これまでの受賞者

2023年度

2023年度 各賞受賞者

(2023年3月17日公開)

2023年3月13~15日に開催された第67回大会(摂南大学枚方キャンパス)において、2023年次の学会賞・奨励賞・論文賞、和文誌ベストペーパー賞が授与されました。また、同大会でポスター発表した学生から12名が第11回ポスター賞として、英語口頭発表にエントリーした発表者から5名が The 2023 (2nd) Best English Presentation Award として、それぞれ選ばれました。

第67回学会賞 (2名)
山中 武彦 (農業・食品産業技術総合研究機構 基盤技術研究本部 農業情報研究センター)
害虫の発生記録と個体群生態学理論に基づく害虫管理への展開
長坂 幸吉 (農業・食品産業技術総合研究機構 植物防疫研究部門)
バンカー法を中心とした天敵利用技術の確立と普及に関する一連の研究
第23回奨励賞 (2名)
松尾 和典 (九州大学 比較社会文化研究院)
有用寄生蜂の探索と利用に関する研究
藤井 智久 (農業・食品産業技術総合研究機構 植物防疫研究部門)
水稲・大豆主要害虫の生態および抵抗性進化に関する研究
第9回論文賞 (3編:著者全員が受賞者)

Takuma Takanashi, Nami Uechi, Haruki Tatsuta (2019)  Vibrations in hemipteran and coleopteran insects: behaviors and application in pest management.  Appl. Entomol. Zool. Vol. 54, No. 1, 21-29.

Yoshiaki Hashimoto, Masashi Yoshimura, Rong-Nan Huang (2019)  Wasabi versus red imported fire ants: preliminary test of repellency of microencapsulated allyl isothiocyanate against Solenopsis invicta (Hymenoptera: Formicidae) using bait traps in Taiwan.  Appl. Entomol. Zool. Vol. 54, No. 2, 193-196.

増井 伸一・片山 晴喜 (2019)  ニセラーゴカブリダニとコウズケカブリダニ(ダニ目:カブリダニ科)の餌としての樹木花粉の有効性.  日本応用動物昆虫学会誌 第63巻, 第4号, 207-214.

第1回和文誌ベストペーパー賞 (1編:著者全員が受賞者)

中井 善太・大谷 徹・園田 昌司 (2022)  ナシ園における株元雑草の温存がハダニ類(ダニ目:ハダニ科)とカブリダニ類(ダニ目:カブリダニ科)などの天敵の発生に及ぼす影響.  日本応用動物昆虫学会誌 第66巻, 第2号, 53-63.

第11回ポスター賞 (12名)
金藤 栞 (京都大学大学院農学研究科)
 捕食者が植食者を恐れる!?
大畑 裕太 (岐阜大学大学院連合農学研究科(静岡大学配置))
 トマトハモグリバエはボルバキアゲノムを取り込むことでCI抵抗性を獲得した
八田 曉美 (つくば市立竹園東中学校)
 カイコの飛翔能力消失の謎に迫る!:カイコとクワコの交雑実験による飛翔筋の比較
遠藤 梨々花 (東北大学大学院農学研究科)
 青色レーザー光照射のアザミウマおよびアブラムシに対する殺虫効果
中脇 琢磨 (九州大学大学院システム生命科学府)
 ツチカメムシMacroscytus japonensisにおける成長に必須な共生細菌の環境獲得
小西 楓 (東京農工大学大学院農学府)
 共生微生物ボルバキアのチャハマキ雌雄で異なる感染パターン
水野 陽太 (東京大学大学院理学系研究科)
 細胞外共生系をもつカツオゾウムシ類は驚くほど多様な細菌と共生する
西尾 怜香 (鳥取大学農学部)
 オキナワルリチラシの幼虫は何色?
綱島 彩香 (明治大学大学院農学研究科)
 ヤドリバエCylindromyia petiolateのツヤアオカメムシへの寄生状況
車田 智哉 (法政大学大学院理工学研究科)
 菌食性キイロテントウの簡易雌雄判別法およびうどんこ病媒介に関する調査
中野 美帆 (東京農工大学大学院生物システム応用科学府)
 キアゲハPapilio machaon代謝産物によるヒトがん細胞株に対する作用の検討
坂本 貴海 (近畿大学農学部)
 アサギマダラ幼虫の持つ柔らかい頭部突起の役目に関する「食草上における葉の探索」仮説の検証
The 2023 (2nd) Best English Presentation Award (5名)
Kiyotaka Yabe (京都大学大学院農学研究科)
A non-invasive method for estimating termite colony size using CO2 sensors
Kazuya Ito (京都大学大学院農学研究科)
Amazing defensive and offensive interactions between diamondback moth larvae and parasitoid wasps
Yu Shirai (京都大学大学院農学研究科)
Parental CRISPR: a versatile tool for insect genome engineering
Takahiro Fukui (東京大学大学院農学生命科学研究科)
The piRNA-dependent sex-determination system of the silkworm Bombyx mori is not conserved in the Asian corn borer Ostrinia furnacalis
Haruna Fujioka (岡山大学大学院環境生命科学研究科)
Diacamma ants adjust liquid foraging strategies in response to viscosity

2022年度

2022年度 各賞受賞者

(2022年3月26日公開)

2022年度の学会賞・奨励賞・論文賞受賞者が、2022年3月20~22日にオンライン開催された第66回大会(大会事務局: 明治大学)にて発表されました。また、同大会のポスター発表から13点が第10回ポスター賞として、英語口頭発表賞にエントリーした 発表者から2名が The 2022 (1st) Best English Presentation Award として、それぞれ選ばれました。

第66回学会賞 (2名)
後藤 慎介 (大阪市立大学 大学院理学研究科)
昆虫の季節適応機構に関する分子生理学的研究
柴尾 学 (大阪府立環境農林水産総合研究所)
アザミウマ類の生態解明と総合防除法の開発に関する一連の研究
第22回奨励賞 (1名)
上原 拓也 (農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門)
化学的・物理的刺激を介した昆虫の行動制御技術に関する研究
第8回論文賞 (2編:著者全員が受賞者)

Norimasa Sugita, Hiromoto Agemori, Koichi Goka (2018)   Acute toxicity of neonicotinoids and some insecticides to first instar nymphs of a non-target  damselfly, Ischnura senegalensis (Odonata: Coenagrionidae), in Japanese paddy fields.  Appl. Entomol. Zool. 53(4): 519-524.

岸本 英成・柳沼 勝彦・外山 晶敏 (2018)  土着広食性カブリダニ 4 種(ダニ目:カブリダニ科)に対する各種殺虫剤の影響.   日本応用動物昆虫学会誌 第62巻, 第1号, 29-39.

