応用動物学・応用昆虫学 学術用語集

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昆虫外部形態

一般的な昆虫の外部形態について、日本語と英語の名称が表示されます。
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応用動物学・応用昆虫学 学術用語集(2021/3/2版)について

歴史をたどると、本会には1962年に発足した「用語委員会」があったが、ここで論議されたのは主に学名・和名・普通名の統一や、化期・世代の定義、発育ステージ(態)の呼び方の統一などであり、用語集は作成されなかった。その後1970年になって学術用語委員会が設置され、1972年3月に応用動物学・応用昆虫学学術用語集(以下「学術用語集」)が刊行された。内容は第1編(和語889項目)と第2編(殺虫・殺そ剤名86項目)に分かれた88頁の冊子で、当時の全会員に配付されている。しかしその後在庫が少なくなったこともあり、本会創立25周年記念事業の一環として改訂版を発行することが企画され、1982年12月に学術用語集第2版(和語約2,100項目、141頁)が刊行された。さらに、2000年3月には収載項目数が4,700~4,800と大幅に増えた改訂第3版(236頁)が刊行された。これ以降しばらくの間改訂は行われなかったが、本会ウェブサイトが開設されたことを受けて学術用語集の電子データ化とウェブサイトへの掲載が常任評議員会で決定され、学術用語集Web版が2009年4月から公開された。データが電子化されたことに伴い、用語の追加・修正が自由になったため、数度の改訂を経て現在の収載項目数は和語6,000語を超えている。

質の高い学術論文を作成するためには、正確な専門用語の使用が不可欠である。本会の和文誌原稿執筆要領にある通り、学術用語はなるべく学術用語集によっていただきたいが、これは決して使用する用語を規制するという意味ではない。本用語集が論文作成に必要なすべての用語を網羅しているわけではないし、また定義や用例が付されていないため、誤った使用にならないように注意する必要もあるだろう。しかし万全ではないにせよ、単に応用動物学・応用昆虫学の狭い範囲の用語にとどまらず、分子生物学から生態学まで幅広い分野をカバーする本用語集の利用価値は高いと思われる。本学術用語集が関係者に広く利用され、我が国の応用動物学・応用昆虫学の発展に寄与することを期待する。

2021年3月
日本応用動物昆虫学会 学術用語委員会 委員長
野田 隆志

日本応用動物昆虫学会学術用語委員会
(2021/3/2版完成時の委員)

委員長

野田 隆志 [一般社団法人 日本植物防疫協会]

委員

後藤 千枝 [農研機構 本部]
後藤 秀章 [森林研究・整備機構 九州支所]
井上 広光 [農研機構 果樹茶業研究部門]
岩堀 英晶 [龍谷大学農学部]
木村 澄 [農研機構 畜産研究部門]
長坂 幸吉 [農研機構 中央農業研究センター]
篠田 徹郎 [福島大学食農学類]
曽根 信三郎 [日本植物防疫協会]
山中 武彦 [農研機構 農業環境変動研究センター]
吉田 信代 [農研機構 中央農業研究センター]

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