応動昆、持続可能な社会を目指して: 一般社団法人 日本応用動物昆虫学会

博士研究員募集:ERATO深津共生進化機構プロジェクト

(2021年12月21日公開)

ERATO深津共生進化機構プロジェクト https://www.jst.go.jp/erato/fukatsu/ において、以下の通り博士研究員を公募しております。

  • 微生物と昆虫の共生関係の機構および進化の研究に従事する博士研究員:若干名

  • https://unit.aist.go.jp/hrd/keiyaku_koubo/2021-bpri_0029.html#ttl
  • 公募担当:古賀 隆一
  •  本プロジェクトで実施中の大規模昆虫―大腸菌共生進化実験が佳境に入りつつあり、宿主昆虫の適応度を顕著に上昇させる共生進化大腸菌、昆虫体内では増殖定着できるのに、培地上での増殖が著しく低下した共生進化大腸菌、共生進化に伴う進化大腸菌の顕著な表現型変化、共生に関わる宿主側の分子、細胞、器官レベルの特殊化や特異的遺伝子など、興味深い進化系統や現象が目白押しで、解析が十分に追いついていない状況です。目の前で進行する共生進化を観察し、その機構を解明していくというエキサイティングな研究に楽しんで取り組んでいただける方の参画を希望します。博士研究員の方には、興味を持った面白い現象や変異体を複数担当して主導的に取り組んでいただき、主著者として成果を出していける体制、それと並行してさまざまな仕事にも共著者として参加できる体制を構築しています。
  • 微生物のゲノム操作系に関する研究に従事する博士研究員:1名

  • https://unit.aist.go.jp/hrd/keiyaku_koubo/2021-bpri_0025.html#ttl
  • 公募担当:柿澤 茂行
  •  米国 J. クレイグ・ベンター研究所で細胞内寄生細菌マイコプラズマをモデル細菌として開発された、細菌全ゲノムクローニング・合成・改変・移植などのゲノム操作技術の昆虫類の縮小ゲノム共生細菌への適用、またミニマルゲノムマイコプラズマに細菌ゲノムやオペロンを導入することによる機能解析や賦与など、微生物のゲノム操作系に関する研究に興味をもって取り組んでくれる博士研究員を募集します。

どうぞよろしくお願いいたします。なお、本情報に関心のありそうな方々への周知を歓迎いたします。

深津 武馬 (産業技術総合研究所)