第10回ポスター賞 (13名)
阿久津 純一 (東京大学)
産卵基質の曲率とオウトウショウジョウバエの産卵選好性(の関係)
坂田 周平 (佐賀大学)
トノサマバッタのフンに含まれる産卵阻害物質:餌条件の異なるフンを用いた探索
小林 敦樹 (東北大院・農)
青色光の殺虫メカニズム ー青色光の体表透過率と活性酸素発生の致死への関与ー
千葉 勇輝 (東北大院・農)
イチゴハムシの雄は体表化学情報を利用して適齢期の雌を選んでいるのか?
笠井 柾希 (石川県立大院・応用昆虫学)
動けなくなるアオドウガネ:光行動抑制によって引き起こされる外灯下での光害
松原 芳乃 (名城大農)
チョウ目幼虫を利用したゼニゴケの分布拡大戦略
大塚 陽香 (佐賀大学)
イネヨトウで確認されたメス偏向性比とその原因因子の探索
青木 雄一 (東北大院農)
短波長側と長波長側では、同じ青色光でも殺虫メカニズムが異なる?
森 大佑 (宮城大学・食産業学群)
深層学習を用いたトンボの自動検出・種判定システムの開発
元木 彩子 (千葉大院・応用昆虫)
イラクサギンウワバに感染するボルバキアはなぜ置き換わったのか?
道下 玲奈 (筑波大学)
腐食性昆虫を用いた廃棄物処理プロセスにおける臭気抑制機構の解明
田中 知樹 (千葉大院・応用昆虫)
侵入種ムネアカハラビロカマキリの存在が在来種ハラビロカマキリに及ぼす影響
中村 晃紳 (明治大学農学研究科)
関東地域3県においてオクラから採集したヒメハナカメムシ類の種構成
The 2022 (1st) Best English Presentation Award (2名)
浴野 泰甫 (明治大学)
The evolutionary process of the specific sensory neurons of plant-parasitic nematodes
Nadhira Afiani Ramadhanty (Kwansei Gakuin University)
Individual and collective trail-following behavior of an ant Pristomyrmex punctatu

2021年度

2021年度 各賞受賞者

(2021年3月29日公開)

2021年度の学会賞・奨励賞・論文賞受賞者が、2021年3月23~26日にオンライン開催された第65回大会(大会事務局:島根大学)にて発表されました。また、同大会のポスター発表から10点が第9回ポスター賞として、英語口頭発表賞にエントリーした発表者から2名がThe Best English Presentation Award in 2021として、それぞれ選ばれました。

第65回学会賞 (2名)
園田 昌司 (宇都宮大・農学部)
コナガの殺虫剤抵抗性機構に関する分子生態学的研究
霜田 政美 (農研機構・生物研)
光防除と天敵利用に関する一連の研究
第21回奨励賞 (2名)
林 正幸 (農研機構・西日本農研)
アリ-アブラムシ-捕食者の種間相互作用と化学コミュニケーションに関する研究
管原 亮平 (弘前大・農学生命科学部)
バッタの体色相変異の分子機構の解明とRNA干渉効果の系統間変異の発見
第7回論文賞 (2編|著者全員が受賞者)

Shotaro Mine, Megumi Sumitani, Fugaku Aoki, Masatsugu Hatakeyama, Masataka G. Suzuki (2017)   Identification and functional characterization of the sex-determining gene doublesex in the sawfly, Athalia rosae (Hymenoptera: Tenthredinidae) .  Appl. Entomol. Zool. 52(3): 497-509.

Nami Uechi, Junichi Yukawa, Makoto Tokuda, Nina Maryana, Tomoko Ganaha- Kikumura, Wanggyu Kim (2017)   Description of the Asian chili pod gall midge, Asphondylia capsicicola sp. n., with comparative notes on Asphondylia gennadii (Diptera: Cecidomyiidae) that induces the same sort of pod gall on the same host plant species in the Mediterranean region.   Appl. Entomol. Zool. 52(1): 113-123.

第9回ポスター賞 (10名)
石神 広太(北海道大院・農学院)
カビによって決まる昆虫とバクテリアの相利共生関係
Seonghan JANG (産総研・北海道センター、北海道大)
共生細菌による腸の劇的な形態変化:Homeobox遺伝子が鍵!
新村 瑠里(鳥取大院・持続性社会創生科学研究科)
オキナワルリチラシの幼虫が行う毒液回収行動の役割
佐々木 淳成(神戸大・理)
ハリガネムシ寄生によるカマキリ宿主の走光性変化とその分子基盤
玉置 千紘(京都大院・農)
シロアリ創設コロニーの托卵戦略:創設コロニーは他巣から襲撃されることでその巣の女王の座を獲得する
鈴木 紗也華(京都大・生態学研究センター)
DNAメタバーコーディングを用いた草原性クモ群集の被食-捕食ネットワークの季節動態と種特異性の評価
奥園 元晴(佐賀大・農)
カメムシ類は卵塊中の位置により卵への投資を変化させるか
岡本 雄太(宮崎大院・農)
日本におけるタバコカスミカメの越冬と野外寄主植物
白井 雄(京都大院・農)
昆虫の卵巣発達を利用した新規ゲノム編集法
幾野 夏未(静岡大院・総合)
チャを利用するチャノミドリヒメヨコバイは近縁ツバキ属植物及びカンキツを利用できない
The Best English Presentation Award in 2021 (2名)
新井 大 (農工大院・農)
License to kill males: a male-killing associated prophage WO was identified from comparisons of closely related Wolbachia strains in Homona magnanima
小西 堯生 (京都大院・農)
The end of colony: termite workers steal nitrogen source under king-absent conditions

2020年度

2020年度各賞受賞者

(2020年5月21日公開)

2020年度の学会賞・奨励賞・論文賞受賞者は、以下の通りです。新型コロナウイルスにより大会はみなし開催となり、ポスター発表および英語口頭発表の採点が行われなかったため、2020年度のポスター賞および英語口頭発表賞はありません。

第64回学会賞 (2名)
野村 昌史 (千葉大学 大学院園芸学研究科)
害虫や天敵類の分子系統解析とその応用に関する研究
高梨 琢磨 (森林研究・整備機構 森林総合研究所)
昆虫の生物音響学:振動や音による行動制御機構とそれを応用した害虫防除技術の展開
第20回奨励賞 (2名)
相澤 美里 (香川県農業試験場 病害虫防除所)
ネギアザミウマ防除のための生理・生態学的研究とその応用
須藤 正彬 (農業・食品産業技術総合研究機構 果樹茶業研究部門)
生活史シミュレーションに基づく環境適応戦略と薬剤抵抗性発達リスクの解明
第6回論文賞 (2編|著者全員が受賞者)

Satoshi Nakamura, Ryoko T. Ichiki, Masami Shimoda, Shinsuke Morioka (2016)  Small-scale rearing of the black soldier fly, Hermetia illucens (Diptera: Stratiomyidae), in the laboratory: low-cost and year-round rearing.  Appl. Entomol. Zool. 51(1): 161-166.

Ryohei Sugahara, Seiji Tanaka, Akiya Jouraku, Takahiro Shiotsuki (2016)  Functional characterization of the corazonin-encoding gene in phase polyphenism of the migratory locust, Locusta migratoria (Orthoptera: Acrididae).  Appl. Entomol. Zool. 51(2): 225-232.

2019年度

2019年度各賞受賞者

(2019年4月30日公開)

2019年度の学会賞・奨励賞・論文賞受賞者が、2019年3月25~27日に筑波大学にて開催された第63回大会にて発表されました。また、同大会のポスター発表から12点が第8回ポスター賞として選ばれました。

第63回学会賞 (2名)
日本 典秀 (農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業研究センター)
分子マーカーを用いた天敵・害虫個体群の評価による害虫防除技術開発に関する研究
松浦 健二 (京都大学大学院 農学研究科)
シロアリの生態に関する一連の研究
第19回奨励賞 (2名)
喜久村 智子 (沖縄県北部農林水産振興センター)
キク科植物寄生性害虫の分類学的・生態学的根拠に基づいた効果的防除技術の確立
向井 裕美 (国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所)
亜社会性ツチカメムシ類における親―胚間コミュニケーションと胚に関する保育行動に関する研究
第5回論文賞 (2編|著者全員が受賞者)

Tatsuro Konagaya, Mamoru Watanabe (2015)  Adaptive significance of the mating of autumn-morph females with non-overwintering summer-morph males in the Japanese Common Grass Yellow, Eurema mandarina (Lepidoptera: Pieridae).  Appl. Entomol. Zool. 50(1): 41-47.

