑波大学生命環境系教授)

座長:西澤洋子(日本学術会議連携会員, 農業・食品産業技術総合研究機構
   生物機能利用研究部門 遺伝子利用基盤研究領域ユニット長)

13:25~14:00
「アフリカサブサハラならびにモンゴルにおける持続的生産性向上を目指す
 植物ホルモン研究 」
 浅見忠男(東京大学農学生命科学研究科教授)

座長:夏目雅裕(東京農工大学農学研究院教授)

14:00~14:35
「持続可能な侵入病害の防除技術開発に向けた課題と解決策」
 岩波 徹(東京農業大学農学部教授)

座長:大島研郎(法政大学生命科学部教授)

14:35~15:10
「施設栽培における天敵利用による持続的な害虫管理技術の開発」
 下田武志(農業・食品産業技術総合研究機構中央農業研究センター上級研究員)

座長:松村正哉(農業・食品産業技術総合研究機構本部企画調整部研究管理役)

15:25~16:00
「茎頂組織をターゲットにした形質転換を使わない作物ゲノム編集技術の開発」
 今井亮三(農業・食品産業技術総合研究機構生物機能利用研究部門主席研究員)

座長:岡田憲典(東京大学生物生産工学研究センター准教授)

16:00~16:35
「"お望みどおりの畦に仕立てる"柔軟な雑草管理システムの構築を目指して」
 水口亜樹(日本学術会議連携会員, 福井県立大学生物資源学部准教授)

座長:渡邊寛明((公財)日本植物調節剤研究協会研究所常務理事)

16:35~17:10
総合討論
座長:西澤洋子(日本学術会議連携会員, 農業・食品産業技術総合研究機構
   生物機能利用研究部門 遺伝子利用基盤研究領域ユニット長)

申し込みおよび問い合わせ先:筑波大学生命環境系 松本宏
E-mail: hmatsu@biol.tsukuba.ac.jp

中野 亮(事務長)

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■ 東京農業大学 生物的防除部会 2019年度 第2回講演会のお知らせ

令和元年11月12日(火) 14:00~17:00
東京農業大学 1号館4階444教室
講演会聴講料:2000円
 ※ただし,生物的防除会会員・学生・農大教職員・報道関係者は無料
懇親会参加費:3000円

申し込みおよび問い合わせ先:
生物的防除部会事務局 厚井隆志( takashi.koi@nifty.ne.jp )
 ※所属・お名前・講演会への参加・懇親会への参加をお知らせください。

プログラム

演題1.「大型園芸施設でのイチゴ栽培のIPM技術」
 菅野 亘 氏(株式会社GRA)
 要旨)イチゴの高設養液栽培では、ハダニ、アブラムシ、アザミウマなどの
  微小な難防除害虫やうどんこ病、灰色カビ病などの病害が発生する。これらの
  病害虫では薬剤に対する抵抗性・耐性の発達が進んでおり、既に化学合成農薬
  のみでの防除が難しいのが現状である。この問題に対応するために、定植苗の
  高濃度炭酸ガス処理による殺虫殺ダニ処理、ミヤコカブリダニ、チリカブリダニ
  などの天敵製剤の利用、UV-Bの照射によるうどんこ病の予防など、化学農薬
  以外にもいくつかの手段を用いたIPMをおこなっているのでそれらの技術を紹介する。

演題2.「IPMにおけるフェロモン利用-貯榖害虫モニタリングを中心に」
 中川 りき 氏(富士フレーバー株式会社 エコモン事業統括部)
 要旨)我々人類の「食」を脅かす害虫は、農場だけにいるのではない。収穫後の
  穀物を保管・加工する工場・倉庫等の屋内環境においてもまた、毎年約10%の
  食品が貯穀害虫によって失われるといわれている。しかし、IPMの提唱以降、
  農業分野については交信攪乱・天敵利用等、その取り組みについて一定の認知が
  形成されつつある一方、屋内環境における貯穀害虫管理の実際については、業界
  外にあまり知られていない。そこで本講演では、屋内環境におけるIPM実践について、
  その根幹を支えるモニタリングと広義の生物的防除資材であるフェロモントラップの
  話題にフォーカスしつつ、取り組みと課題をご紹介したい。

演題3.「バイオマス発電と連動したトリジェネレイション型メガ温室における天敵利用
    とIPM防除について」
 和田 哲夫 氏(サラ菜園 技術アドヴァイザー(非常勤取締役))
 要旨)本年3月より稼働した岡山県笠岡市のサラ菜園(12ヘクタール陽圧ハウス)に
  おいてミニ・プラムトマト5ヘクタール、パプリカ4ヘクタール、レタス2ヘクタール
  の栽培が開始された。笠岡干拓地での大型ハウスはでの懸案は、夏季の高温であったが、
  オランダ、米国で開発されたハウス内を陽圧にする技術、併設するバイオマス発電からの
  熱エネルギー、二酸化炭素の供給という合理的利用を実現することにより、年間を通じた
  野菜栽培が可能となった。その基本条件の一つである、病害虫防除に、日本で改良された
  生物防除が通用するかの現実段階での利用の状況について報告する。

和田哲夫(東京農業大学総合研究所)

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■ 本メールは、日本応用動物昆虫学会会員の方へ、
■ 理事会の承諾を得て、電子広報委員会が配信しています。

■ 本メールに関するお問い合わせは、
■ manager(at)odokon.org まで お願いいたします。
■ (@は(at)に変えてあります)
■ 日本応用動物昆虫学会 website http://odokon.org/

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