応動昆、持続可能な社会を目指して: 一般社団法人 日本応用動物昆虫学会

【応動昆 お知らせメール】1168号

(2024年6月 6日公開)

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「お知らせメール」 2024/4/13
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■■ 目次 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■ ■ 2024年度 各賞受賞者

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●会員情報変更は https://service.dynacom.jp/acpartner/odokon/ から
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2024年3月28~31日に開催された日本昆虫学会第84回大会・第68回日本応用動物昆虫学会大会合同大会(仙台国際センター)において、2024年次の学会賞・奨励賞・論文賞・和文誌ベストペーパー賞が授与されました。
また、同大会でポスター発表した18名が合同大会ポスター賞として、英語口頭発表にエントリーした発表者から4名がThe Best English Presentation Award in 2024として、それぞれ選ばれました。

第68回 学会賞 (2名)
堀 雅敏(東北大学大学院農学研究科)
  青色光の殺虫効果の発見とその応用に関する一連の研究
大門 高明(京都大学大学院農学研究科)
  高度なゲノム改変技術の開発による昆虫の変態の生理基盤の解明

第24回 奨励賞 (2名)
土田 祐大(静岡県経済産業部農業局)
  果樹IPMにおける広食性カブリダニの捕食特性と害虫防除効率との関係に関する一連の研究

浦入 千宗(農業・食品産業技術総合研究機構野菜花き研究部門)
  難防除害虫ネギハモグリバエの系統解析および生態解明に関する一連の研究

第10回論文賞 (2編: 著者全員が受賞者)
Yuta Tsuchida, Shinichi Masui (2020) Effects of providing pollen to Euseius sojaensis or Amblyseius eharai (Acari: Phytoseiidae) on populations of the pink citrus rust mite, Aculops pelekassi (Acari: Eriophyidae). Applied Entomology and Zoology Vol. 55, No. 2, 241-248.

Mari H. Ogihara, Mikio Yoshiyama, Nobuo Morimoto, Kiyoshi Kimura (2020) Dominant honeybee colony infestation by Varroa destructor (Acari: Varroidae) K haplotype in Japan. Applied Entomology and Zoology Vol. 55, No. 2, 189-197.

第2回和文誌ベストペーパー賞 (1編: 著者全員が受賞者)
八尾 充睦・高野 源太郎 (2023) トゲシラホシカメムシ(カメムシ目:カメムシ科)成虫の生理状態の季節変動と飛翔活動との関係. 日本応用動物昆虫学会誌 第67巻, 第4号, 97-106.

合同大会ポスター賞 (18名)
最優秀賞
稲田 圭(京都大学大学院農学研究科)
  無変態昆虫マダラシミにおける成虫化誘導遺伝子E93のノックアウト解析

優秀賞
牛島 健輔(石川県立大学生物資源環境学部)
  飛翔性および腐肉食性昆虫のロードキルのホットスポットは道路灯下に存在する
高橋 桃世(京都大学大学院農学研究科)
  DIPA-CRISPR法によるチャバネアオカメムシの高効率なゲノム編集
野村 夏希(岐阜岐阜大学連合農学研究科)
  近縁ハムシ3種間における利用資源の選好性がもたらす対立関係の検討
吉岡 美咲(東京農工大学大学院農学府)
  マルハナバチを介した植物ウイルスの水平伝播の可能性
鈴木 しゅん(山形大学理学部)
  カメノコハムシ類の同所的共存における生息場所隔離と行動的隔離の寄与
久井 花恋(大阪府立大学大学院生命環境科学域)
  外来植物の利用が絶滅危惧種クロツバメシジミの翅色と配偶行動に与える影響
山元 駿介(近畿大学農学部)
  異なる道路舗装材が地上徘徊性の節足動物に与える影響
田村 慧悟(山形大学理学部)
  ヒユ科食カメノコハムシ類3種間の不完全な隔離障壁
森 夏美(東京農工大学農学部)
  衛星画像を用いた森林害虫マイマイガの被害推定と発生リスク予測
小林 敦樹(東北大学大学院農学研究科)
  青色光毒性に起因する組織傷害および作用機構の解明
宇杉 祥吾(京都大学農学部)
  土着天敵ラデマッヘルカブリダニAmblyseius rademacheriの生態評価
大津 樹(静岡大学大学院自然科学系教育部)
  クワガタムシ科におけるメス化遺伝子transformerの遺伝子重複
西部 瞬汰(富山大学理工学研究科地球生命環境科学プログラム)
  圃場における昆虫叢の定量的解析を目指した、DNAメタバーコーディング手法の開発
新井 優香(東京農工大学生物システム応用科学府)
  ナミハダニの糸には唾液タンパク質も含まれている
高谷 佑生(京都大学農学部応用生命科学科)
  クロツヤツノツツハネカクシPriochirus japonicus(ハネカクシ科:ツツハネカクシ亜科)の化学防衛物質と生理活性について
田中 真織(石川県立大学生物資源環境学研究科)
  秋に日永を感じる:夜間照明によるアメリカシロヒトリ幼虫集団の休眠阻害
神田 旭(山口大学大学院創成科学研究科)
  カブトムシの角における大きさと形状の相関選択

The Best English Presentation Award in 2024 (4名)
Tomohito Noda (東京大学大学院理学系研究科)
  On the vertical transmission of the cockroach endosymbiont Blattabacterium via ovarial infection in the German cockroach Blattella germanica
Tomoya Katsuno (農業・食品産業技術総合研究機構植物防疫研究部門)
  Further improvement of Orius strigicollis with extended giving-up time
Masato Koseki (北海道大学大学院環境科学院)
  Is the wingless expression necessary for the wing color pattern formation of Drosophila guttifera?
Shiori Kinto (京都大学大学院 農学研究科)
  Serious agricultural pests Tetranychus spider mites are also disliked by inferior competitors

世古智一(事務長)
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