T. Konagaya, N. Mutoh, M. Suzuki, R. L. Rutowski, M. Watanabe (2015)  Estimates of female lifetime fecundity and changes in the number and types of sperm stored with age and time since mating in the monandrous swallowtail butterfly, Battus philenor (Lepidoptera: Papilionidae) in the Arizona desert.  Appl. Entomol. Zool. 50(3): 311-316.

第8回ポスター賞 (12名)
野崎 友成(京都大学大学院農学研究科)
シロアリの繁殖分業と核相倍加:卵生産へ特化した女王ほど高度に倍数化した脂肪体をもつ
中林 ゆい(京都府立大学大学院生命環境科学科)
同種他個体との共存はムラサキシジミの若齢期におけるアリ随伴率を上昇させる
村上 涼生(富山大学理学部)
マダラケシツブゾウムシ超入れ子型共生系! -- 虫瘤形成と共生細菌感染の実態 --
大木 碩仁(日本大学生産工学部)
アザミウマ4種の波長選好性における多様性
松田 浩輝(佐賀大学農学部)
タデ科食のイチゴハムシはなぜ特定外来生物のオオフサモを食べるようになったのか?
末松 勇輝(静岡大学大学院総合科学技術研究科)
モンシロチョウによるアオムシサムライコマユバチの捕食
網野 海(東京大学農学部)
テナガショウジョウバエにおけるオスの体サイズと求愛・闘争行動の関係
田中 千聡(筑波大学大学院生命環境科学研究科)
ニホンミツバチによるレタス齧り行動とレタス含有成分の関係
吉村 英翔(三重大学大学院生物資源学研究科)
セグロアシナガバチの小さい個体以外は成虫期日長がカーストを決定する
奥出 絃太(東京大学大学院理学系研究科)
トンボにおいて幼虫・成虫特異的に発現する遺伝子の機能解析
松田 直樹(京都大学大学院理学研究科)
エンドウヒゲナガアブラムシの季節タイマーに関連した発現変動遺伝子の探索
元丸 潤郁(佐賀大学農学部)
飛ばないナミテントウの露地放飼に伴う野生型との交雑リスクの評価
The Best English Presentation Award in 2019
KURAMITSU Kazumu (Graduate School of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba)
Precopulatory mate-guarding behavior by Ibalia japonica (Hym.: Ibaliidae)

2018年度

2018年度各賞受賞者

(2018年6月16日公開)

2018年度の学会賞・奨励賞・論文賞受賞者が、2018年3月25~27日に鹿児島大学にて開催された第62回大会にて発表されました。また、同大会のポスター発表から16点が第7回ポスター賞として選ばれました。

第62回学会賞 (2名)
中村 達 (国際農林水産業研究センター)
東南アジアにおける天敵利用および昆虫資源利用の研究
前藤 薫 (神戸大学大学院 農学研究科)
コマユバチ科天敵寄生蜂の多様性と生殖生態に関する研究
第18回奨励賞 (2名)
中野 亮 (農業・食品産業技術総合研究機構 果樹茶業研究部門)
チョウ目害虫における超音波交信の発見と防除技術への応用
内山 徹 (静岡県農林技術研究所茶業研究センター)
チャ寄生チャノコカクモンハマキの殺虫剤抵抗性とその管理に関する研究
第4回論文賞 (2編|著者全員が受賞者)

Hirotoshi Kinjo, Yasuhisa Kunimi, Madoka Nakai (2014)  Effects of temperature on the reproduction and development of Drosophila suzukii (Diptera: Drosophilidae).  Appl. Entomol. Zool. 49(2): 297-304.

Akira Matsuura, Masakazu Nakamura (2014)  Development of neonicotinoid resistance in the cotton aphid Aphis gossypii (Hemiptera: Aphididae) in Japan.  Appl. Entomol. Zool. 49(4): 535-540.

第7回ポスター賞 (16名)
小長谷 達郎 (京大院・理)
キタキチョウにおけるメスの越冬前交尾の意義:栄養説の検討
井村 祐二 (日大生物資源応昆研)
昆虫感染性微胞子虫を用いた農業害虫ハスモンヨトウの飛来源推定
今野 萌子 (東北大院・農)
アカヒゲホソミドリカスミカメに対するイネ穂香気の誘引性は1日の中で変化する?--イネ穂香気成分の日内変化とそれに伴う誘引性の変化--
与謝野 舜 (東北大院・農)
ハムシ科は脚で葉表面の味を認識するー形態・電気生理応答・行動解析から終に明らかに!?
中林 ゆい (佐賀大・農)
ブナ科植物における花外蜜腺の確認: アラカシ上での形成時期と形成場所および蜜腺利用アリ相
板橋 聖大 (千葉県立農業大学校)
糸状菌をナミテントウに積載することによる相乗的な害虫防除効果の評価
側垣 共生 (佐賀大院・農)
ミツボシツチカメムシの給餌は将来の繁殖に対しコストとなるのか?
萩原 優花 (静岡大・農)
ワサビクダアザミウマの静岡県下での発生状況および発育速度
西子 まあや (東京農工大学)
コクヌストモドキ新規SOD遺伝子の機能解析
柳澤 隆平 (琉球大・農)
振動を活用したタバココナジラミの物理的防除効果の検証
石倉 鈴風 (帯畜大 環境微生物)
昆虫寄生菌Lecanicillium spp.が2種コナジラミ卵の孵化および孵化幼虫に与える影響
九鬼 奈紀 (明治大院・農)
卵寄生蜂ニホンタマゴクロバチの寄主種間における発育特性の差異
渡邊 修人 (九大・理)
チャバネアオカメムシの共生細菌になれる環境細菌となれない環境細菌の違い
福谷 愉海 (静岡大・農・応用昆虫)
草食性コガネムシにおける近縁種間のギルド内捕食: アオドウガネが増え,在来コガネムシが減った理由にせまる
松田 浩輝 (佐賀大・農)
オオイヌタデの防御形質二型の維持にイチゴハムシはどのように関わっているか
荻野 拓海 (筑波大学生命環境)
天敵誘引光がもたらす圃場の生物相変化

2017年度

2017年度各賞受賞者

(2017年4月16日公開)

2017年度の学会賞・奨励賞・論文賞受賞者が、2017年3月27~29日に東京農工大学にて開催された第61回大会にて発表されました。また、同大会のポスター発表から10点が第6回ポスター賞として選ばれました。

第61回学会賞 (2名)
仲井 まどか (東京農工大学大学院 農学研究院)
昆虫ウイルスと寄生蜂によるチョウ目昆虫の内分泌制御とその機構解明
武田 光能 (農研機構 野菜花き研究部門)
害虫の季節適応解析に基づく効率的な抵抗性検定法および発生予察法の開発に関する研究
第17回奨励賞 (2名)
松倉 啓一郎 (農研機構 九州沖縄農業研究センター)
フタテンチビヨコバイの生態的特性の解明に基づくワラビー萎縮症の被害軽減技術の確立
鈴木 丈詞 (東京農工大学大学院 グローバルイノベーション研究院)
総合的害虫管理に向けたダニおよび昆虫の環境応答に関する研究
第3回論文賞 (2編|著者全員が受賞者)

Masami Shimoda, Ken-ichiro Honda (2013)  Insect reactions to light and its applications to pest management.  Appl. Entomol. Zool. 48: 413-421.

