応動昆和文誌（Japanese Journal of Applied Entomology and Zoology）69巻4号に掲載される論文についてお知らせいたします。今回は原著2報、短報1報、テクニカルノート2報となっています。応動昆和文誌に掲載された論文は論文賞および和文誌ベストペーパー賞の授賞対象となります。会員の皆様の積極的なご投稿をお願い申し上げます。
原著
静岡県浜松市で発見され根絶されたアリモドキゾウムシ Cylas formicarius（コウチュウ目ミツギリゾウムシ科）の分子系統解析による侵入起源推定
有本 誠・上地俊久・井上達也・久井潤也・中原重仁
気門封鎖剤で防除された土耕イチゴ上のナミハダニ（汎ケダニ目：ハダニ科）個体群における殺ダニ剤抵抗性遺伝子の頻度動態
須藤正彬・中野亮平・土井 誠・今村剛士・國本佳範・井村岳男・刑部正博
短報
ネギ栽培におけるネギハモグリバエ（双翅目：ハモグリバエ科）B系統に対する2粒剤の防除効果
札周平・佐藤信輔・森 晴香・山本知成・根本 周・佐々木哲樹・小河原孝司
テクニカルノート
薬液が届かない位置にいる樹木穿孔虫コウモリガ（チョウ目：コウモリガ科）の幼虫に対する揮発性薬剤アリルイソチオシアネート（AITC）の殺虫効果—コウモリガ幼虫へのAITC間接曝露効果—
芳谷昂紀・澤畠拓夫・早坂大亮・浅井ひろみ
自動撮影と深層学習モデルを用いたアカネ属（トンボ目：トンボ科）の省力的モニタリングの可能性
吉岡明良・岡本遼太郎・大内博文・趙 在翼・三田村敏正・田渕 研・松木伸浩・深澤圭太・小熊宏之
大村 尚（編集委員長）