日本線虫学会20周年記念公開シンポジウムのお知らせ

2012年9月19日(木)に文部科学省研究交流センター(〒305-0032 茨城県つくば市竹園2-20-5. Tel: 029-851-1331 )に於いて、日本線虫学会20周年記念公開シンポジウムが行われます。
公開シンポジウムは、線虫と他の生物との相互作用に関する基礎的研究を中心とした「1.線虫と周辺生物との相互作用」、実際の防除法など、実用的研究を中心とした「2.新しい環境保全型線虫防除技術」の2部構成で、演題、演者は下記の通りです。参加は無料、事前登録も不要です。
また、一般講演は9月18,20日に開催され、合計28題が予定されております。
詳しくは線虫学会ホームページ(http://senchug.ac.affrc.go.jp/)の大会案内をご覧下さい。一般講演では大会参加費が必用ですが、事前登録などは不要です。
ご興味おありの方、多数のご参加をお待ちしております。 
= 公開シンポジウム =
1.線虫と周辺生物との相互作用(9:30~12:00)
S1-1 田中 龍聖(佐賀大農,森林総研)
昆虫便乗線虫Caenorhabditis japonicaの生態と生理
S1-2 澤畠 拓夫(果樹研)
  菌類ウイルスと菌食性線虫~線虫による菌糸摂食とウイルス伝搬
S1-3 藤本 岳人(中央農研)
  ネコブセンチュウに対して植物はどのような防御機構をもっているのか
S1-4 菊地 泰生(森林総研)
  ゲノムから見た線虫の寄生性
2.新しい環境保全型線虫防除技術(13:30~17:00)
S2-1 奈良部 孝(北農研)
  孵化促進物質によるジャガイモシストセンチュウ防除
S2-2 豊田 剛己(東京農工大BASE)・佐藤恵利華(近畿中国四国農研)
  リアルタイムPCR による線虫密度診断技術
S2-3 水久保 隆之(中央農研)
  微生物処理誘導抵抗性によるナス科果菜類のネコブセンチュウ防除技術
S2-4 杉田 亘(宮崎総農試)
  ピーマン産地の連携による線虫抵抗性選抜システムの開発と
土壌病虫害複合抵抗性台木品種の育成
S2-5 植松 清次(千葉農林総研)・門馬法明(日本園芸生産研)
・與語靖洋・小原裕三(農環研)
  低濃度エタノールを用いた土壌還元消毒法による土壌病害虫防除技術
(大会委員長 水久保隆之)