John R. Ruberson, Keiji Takasu, G. David Buntin, Joe E. Eger Jr. ?Wayne A. Gardner, Jeremy K. Greene, Tracie M. Jenkins, Walker A. Jones, Dawn M. Olson, Phillip M. Roberts, Daniel R. Suiter, Michael D. Toews (2013)  From Asian curiosity to eruptive American pest: Megacopta cribraria (Hemiptera: Plataspidae) and prospects for its biological control.  Appl. Entomol. Zool. 48: 3-13.

第6回ポスター賞 (10名)
望岡 佑佳里 (佐賀大学農学部)
ムラサキツバメはなぜ新芽から離れた場所に産卵するのか
森 信之介 (京都大学大学院農学研究科)
ウメの葯が発する蛍光とミツバチの訪花行動の化学生態学
田口 大輔 (九州大学大学院地球社会統合科学府)
産卵時の寄主の発育段階が内部寄生蜂の卵と1齢幼虫の体サイズや発育期間に及ぼす影響
中林 ゆい (佐賀大学農学部)
ムラサキシジミに対する卵寄生蜂と幼虫寄生蜂の寄生戦略
西野 貴騎 (筑波大学大学院生命環境科学系)
ノコギリカメムシの外部共生器官の構造および共生真菌の卵表面への伝達
柳原 早希 (京都大学大学院農学研究科)
シロアリの兵隊カーストにみられる齢分業と性分業の発見
安達 修平 (鹿児島大学大学院連合農学研究科)
地球温暖化は本州北限付近のセイタカアワダチソウを利用する昆虫にどのように作用するか?
龍野 瑞甫 (京都大学大学院農学研究科)
ニホンミツバチApis cerana japonicaとセイヨウミツバチApis melliferaの屋外における訪花パターンの比較
中村 春花 (日本大学生物資源科学部)
小笠原産ハスモンヨトウより分離された微胞子虫株の胞子形成様式の解明
奥出 絃太 (東京大学大学院生物科学専攻)
トンボにおけるエレクトロポレーション法を用いたRNAiによる機能阻害系の確立

2016年度

2016年度各賞受賞者

(2016年4月16日公開)

2016年度の学会賞・奨励賞・論文賞受賞者が、2016年3月26~29日に大阪府立大学にて開催された第60回大会(日本昆虫学会第76回大会・第60回日本応用動物昆虫学会合同大会)にて発表されました。また、同大会のポスター発表から、合同大会1日目に7点、同2日目に7点の計14点が、合同大会ポスター賞として選ばれました。加えて、合同大会の企画として『英語口頭発表「合同大会企画」賞』が設けられ、7名の口頭発表に賞が授けられました。

第60回学会賞 (2名)
阿部 芳久 (九州大学大学院比較社会文化研究院) 害虫ハモグリバエとその寄生蜂に関する一連の研究
村井 保 (アグリクリニック研究所) 農作物を加害するアザミウマ類やアブラムシ類の生態と防除に関する研究
第16回奨励賞 (2名)
長 泰行(千葉大学大学院園芸学研究科)
ダニ類を用いた生物間相互作用に関する行動生態学的研究
武田 藍(千葉県農林総合研究センター)
新発生害虫の生態解明と実用的防除技術の確立を通じた地域密着型研究
第2回論文賞 (2編|著者全員が受賞者)

Ryusei Tanaka, Taisei Kikuchi, Takuya Aikawa, Natsumi Kanzaki (2012)  Simple and quick methods for nematode DNA preparation.  Applied Entomology and Zoology 47(3): 291-294.

Hiroaki Noda, Kenji Watanabe, Sawako Kawai, Fumiko Yukuhiro, Takeharu Miyoshi, Makoto Tomizawa, Yoko Koizumi, Naruo Nikoh, Takema Fukatsu (2012)  Bacteriome-associated endosymbionts of the green rice leafhopper Nephotettix cincticeps (Hemiptera: Cicadellidae).  Applied Entomology and Zoology 47(3): 217-225.

合同大会ポスター賞 (大会1日目|7名)
細野 翔平 (玉川大学大学院農学研究科)
セイヨウミツバチの対スズメバチ熱蜂球 &lquot;はじめて&rquot;は失敗する
遠藤 淳 (京都大学大学院理学研究科)
クサギカメムシとミナミアオカメムシの卵塊では孵化の同期が幼虫による卵共食いを抑制している
森 信之介 (京都大学大学院農学研究科)
花粉が発する蛍光を介した植物と訪花昆虫のバイオコミュニケーション
Xi Jili (大阪市立大学大学院理学研究科)
ホソヘリカメムシの光周性に関わる光受容器から脳への神経投射経路
望岡 佑佳里 (佐賀大学農学部)
ムラサキツバメの幼虫における発音の意義
髙橋 萌会 (日本大学生物資源科学部)
Bacillus thuringiensisの効率的な有用株検索遺伝子マーカーの作出
高橋 稜一 (京都産業大学大学院生命科学研究科)
特定外来生物ツマアカスズメバチの在来昆虫類への影響について
合同大会ポスター賞 (大会2日目|7名)
有本 晃一 (九州大学大学院生物資源環境科学府)
アリの多様性は、顔の多様性
平岡 由梨佳 (宮崎大学農学部)
天敵利用の切り札タバコカスミカメの有効性を制限する要因は?
佐藤 智美 (明治大学大学院農学研究科)
環境の異なる2地点のマダニ相および動物相の関係
鈴木 麻衣子 (名城大学農学部)
ゼニゴケのナミハダニに対する忌避・防衛能の評価
鈴木 啓 (東北大学大学院生命科学研究科)
チョウ類のホストレンジを決定する遺伝的基盤の解明
濵谷 昭寿 (京都府立大学大学院生命環境科学研究科)
潜葉虫からゴール形成者へと変貌するヒサカキホソガ幼虫の生活史と発現比較に向けた飼育法の確立
谷野 宏樹 (信州大学理学部)
コオイムシにおける種内系統群レベルでの遺伝構造: とくに2系統群が混生する中国地方について
英語口頭発表「合同大会企画」賞 (7名)
Emtia Chandrima, Kazuro Ohno:
Does the hoverfly forage effectively for flower resources?
Gebreziher Haftay Gebreyesus, Kiyoshi Nakamuta:
Attraction of a generalist predator to mixtures of HIPVs from multiple plant species in field cages.
Nobuaki Mizumoto, Toshihisa Yashiro, Kenji Matsuura:
Male pairs of termite cooperate for survival and future reproduction.
Shiori Goto, Kazutaka Takeshita, Tsubasa Ohbayashi, Yu Matsuura, Yoshitomo Kikuchi:
A different face in the gut: morphological alteration of the Burkholderia symbiont during infection.
Masayuki Kobayashi, Issei Ohshima:
Genetics of performance and preference in Acrocercops transecta.
Yusuke Miwa, Masayuki Koganezawa, Kazuo Emoto, Daisuke Yamamoto:
Searching for ppk-expressing neurons that control female receptivity in Drosophila.
Narisara Piyasaengthong, Yukie Sato, Natsuko Kinoshita, Yooichi Kainoh:
Host moth oviposition and induction of tea leaves to arrest the parasitoid Ascogaster reticulata.

