日頃より、農林水産省における消費・安全行政に御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、消費者の健康を保護し、安全な農畜水産物を安定的に供給していくためには、科学的な根拠に基づいて行政施策を決定していくことが不可欠です。
農林水産省は、科学的な根拠に基づいて行政施策・措置を決定するため、食品安全、動物衛生及び植物防疫等の分野で、レギュラトリーサイエンス(※)を推進しており、平成27年6月、「レギュラトリーサイエンス研究推進計画」を策定しました。
同推進計画が策定されてから5年が経過し、各分野での研究の進展に対応した施策推進や、新たな病害虫・人獣共通感染症の発生への対応など、これらの行政分野の課題に的確に対応していく必要があります。
また、令和2年3月に策定された食料・農業・農村基本計画では、「科学に基づく食品安全、動物衛生、植物防疫等の施策に必要な研究の更なる推進」を掲げています。
このことから、安全な農畜水産物の安定供給に資するため、新たに見直した「安全な農畜水産物の安定供給のためのレギュラトリーサイエンス研究推進計画」(案)について、広く国民の皆様からの御意見を募集するため、2月26日(金)から3月29日(月)までパブリックコメントを実施しておりますのでお知らせいたします。
※レギュラトリーサイエンスとは、科学的知見と、規制などの行政施策・措置の間を橋渡しする科学のことで、行政施策・措置の検討に利用できる科学的知見を得るための研究と科学的知見に基づいて施策・措置を決定する行政の両方を含んでいます。