2018年度各賞受賞者

2018年度の学会賞・奨励賞・論文賞受賞者が、2018年3月25~27日に鹿児島大学にて開催された第62回大会にて発表されました。また、同大会のポスター発表から16点が第7回ポスター賞として選ばれました。

第62回学会賞 (2名)
中村 達 (国際農林水産業研究センター)
東南アジアにおける天敵利用および昆虫資源利用の研究
前藤 薫 (神戸大学大学院 農学研究科)
コマユバチ科天敵寄生蜂の多様性と生殖生態に関する研究
第18回奨励賞 (2名)
中野 亮 (農業・食品産業技術総合研究機構 果樹茶業研究部門)
チョウ目害虫における超音波交信の発見と防除技術への応用
内山 徹 (静岡県農林技術研究所茶業研究センター)
チャ寄生チャノコカクモンハマキの殺虫剤抵抗性とその管理に関する研究
第4回論文賞 (2編|著者全員が受賞者)

Hirotoshi Kinjo, Yasuhisa Kunimi, Madoka Nakai (2014)  Effects of temperature on the reproduction and development of Drosophila suzukii (Diptera: Drosophilidae).  Appl. Entomol. Zool. 49(2): 297-304.

Akira Matsuura, Masakazu Nakamura (2014)  Development of neonicotinoid resistance in the cotton aphid Aphis gossypii (Hemiptera: Aphididae) in Japan.  Appl. Entomol. Zool. 49(4): 535-540.

第7回ポスター賞 (16名)
小長谷 達郎 (京大院・理)
キタキチョウにおけるメスの越冬前交尾の意義:栄養説の検討
井村 祐二 (日大生物資源応昆研)
昆虫感染性微胞子虫を用いた農業害虫ハスモンヨトウの飛来源推定
今野 萌子 (東北大院・農)
アカヒゲホソミドリカスミカメに対するイネ穂香気の誘引性は1日の中で変化する?--イネ穂香気成分の日内変化とそれに伴う誘引性の変化--
与謝野 舜 (東北大院・農)
ハムシ科は脚で葉表面の味を認識するー形態・電気生理応答・行動解析から終に明らかに!?
中林 ゆい (佐賀大・農)
ブナ科植物における花外蜜腺の確認: アラカシ上での形成時期と形成場所および蜜腺利用アリ相
板橋 聖大 (千葉県立農業大学校)
糸状菌をナミテントウに積載することによる相乗的な害虫防除効果の評価
側垣 共生 (佐賀大院・農)
ミツボシツチカメムシの給餌は将来の繁殖に対しコストとなるのか?
萩原 優花 (静岡大・農)
ワサビクダアザミウマの静岡県下での発生状況および発育速度
西子 まあや (東京農工大学)
コクヌストモドキ新規SOD遺伝子の機能解析
柳澤 隆平 (琉球大・農)
振動を活用したタバココナジラミの物理的防除効果の検証
石倉 鈴風 (帯畜大 環境微生物)
昆虫寄生菌Lecanicillium spp.が2種コナジラミ卵の孵化および孵化幼虫に与える影響
九鬼 奈紀 (明治大院・農)
卵寄生蜂ニホンタマゴクロバチの寄主種間における発育特性の差異
渡邊 修人 (九大・理)
チャバネアオカメムシの共生細菌になれる環境細菌となれない環境細菌の違い
福谷 愉海 (静岡大・農・応用昆虫)
草食性コガネムシにおける近縁種間のギルド内捕食: アオドウガネが増え,在来コガネムシが減った理由にせまる
松田 浩輝 (佐賀大・農)
オオイヌタデの防御形質二型の維持にイチゴハムシはどのように関わっているか
荻野 拓海 (筑波大学生命環境)
天敵誘引光がもたらす圃場の生物相変化