2015年度

2015年度各賞受賞者

(2015年4月16日公開)

2015年度の学会賞・奨励賞・論文賞受賞者が、2015年3月26~28日に山形大学にて開催された第59回大会にて発表されました。また、同大会のポスター発表から11点が第5回ポスター賞として選ばれました。

第59回学会賞 (2名)
五箇 公一 (国立環境研究所)
特定外来生物セイヨウオオマルハナバチの生態リスク評価および対策
三浦 一芸 (農研機構近畿中国四国農業研究センター)
分子生物学的手法を利用した新しい害虫防除技術開発に関する一連の研究
第15回奨励賞 (2名)
上杉 龍士 (農研機構中央農業総合研究センター)
遺伝的マーカーを用いた害虫個体群管理手法に関する研究
遠藤 信幸 (農研機構九州沖縄農業研究センター)
ダイズカメムシ類の誘引現象および発生予察技術の開発に関する研究
第1回論文賞 (2編|著者全員が受賞者)

Tada A, Kikuchi Y, Hosokawa T, Musolin DL, Fujisaki K, Fukatsu T (2011)  Obligate association with gut bacterial symbiont in Japanese populations of the southern green stinkbug Nezara viridula (Heteroptera: Pentatomidae).  Appl. Entomol. Zool. 46: 483-488.

Sanada-Morimura S, Sakumoto S, Ohtsu R, Otuka A, Huang S-H, Thanh DV, Matsumura M (2011)  Current status of insecticide resistance in the small brown planthopper, Laodelphax striatellus, in Japan, Taiwan, and Vietnam.  Appl. Entomol. Zool. 46: 65-73.

第5回ポスター賞 (11名)
細野 翔平 (玉川大学大学院農学研究科)
セイヨウミツバチによるスズメバチ類に対する熱蜂球形成
安達 修平 (佐賀大学大学院農学研究科)
非永続伝搬型植物病原性ウイルスは,媒介アブラムシの敵か味方か?
渋谷 和樹 (東北大学大学院農学研究科)
青色光照射による殺虫効果の詳細
松原 成隆 (宮崎大学大学院農学研究科)
保全的生物的防除~ヒメハナカメムシ類個体群の持続性を高めるオクラ真珠体
石井 嶺広 (岩手大学大学院連合農学研究科)
昆虫寄生菌は感染症媒介蚊の宿主探索行動を阻害する
瀬戸口 栞 (東京大学大学院農学生命科学研究科)
社会的条件に応じたテナガショウジョウバエ雄の代替配偶戦術
平岡 由梨佳 (宮崎大学農学部)
農家施設で天敵を周年的に維持する試み? タバコカスミカメとスワルスキーカブリダニ
倉田 歩 (富山大学大学院理工学教育部)
タバココナジラミにおける菌細胞のユニークな次世代伝達機構
西本 直子 (日本大学大学院生物資源科学研究科)
難防除害虫ハスモンヨトウの分布地域における遺伝的差異について
荻野 拓海 (日本大学生産工学部)
ナミヒメハナカメムシの波長選好性
坂田 ゆず (京都大学生態学研究センター)
外来昆虫アワダチソウグンバイは、なぜ侵入地において高密度で見られるか?

2014年度

2014年度各賞受賞者

(2014年4月16日公開)

2014年度の学会賞・奨励賞・論文賞受賞者が、2014年3月26~28日に高知大学にて開催された第58回大会にて発表されました。また、同大会のポスター発表から9点が第4回ポスター賞として選ばれました。

第58回学会賞 (2名)
比留間 潔 (弘前大学農学生命科学部)
昆虫の脱皮・変態の分子制御機構の解明
本多 健一郎 (農研機構中央農業総合研究センター)
野菜およびダイズ害虫の総合的管理に関する研究
第14回奨励賞 (2名)
安部 順一朗 (農研機構近畿中国四国農業研究センター)
捕食性タマバエ類の分類・生態と利用に関する研究
田端 純 (農業環境技術研究所)
昆虫の性フェロモンの多様性と応用に関する研究
第4回ポスター賞 (9名)
渋谷 和樹 (東北大学大学院農学研究科)
死の光?青色光が昆虫を殺す
安達 修平 (佐賀大学大学院農学研究科)
セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシはなぜ夏にいなくなり、秋に再び出現するのか?
根本 優也 (千葉県立成田西陵高等学校)
飛翔不能にしたテントウムシによるアブラムシ類防除の試み
林 正幸 (千葉大学大学院園芸学研究科)
アリの共生者認識メカニズム:アリはアブラムシを学習する
Azam Asadullah (東京農工大学大学院農学府)
Effects of Spodoptera litura granulovirus infection on Chelonus inanitus
井上 享也 (富山大学大学院理工学教育部)
ドーパミンがネバダオオシロアリの個体間相互作用と兵隊分化に及ぼす影響
轡田 康彦 (東北大学大学院農学研究科)
触っただけで寄主を見分ける: ハムシ科昆虫は?節のみで寄主を認識できる
長岡 希隆 (佐賀大学農学部)
トビイロシワアリのワーカーは幼虫の運搬により温度環境を調節する
岡 裕実英 (宇都宮大学大学院農学研究科)
ダイズアブラムシの生活環型の変異

2013年度

2013年度各賞受賞者

(2013年4月16日公開)

2013年度の学会賞・奨励賞受賞者が、2013年3月27~29日に日本大学生物資源科学部(神奈川県藤沢市)にて開催された第57回大会にて発表されました。また、同大会のポスター発表から11点が第3回ポスター賞として選ばれました。

第57回学会賞 (2名)
小滝 豊美 (農業生物資源研究所)
カメムシ類の幼若ホルモンの構造決定とその機能の研究
刑部 正博 (京都大学大学院農学研究科)
ハダニ類の変異と環境適応に関する生態・遺伝学的研究
第13回奨励賞 (2名)
手柴 真弓 (福岡県農業総合試験場)
土着天敵と性フェロモンを核としたカキのフジコナカイガラムシの総合防除法
菊池 義智 (産業技術総合研究所)
カメムシ類における内部共生の機能と発達機構に関する研究
第3回ポスター賞 (11名)
田中 信太朗 (浜松医科大学医学部)
その昆虫は本当に偏光に反応しないのか?: 偏光走性メカニズムの再検討
向井 裕美 (鹿児島大学大学院連合農学研究科)
胚はなぜ一斉に孵化するのか: 将来の共食いを回避するフタボシツチカメムシ
大林 翼 (北海道大学大学院農学院)
泳げ、Burkholderia !? ホソヘリカメムシ共生細菌は鞭毛を使って共生器官に辿り着く?
吉岡 翼 (京都大学農学部)
ナミハダニの雄は顔見知りの雌を見分けるか
北原 結花 (宮崎大学農学部)
土着天敵ヒラタアブ類の保護強化:花粉型からみた訪花活動と採餌行動の日周性
甲村 孔明 (九州大学大学院生物資源環境科学府)
水中のターゲットの手がかり:潜水を必要とする卵寄生蜂の寄主探索行動
對馬 佑介 (静岡大学農学部)
幼虫の大腮による発音と音響解析
増田 秀平 (東北大学大学院農学研究科)
ハムシ科昆虫のふ節は食餌の味認識に重要な働きをしている
林 正幸 (千葉大学大学院園芸学研究科)
クサカゲロウはアブラムシに化学擬態する?
金城 寛俊 (東京農工大学大学院農学府)
昆虫ポックスウイルスjhamtホモログ破壊株がアワヨトウ幼虫の変態に与える影響
塙 真須美 (茨城大学農学部)
ミヤコカブリダニによるケナガカブリダニとの置換に及ぼす薬剤の影響

2012年度

2012年度各賞受賞者

(2012年4月16日公開)

2012年度の学会賞・奨励賞・論文賞受賞者が、2012年3月27~29日に近畿大学農学部・奈良キャンパス(奈良県奈良市)にて開催された第56回大会にて発表されました。また、同大会のポスター発表から15点が第2回ポスター賞として選ばれました。

