「分類学関連分野の名古屋議定書への対応に関するワークショップ」のご案内

2014年10月12日に発効した名古屋議定書では、分類学研究で取り扱う遺伝資源についてアクセスと利益配分に関するルールを遵守することが求められています。分類学関連分野は、アクセスと利益配分の規制に対処する取り組みを率先して早急に実行することが必要です。日本の分類学が国際的な研究を継続発展させるために、分類学関連分野は、名古屋議定書とその国内措置に対処するためのシステムを構築しなければなりません。このワークショップでは、日本の分類学関連分野が名古屋議定書及びその国内措置遵守に対する対処方針を検討するために、名古屋議定書対応を先進的に行っている英国の2つの施設の取り組みを理解し、意見交換を行います。
「分類学関連分野の名古屋議定書への対応に関するワークショップ」
【日時】12月12日(金)13:00?17:15 開場12:30
【場所】国立科学博物館 上野本館内(日本館講堂)
【共催】国立科学博物館 / 国立遺伝学研究所ABS学術対策チーム
【スケジュール】
議事次第   (イギリスからの講演者のみ遂次通訳・解説あり)
12:30 - 13:00 開場・受付
       (総合司会:国立遺伝学研究所ABS学術対策チーム 森岡 一)
13:00 - 13:10 1)開催挨拶
文部科学省ライフサイエンス課
13:10 - 13:25 2)名古屋議定書と講演内容についての解説
         国立遺伝学研究所 鈴木 睦昭
13:25 - 14:25 3)「欧州分類施設連合の名古屋議定書遵守の取り組み紹介」
         英国自然史博物館 ライフサイエンス課Dr. Christopher Lyal
14:25 - 15:25 4)「英国王立植物園の名古屋議定書遵守取り組み紹介」
         キューガーデン(英国王立植物園)CBDユニット Ms. China Williams
15:25 - 15:55 5)「日本の分類学の現状と名古屋議定書に対応する考え方」
         首都大学東京・牧野標本館 村上 哲明先生
15:55 - 16:25 6)「国立科学博物館の取り組みの現状と今後の方針」
         国立科学博物館植物研究部 細矢 剛先生
16:25 - 16:35 休憩
16:35 - 17:05 7)パネルディスカッション
17:05 - 17:15 8)閉会挨拶 
        国立遺伝学研究所 ABS学術対策チーム 室長 鈴木 睦昭
【お申込み・お問合せ】※事前申込制・参加費無料ただし、博物館への通常入館料(一般・大学生620円、高校生以下及び65歳以上は無料)がかかります。
下記ウェブサイトよりお申込み下さい。
http://abs-workshop.sakuraweb.com
国立遺伝学研究所ABS学術対策チーム(担当:榎本)
〒411-8540 静岡県三島市谷田1111
E-mail: abs(at)nig.ac.jp(@は(at)に変えてあります)
TEL:055-981-5835
(国立科学博物館 神保 宇嗣)