第1回日本アブラムシ研究会シンポジウムのご案内
昆虫アブラムシ(アリマキ)は、環境と生物の関わりや生物間相互作用を研究するための、新しいモデル生物として注目されています。今年発足した日本アブラムシ研究会は、基礎生物学研究所の共同利用研究「モデル生物・技術開発共同利用研究」の一環として、以下の要領で研究集会を実施いたします。アブラムシ研究者はもちろん、様々な分野の研究者の参加を
歓迎します。
日時:平成23年8月5~6日
場所:基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)
主催:日本アブラムシ研究会、共催:基礎生物学研究所
参加費:無料(交流会は有料)
ホームページ:https://sites.google.com/site/jsab2011mtg/
<プログラム概要>
8月5日(金) 午後1時~公開シンポジウム(無料、参加登録不要)
・重信 秀治(基生研)「新興モデル生物アブラムシの魅力」
・秋元 信一(北大)「日本産エンドウヒゲナガアブラムシAcyrthosiphon pisum種群の自然史:寄主レース分化と無性生殖集団の起源」
・神戸 崇(北大)「無性生殖型エンドウヒゲナガアブラムシは交雑起源か‐核遺伝子の解析から」
・片山 昇(京大) 「生態系の中での窒素動態に対するアブラムシの役割」
・服部 充(信大)「真社会性アブラムシにおける巧妙な防衛戦略:兵隊と警報フェロモン」
・沓掛 磨也子(産総研)「分子レベルから見た兵隊アブラムシの行動・進化・生態」
・三浦 徹(北大)「アブラムシの表現型多型に関わる生理・発生機構」
・石川 麻乃(遺伝研)「アブラムシの繁殖多型を担う内分泌機構とその喪失‐可塑性を失ったアブラムシ‐」
・安部 洋(理研)「モデル植物を用いた昆虫-植物間相互作用研究‐複雑系の解明をめざして‐」
・土'田 努(富山大)「共生細菌が変えるアブラムシの環境適応」
・中鉢 淳(東工大)「必須共生細菌ブフネラを維持・制御する宿主機構の探求」
午後6:30より交流会を実施します(有料、要登録)
8月6日(金) 午前9時~午後12時30分 アブラムシ研究者向けセッション
(無料、要登録)
・ 若手研究者発表会
・ チュートリアルセッション「アブラムシゲノムリソース活用法」
・ パネルディスカッション「アブラムシにおける機能解析法の開発:現状と課題」
若手研究者発表会の演者を公募中です。詳細はホームページをご覧ください
オーガナイザー:土’田努(富山大)、三浦徹(北大)、重信秀治(基生研)
お問い合わせ 重信秀治 shige@nibb.ac.jp