第56回学会賞 (2名)
守屋 成一 (中央農業総合研究センター)
クリタマバチの制御における天敵の導入とその検証
岩淵 喜久男 (東京農工大学大学院農学研究院)
昆虫の組織培養ならびに培養環境を用いた寄生蜂胚子発生と血液細胞の分化増殖に関する一連の研究
第12回奨励賞 (2名)
大野 豪 (沖縄県農業研究センター)
南西諸島における農業害虫の根絶防除と総合管理に関する基礎研究
世古 智一 (近畿中国四国農業研究センター)
遺伝的に飛翔能力を欠くナミテントウを活用したアブラムシ類防除技術の開発
第2回ポスター賞 (15名)
林 正幸 (千葉大学大学院園芸学研究科)
羊の皮を被った狼?: クサカゲロウのアブラムシ捕食戦略
向井 裕美 (鹿児島大学大学院)
昆虫の親は卵の温度を調節するか?―フタボシツチカメムシ雌親の卵塊回転行動
多田 明世 (京都大学大学院)
共生細菌の減少が引き起こすミナミアオカメムシの高温障害
筒井 容子 (神戸大学)
ギンケハラボソコマユバチMeteorus pulchricornisの産雌性単為生殖メカニズムの解明
小舟 瞬 (名古屋大学大学院)
アンブロシアゴール形成タマバエは共生菌をどのように伝播しているのか?
村井 幸輝郎 (京都大学)
複数種のセミの同時合唱から特定種の音量の推移を知る方法
堀 雄一 (大阪市立大学大学院)
ナミハダニの光周性における単眼の役割
古味 桜子 (東京農工大学)
多胚性寄生蜂キンウワバトビコバチの過寄生に対する産卵経験の影響
五十嵐 清晃 (千葉大学大学院園芸学研究科)
人工飼料を用いたオオメカメムシの定着性向上技術の開発
小林 武 (神戸大学大学院)
ナミハダニGABA受容体の構造機能相関
手嶋 伸 (京都大学大学院)
跳ねるジャガイモガ: あまり飛ばないのにどうやって雌にたどり着く?
中嶋 祐二 (京都大学大学院)
ホオズキカメムシの産卵意思決定:卵と幼虫の都合の狭間で
板谷 弘樹 (九州大学大学院)
水田の主要寄生蜂アオムシヒラタヒメバチにおける揮発性と基質伝達性の性フェロモンを利用した配偶相手探索システム
下司 純也 (京都大学大学院)
ミナミアオカメムシの分布拡大に伴う生活史形質の変化
岸野 里香 (東京農工大学)
多胚性寄生蜂キンウワバトビコバチの兵隊幼虫のストレスに応じた増員

2011年度

2011年度各賞受賞者

(2011年4月16日公開)

2011年度の学会賞・奨励賞・論文賞受賞者は、以下の通りです。東日本大震災により大会はみなし開催となり、ポスター発表の採点が行われなかったため、2011年度のポスター賞はありません。

第55回学会賞 (2名)
松村 正哉 (九州沖縄農業研究センター)
イネウンカ類の発生予察と管理に関する一連の研究
深津 武馬 (産業技術総合研究所)
昆虫類と微生物の共生現象に関する研究
第11回奨励賞 (2名)
前野 浩太郎 (農業生物資源研究所)
サバクトビバッタの世代を超えた相変異特性の伝達機構に関する研究
德丸 晋 (京都府農林水産部)
侵入害虫を含めた難防除野菜害虫の生態解明と防除に関する一連の研究

2010年度

2010年度各賞受賞者

(2010年4月16日公開)

2010年度の学会賞・奨励賞・論文賞受賞者が、2010年3月26~28日に千葉大学西千葉キャンパス(千葉県千葉市)にて開催された第54回大会にて発表されました。また、同大会のポスター発表から19点が第1回ポスター賞として選ばれました。

第54回学会賞 (2名)
宮竹 貴久 (岡山大学大学院環境学研究科)
不妊化法の効率を左右する昆虫時計遺伝子の生態遺伝学的研究
大野 和朗 (宮崎大学)
天敵を利用した総合的害虫管理技術に関する一連の研究
第10回奨励賞 (2名)
一木 良子 (国際農林水産業研究センター/九州大学大学院比較社会文化研究院)
捕食寄生性ヤドリバエ類の生態と応用に関する研究
奥 圭子 (中央農業総合研究センター)
ハダニ類の表現型可塑性と捕食回避・交尾行動に関する研究
第1回ポスター賞 (19名)
向井 裕美 (佐賀大学農学研究科)
フタボシツチカメムシにおける振動を用いた同調的孵化調節の発見
吉岡 明良 (東京大学大学院農学生命科学研究科)
発生源の分断化はアカスジカスミカメの密度を低下させるか?
貝和 菜穂美 (東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学系)
クヌギカメムシ類の腸内共生系と卵塊上のゼリー状物質
馬場 成実 (九州大学農学研究院生物的防除学研究施設)
保育中に死亡するシロヘリツチカメムシの雌親は子の生存をどう補償するのか?
田中 彩 (筑波大学第二学群生物学類)
クワゴヤドリバエExorista sorbillansの寄主探索行動における植物揮発性物質の役割
守屋 伸生 (京都大学大学院農学研究科応用生物科学専攻)
ミナミアオカメムシの飛翔能力が分布拡大に与える影響
太田 藍乃 (横浜国立大学環境情報学府)
形態情報を残すための,ササラダニ類の非破壊的DNA抽出法
辻 かおる (京都大学理学研究科)
ナミハンミョウとその近縁種の分子系統と系統地理
山崎 梓 (京都大学大学院農学研究科)
オオタバコガ終齢幼虫にみられる色彩多型の適応的意義
松浦 優 (筑波大学 生命環境科学研究科)
カイガラムシ類に共生する細菌類の多様性とその進化的起源に関する解析
北野 伸雄 (九州大学農学部)
卵寄生蜂における情報操作による子の捕食回避戦略
中山 慧 (岡山大学大学院環境学研究科)
君が死んで僕がいる ~死んだふりによる捕食回避メカニズム~
上原 拓也 (筑波大学生命環境学群生物資源学類)
特定波長に対するチャバネアオカメムシの光応答反応;活動リズムと走光性
村本 翔平 (玉川大学農学部生物資源学科)
キイロスズメバチのスーパーコロニーとその適応的意義
中野 裕子 (岡山大学大学院環境学研究科)
ヤマトシロアリの女王の繁殖戦略
山本 結花 (岡山大学大学院環境学研究科)
シロアリの女王フェロモンの特定
田中 薫 (東京農工大学生物制御科学科)
核多角体病ウイルスに対するチャノコカクモンハマキ抵抗性機構の解明
尹 丁梵 (千葉大学大学院園芸学研究科)
LED照明技術を利用したオオタバコガの飛翔行動抑制効果
松田 朋子 (茨城大学大学院農学研究科)
Oligonychus属ハダニの形態およびDNA塩基配列による系統解析

1957~2009年度各賞受賞者

1957~2009年度各賞受賞者

(2009年4月 1日公開)

