第26回報農会シンポジウム・功績者表彰式のお知らせ

『植物保護ハイビジョン - 2011』のご案内

昆虫や種苗がまん延させる病害の脅威

趣 旨:
国際的な種子の流通、育苗施設の大規模化による流通の広域化、気候変動
による病害虫の生息域の変化などにより、種子や苗による病害虫の侵入・
伝染・まん延のリスクが増大している。種苗類の病害虫は、圃場における
伝染源となり未発生地域に新たな病害虫をもたらす危険性を孕んでいる。
最近問題になっている種苗の流通及び圃場における病害虫の現状、防除対策
を討議し、今後の病害虫管理のあり方を展望する。

主催:
財団法人 報農会
協賛:
日本応用動物昆虫学会、日本植物病理学会、日本農薬学会

日時:
平成23年9月28日 (水) 10:00~17:00
場所:
「北とぴあ」つつじホール (東京都北区王子1-11-1)
TEL 03-5390-1100 (会場への連絡は出来ません)
JR京浜東北線・地下鉄南北線:王子駅下車、徒歩2分

開 会:
10:15~10:30 挨拶 理事長 上路 雅子
講 演:
10:30~11:10 種苗検疫の現状と課題
農林水産省横浜植物防疫所 古澤 幹士
11:10~11:50 種苗生産・流通における病害虫管理
(株)サカタのタネ 加来 久敏
13:00~13:30 ウメ輪紋ウイルスの発生と防除
法政大学生命科学部 西尾 健
13:30~14:00 カンキツグリーニング病の発生と防除
(独)農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所 岩波 徹
14:00~14:30 ウリ類退緑黄化病の発生と防除
熊本県農業研究センター 行徳 裕
14:30~15:00 ウリ類果実汚斑細菌病の特徴と防除体系
(独)農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所 白川 隆

参加費:
一般 2,000円 学生 1,000円

申込み:
参加をご希望の方は下記連絡先までEメールまたはFAXで所属・連絡先と
氏名をお知らせ下さい。当日、参加費と引き替えにテキストをお渡し致し
ます。
シンポジウム終了後、財団法人報農会50周年記念式典を行い、記念講演
(「”ものつくり”と 生命、食糧、環境」帝京平成大学教授・東京大学
名誉教授 北原 武)を予定しています。

連絡先:
財団法人 報農会
事務局 正垣 優、渡辺 敦子
東京都小平市鈴木町2-846-105
サンウッド花小金井101号室
TEL:042-381-5455
E-mail: khono511@car.ocn.ne.jp
(迷惑メール防止のため、@を全角にしています)

功績者表彰式のお知らせ

シンポジウム終了後、財団法人報農会創立50周年記念式典を行い、植物防疫
の発展に寄与された功績者の表彰式及び祝賀会(祝賀会は16階「天覧の間」)
を開催いたします。シンポジウム参加者は、無料で出席ができます。お時間の
許す方は是非ご出席の上、祝福を賜りたくご案内申し上げます。

開催日時 平成23年9月28日(水) 15:10~
開催場所 「北とぴあ」つつじホール

第26回功労賞受賞者(5名:五十音順)

葛西 辰雄(かっさい たつお)
職歴 香川県農業試験場、同県病害虫防除所
業績
○ニカメイチュウの感受性モニタリングによる抵抗性対策の研究
○ヒメトビウンカの薬剤淘汰系統評価を踏まえた複合剤による抵抗性対策の普及
○ウンカ類における負の交差相関を解明し抵抗性害虫の防除対策を推進

高橋 俊作(たかはし しゅんさく)
職歴 秋田県果樹試験場、同県農業技術開発課、バイエルクロップ
サイエンス株式会社
業績
○りんごモニリア病の発生生態及び防除法に関する研究
○りんご褐斑病の発生生態及び防除法に関する研究
○県内の果樹病害虫防除組織の育成・指導

竹澤 秀夫(たけざわ ひでお)
職歴 神奈川県農事試験場、同県農業総合研究所
業績
○自動回転式予察灯の開発による予察調査の省力化
○マルカイガラムシの卵巣発育に関する研究と発生予察への応用
○アメリカシロヒトリの発生予察に関する研究

千葉 馨(ちば かおる)
職歴 北興化学工業株式会社、農薬工業会
業績
○農薬の安全対策・広報活動の強化、推進
○農薬に関する広報資料の編成、シンポジウムの開催
○農薬の分析法の国際標準化、日本農薬分析法部会の設立に貢献

平山 成一(ひらやま せいいち)
職歴 山形県立農業試験場、同県農業技術課、北興化学工業株式会社
業績
○山間部水田のイネいもち病の発生相と関連する諸要因に関する研究
○イネごま葉枯病の防除対策確立
○オウトウの総合防除の推進