応動昆、持続可能な社会を目指して: 一般社団法人 日本応用動物昆虫学会

【応動昆 お知らせメール】 613号

(2017年3月 9日公開)

日本応用動物昆虫学会会員の皆さまへ

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「お知らせメール」 2017/3/9
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■■ 目次 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■ 正木進三先生を偲ぶ会

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●会員情報変更は https://service.dynacom.jp/odokon/member/ から
■ 正木進三先生を偲ぶ会


 2017年1月28日早朝、弘前大学名誉教授であられた正木進三先生が89歳で
亡くなられました。正木先生は、長年昆虫の季節適応と地理的適応、種分化に関する
研究をされてきました。その業績は国内はもとより、海外でも広く知られており、つい
数ヶ月前には、先生のPhysiological Entomologyでの編集活動と昆虫研究への貢献を
たたえる記事が、Saunders氏とGoldsworthy氏によって書かれたばかりでした。国内
では、「昆虫の生活史と適応」を出版され、「昆虫の光周性」や「生態進化発生学」
などの重要な書物の訳本などをてがけられ、多くの学生や研究者に影響を与えました。
 そこで、正木先生を偲んで、この3月30日に、正木先生を偲んだ以下のシンポジウム
「正木進三―優れた研究者、哲学者、よき教師そして開拓者」を開催いたします。
大会の直後ですが、関心のある方々は是非ご参加ください。

偲ぶ会: 正木進三―優れた研究者、哲学者、よき教師そして開拓者
 日時:3月30日(木)13:00~
 場所:東京農工大学 小金井キャンパス BASE本館1階講義室
 住所:〒184-8588 東京都小金井市中町2-24-16

第1部 プロフィールと人となり(経歴・研究業績の紹介)(田中 一裕)
 挨拶 正木 むつみ
     湯川 淳一
第2部 Masaki-Kinen Symposium 昆虫の多型、休眠、光周性と種の存在様式
 Part 1. 昆虫の多型現象とスウィッチ機構 (司会 田中 誠二 農研機構)
  ① バッタの体色多型とその制御のしくみ(田中)
  ② トンボの体色変化と体色多型 (二橋 亮 産総研)
 Part 2. 昆虫の休眠と光周性 (竹田 真木生 神戸大)
  ① カイコの胚休眠誘導における環境温度応答 (塩見 邦博:信州大) 
  ② ヨトウガ蛹休眠のホルモン調節 (溝口 明:愛知学院大)
  ③ サクサン光周性:光受容-概日時計-ホルモン出力系とスィッチ機構 (竹田)
 Part 3. 昆虫の生活史と進化 (曽田 貞滋 京都大)
  ① 逆ベルクマン則―体サイズの進化と種分化 (曽田)
  ② 冬尺蛾―繁殖季節の進化と種分化 (山本 哲史 京都大)

懇親会
(食べ物の用意があるので懇親会参加者は予約をしてください。
  連絡:竹田真木生 mtakeda@kobe-u.ac.jp まで)

第3部 面影(スライド・ショー)
第4部 座談会(司会 未定)
    田中 誠二(弟子)
    正木 むつみ(正木先生長女)
    生方 秀紀(先生最後の論文共著者)
    武田 光能(農研機構)
    新谷 喜紀(南九州大) ほか

    次世代決意表明 鈴木丈詞(農工大)              


         (神戸大学 竹田 真木生、農研機構 田中誠二)
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