1957年に開催された第1回日本応用動物昆虫学会大会(東京大学)から第53回大会(北海道大学)までに発表された、学会賞及び奨励賞の受賞者一覧を掲載します。

1957年

第1回学会賞 (1名)
鳥居 酉蔵 (信州大農)
野外集団生態学における推計学的研究-特に野外の昆虫集団について-

1958年

第2回学会賞 (1名)
福島 正三 (弘前大農)
圃場における昆虫群集の研究-特にリンゴ園における昆虫群集と薬剤散布の諸問題-

1959年

第3回学会賞 (1名)
鈴木 照麿 (農技研)
農薬の物理化学的性質と効果に関する研究

1960年

第4回学会賞 (1名)
深見 順一 (農技研)
ロテノンの作用機構に関する一連の研究

1961年

第5回学会賞 (1名)
酒井 清六 (八洲化学工業)
殺虫剤の連合作用に関する昆虫毒物学的研究

1962年

第6回学会賞 (1名)
笹本 馨 (山梨大学芸)
ケイ酸・窒素施用水稲のニカメイチュウに対する抵抗性と被害

1963年

第7回学会賞 (1組2名)
三坂 和英 (東京教育大)・草野 忠治 (鳥取大農)
クマリン系殺鼠剤の毒作用に関する一連の研究

1964年

第8回学会賞 (2名)
諏訪内 正名 (農技研)
殺虫現象に関する化学的研究
奈須 壮兆 (農技研)
稲ウィルス病を媒介するウンカ・ヨコバイ類に関する研究

1965年

第9回学会賞 (2名)
平野 千里 (農技研)
ニカメイガ幼虫とイネの栄養生理学的関連性に関する研究-特に幼虫の栄養における含窒素化合物の役割-
高木 信一 (農技研)
病害虫発生予察事業における実態調査法の研究

1966年

第10回学会賞 (2名)
一戸 稔 (農技研)
ダイズシストセンチュウに関する研究
平野 伊一 (三重県)
昆虫関係日本文献目録その他

1967年

第11回学会賞 (2名)
岡本 大二郎 (中国農試)
農薬の土壌・水面施用に関する一連の研究
正木 進三 (弘前大農)
昆虫の休眠とその地理的変異

1968年

第12回学会賞 (2名)
桐谷 圭治 (高知農林技研)
ミナミアオカメムシの個体群動態に関する一連の研究
三橋 淳 (農技研)
数種鱗翅目昆虫の休眠期における神経分泌細胞およびアラタ体・組織学的研究ならびに昆虫の組織培養に関する一連の研究

1969年

第13回学会賞 (2名)
江原 昭三 (鳥取大教育)
ダニ類に関する一連の研究
伊藤 嘉昭 (農技研)
昆虫個体群生態学における一連の研究

1970年

第14回学会賞 (2名)
坂井 道彦 (武田薬品)
イソメ毒の殺虫作用に関する一連の研究
尾崎 幸三郎 (香川県農試)
ニカメイチュウ・ツマグロヨコバイならびにヒメトビウンカにおける殺虫剤抵抗性に関する研究

1971年

第15回学会賞 (2名)
岸本 良一 (九州農試)
トビイロウンカにおける多型現象とそれが個体群の増殖過程で果す役割
巖 俊一 (京大農)
集中度指数による新しい生物個体群解析法および昆虫の相変異に関する一連の研究

1972年

第16回学会賞 (2名)
玉木 佳男 (農技研)
カイガラムシの虫体被覆物に関する一連の研究
釜野 静也 (農技研)
ニカメイガ幼虫の人工飼料改良に関する研究

1973年

第17回学会賞 (2名)
寒川 一成 (名大農)
ウンカ・ヨコバイ類の唾線および吸汁習性に関する研究
湯嶋 健 (農技研)
コカクモンハマキに関する一連の研究

1974年

第18回学会賞 (2組4名)
久野 英二 (京大農)
水田における稲ウンカ・ヨコバイ類個体群の動態に関する研究
森本 桂・岩崎 厚・真宮 靖治 (林試)
マツノザイセンチュウおよびマツノマダラカミキリに関する一連の研究

1975年

第19回学会賞 (1名)
藤條 純夫 (東大農)
鱗翅目昆虫における含窒素化合物の代謝に関する一連の研究

1976年

第20回学会賞 (2名)
法橋 信彦 (九州農試)
ツマグロヨコバイの生活史と個体群動態に関する研究
堀 浩二 (帯広畜大)
メクラカメムシ類の消化生理と作物の被害に関する研究

1977年

第21回学会賞 (2名)
柴田 喜久雄 (埼玉県)
水力発電導水路害虫ウルマシマトビゲラの生態と防除
八木 繁實 (東京教育大)
鱗翅目昆虫の休眠に関する内分泌学的研究

1978年

第22回学会賞 (2名)
岡田 齊夫 (中国農試)
核多角体病ウイルスによるハスモンヨトウの防除に関する研究
市川 俊英 (香川大農)
ウンカ類の配偶行動に関する一連の研究

1979年

第23回学会賞 (2名)
宍戸 孝 (農技研)
有機リン殺虫剤の代謝と選択毒性
岩橋 統 (沖縄農試)
久米島のウリミバエ根絶事業を成功に導いた一連の生態学的研究

1980年

第24回学会賞 (2名)
西野 操 (静岡柑試)
ヤノネカイガラムシの生態ならびに発生予察に関する研究およびミカン害虫類の総合防除に関する一連の業績
中筋 房夫 (京大農)
イネ萎縮病伝播機構ならびにハスモンヨトウ被害動態のシステム分析手法による一連の研究

1981年

第25回学会賞 (2名)
浜 弘司 (農技研)
ツマグロヨコバイにおけるカ-バメイト剤抵抗性に関する一連の研究
小山 光男 (四国農試)
性フェロモンによるハスモンヨトウの防除に関する一連の研究

1982年

第26回学会賞 (2名)
河合 省三 (都農試)
カイガラムシの分類に関する研究
高橋 正三 (京大農)
ゴキブリ類のフェロモンに関する研究

1983年

第27回学会賞 (2名)
片桐 一正 (林試)
森林害虫の微生物的防除に関する研究
中村 和雄 (農試畑作センタ-)
コモリグモの摂食行動ならびに鱗翅目昆虫の配偶行動に関する一連の数理解析的研究

1984年

第28回学会賞 (2名)
日高 輝展 (熱研セ)
熱帯アジアにおけるイネノシントメタマバエの生態に関する研究
森 樊須 (北大農)
ハダニの生物的防除に関する一連の研究

1985年

第29回学会賞 (2名)
真梶 徳純 (千葉大園)
果樹害虫とハダニ類の生活史と防除に関する研究
田付 貞洋 (筑波大農林)
ニカメイガの性誘引剤に関する一連の研究

1986年

第30回学会賞 (2名)
梅谷 献二 (農研セ)
マメゾウムシ類の比較生態と害虫化に関する一連の研究
高橋 史樹 (広大総合)
昆虫の個体群生態に関する基礎的研究

1987年

第31回学会賞 (2名)
石川 幸男 (東大農)
タマネギバエおよびタネバエの誘引物質に関する一連の研究
野田 博明 (島根農試)
ヒメトビウンカの共生微生物ならびに細胞質不和合性に関する一連の研究

1988年

第32回学会賞 (2名)
鎮西 康雄 (三重大医)
トノサマバッタおよびマダニにおける蛋白質の合成制御に関する研究
広瀬 義躬 (九州大農)
生物的防除における寄生蜂の評価に関する一連の研究

1989年

第33回学会賞 (2名)
藤崎 憲治 (沖縄農試)
カメムシ類の個体群生態学に関する一連の研究
宮田 正 (名古屋大農)
殺虫剤抵抗性の機構とその発達に関する一連の研究

1990年

第34回学会賞 (2名)
河野 義明 (予衛研)
光周期による昆虫休眠決定の神経内分泌機構に関する研究
近藤 栄造 (佐賀大農)
マツノザイセンチュウの発育・生存・病原性とSteinernema属昆虫寄生性線虫の感染性と増殖に関する一連の研究

1991年

第35回学会賞 (2名)
安居院 宣昭 (予衛研)
昆虫の器官培養による内分泌機構の解明に関する一連の研究
北野 日出男 (学芸大学)
寄生蜂の寄生に対する寄主昆虫の生態防御反応に関する一連の研究

1992年

第36回学会賞 (2名)
志賀 正和 (農環研)
害虫野外個体群の動態解明に基づく生物学的防除戦略に関する一連の研究
松浦 誠 (三重大)
スズメバチ類の生態とその対策に関する一連の研究

1993年

第37回学会賞 (2名)
本田 洋 (東大農)
果樹害虫ノメイガ類の生分類学に関する一連の研究
湯川淳一 (鹿児島大農)
タマバエ類の分類と生態に関する一連の研究

1994年

第38回学会賞 (2名)
和合 治久 (埼玉医大)
昆虫の生態防御反応に関する一連の研究
杉江 元 (農環研)
果樹害虫を中心とした昆虫性フェロモンの構造決定に関する一連の研究

1995年

第39回学会賞 (2名)
国見 裕久 (東農工大農)
昆虫ウイルス利用による害虫防除に関する一連の研究
齋藤 裕 (北大農)
ハダニ個体群生態学的・行動生態学的研究とくに亜社会性の発見

1996年

第40回学会賞 (2名)
西田 律夫 (京大農)
昆虫生理活性物質の生態学的機能に関する研究
鈴木 芳人 (九州農試)
寄生蜂の産卵戦略理論とその実証的研究

1997年

第41回学会賞 (2名)
高藤 晃雄 (京都大学)
ハダニ類およびカブリダニ類の個体群生態に関する一連の研究
Leal, Walter Soares (蚕昆研)
昆虫化学交信物質に関する研究とそれに基づく難防除害虫の制御

1998年

第42回学会賞 (2名)
山岡 亮平 (京都工繊大)
社会性昆虫の情報化学物質に関する化学生態学的研究
垣花 廣幸・仲盛 広明 (沖縄県農試)
ウリミバエ根絶を成功にいたらしめた大量増殖法確立と増殖系統の質的評価法の研究

1999年

第43回学会賞 (2名)
河合 章 (野菜・茶試)
ミナミキイロアザミウマの総合管理体系に関する研究
積木 久明 (岡山大学)
ニカメイガ幼虫の低温耐性と氷核に関する生理学的研究

2000年

第44回学会賞 (2名)
天野 洋 (千葉大学)
捕食性カブリダニの生物的特性と天敵利用に関する一連の研究
安藤 喜一 (弘前大学)
卵休眠の生理機構と生態的意義に関する一連の研究

2001年

第45回学会賞 (2名)
高林 純示 (京大院農学)
植物-植食者-捕食者系における生物間相互作用に関する研究
永井 一哉 (岡山農総セ)
露地ナス圃場におけるミナミキイロアザミウマの総合的害虫管理体系の確立に関する一連の研究
第1回奨励賞 (2名)
宮竹 貴久 (沖縄ミバエ対策事業所)
累代増殖昆虫の形質変化に関する量的遺伝学的研究
仲井 まどか (東農工大農)
鱗翅目昆虫における昆虫ウイルスと寄生蜂との相互作用に関する研究

2002年

第46回学会賞 (2名)
田中 誠二 (つくば市)
トノサマバッタの体色変異を制御するペプチドホルモンの発見とその機能に関する研究
矢野 栄二 (中央農総研)
オンシツツヤコバチの利用技術の開発及び評価に関する研究
第2回奨励賞 (2名)
水谷 信夫 (中央農研セ)
寄主の集合フェロモン成分を利用した卵寄生蜂の増強に関する研究
神村 学 (農生研)
皮・変態関連遺伝子群の単離と発現制御機構に関する研究

2003年

第47回学会賞 (2名)
後藤 哲雄 (茨城大)
ハダニ類の同胞種に関する研究
杉本 毅 (近畿大)
ハモグリバエ類の幼虫寄生蜂の行動生態学に関する一連の研究
第3回奨励賞 (2名)
塩尻 かおり (京大・生態研セ)
生態系における生物間化学情報ネットワークに関する研究
田中 一裕 (宮城学院女子大)
節足動物の休眠と耐寒性に関する生理・生態学的研究

2004年

第48回学会賞 (2名)
小野 正人 (玉川大学)
社会性ハチ類の化学生態学、行動生態学に関する一連の研究
沼田 英治 (大阪市立大学)
カメムシ類の季節適応に関する生理学的研究
第4回奨励賞 (2名)
日本 典秀 (農生研)
ハダニ類の個体群構造と系統関係の解析に関する研究
上野 高敏 (九大院農学)
チョウ目害虫のヒメバチ科寄生蜂の行動生態学的研究

2005年

第49回学会賞 (2名)
若村 定男 (農生研)
信号物質の機能解明と害虫制御への応用に関する研究
戒能 洋一 (筑波大農林)
寄生性昆虫の寄主発見行動に関する行動生態学的研究
第5回奨励賞 (2名)
渡邊 匡彦 (農生研)
昆虫の耐寒性と乾燥耐性のメカニズムに関する比較生理学的研究
津田 みどり (九大院農学)
マメゾウムシ科昆虫の応用進化生態学的研究

2006年

第50回学会賞 (2名)
山村 光司 (農環研)
昆虫の個体群パラメーター推定のための統計学的解析手法に関する研究
早川 洋一 (佐賀大)
発育阻害ペプチド(昆虫サイトカイン)の発見と,その作用機構に関する一連の研究
第6回奨励賞 (2名)
仲島 義貴 (帯広畜産大)
天敵昆虫の行動制御に関する化学生態学・行動生態学的研究
太田 泉 (野茶研)
土着寄生蜂を活用した施設野菜害虫アブラムシ類の生物的防除技術の開発に関する研究

2007年

第51回学会賞 (2名)
菅野 紘男 (名古屋芸術大学)
昆虫の加害によって植物に発現する免疫応答に関する研究
本田 計一 (広島大学大学院)
チョウの産卵における寄主認識・転換機構に関する化学生態学的研究
第7回奨励賞 (2名)
徳田 誠 (産総研)
ゴール形成昆虫の系統分類、進化生態、および、防除技術の確立に関する研究
柿元 一樹 (鹿児島曽於農業改良普及センター)
施設園芸におけるアザミウマ害虫の生物的防除新技術の開発に関する研究

2008年

第52回学会賞 (2名)
篠田 徹郎 (農業生物資源研究所)
幼若ホルモンの生合成および作用機構の解明に関する研究
竹田 真木生 (神戸大学自然科学系)
昆虫の測時機構に関する一連の研究
第8回奨励賞 (2名)
松浦 健二 (岡山大学大学院環境学研究科)
シロアリの社会生態に関する総合的研究とその応用
安居 拓恵 (農業生物資源研究所)
昆虫の交信化学物質などの同定と機能解明に関する研究

2009年

第53回学会賞 (2名)
新垣 則雄 (沖縄県農業研究センター)
オキナワカンシャクシコメツキの交信攪乱法などによる防除技術開発と亜熱帯害虫と天敵の生態解明に関する研究
城所 隆 (宮城県古川農業試験場)
寒冷地における稲作害虫の発生予察法とIPMに関する研究
第9回奨励賞 (2名)
弘中 満太郎 (浜松医科大学)
亜社会性カメムシ類の視覚依存的なナビゲーション・定位行動についての研究
上地 奈美 (農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所)
ゴール形成害虫類の形態、生態と防除に関する一連の研究

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