※会場およびZoomウェビナーによるハイブリッド形式
日時:2026年2月27日(金)13:00〜17:10
会場:東京農業大学 国際センター カンファレンスルーム2
参加費:無料
13:00 「天敵寄生蜂(ヨーロッパトビチビアメバチ)で蘇ったレンゲ」
八瀬順也 氏(兵庫県森林林業技術センター) ・高橋國人 氏(兵庫県養蜂振興会)
これは,侵入害虫アルファルファタコゾウムシからレンゲを守るために,養蜂家たちが天敵放飼に取り組んだ記録である.試行錯誤を繰り返しながら,自らの手で寄生蜂の増殖と放飼を10年間続け,永続的な効果が見込めるまでに至った過程を実践者側からの視点で紹介したい.試験事例などでは見られない真剣勝負がそこにある.
14:00 「新土壌病害管理「ヘソディム」における輪作・おとり植物等の活用法」
對馬誠也 氏(特定非営利活動法人 圃場診断システム推進機構)
土壌病害対策で輪作,おとり植物の活用は極めて重要である.しかし,それらを効果的に活用することは必ずしも簡単とはいえない.その理由は土壌中の病原菌密度や環境条件など様々な要因が防除効果に影響しているからである.2012年に土壌病害克服を目指して演者らが提案した「健康診断に基づく土壌病害管理(ヘソディム)」は「あらゆる防除技術のプラットフォーム」として有効と考えている.ここでは,輪作,おとり植物のヘソディム的活用法について紹介したい.
15:00 休憩
15:10 「緑肥作物を活用した線虫および土壌病害の防除方法について」
和田美由紀 氏(雪印種苗㈱)
近年,緑肥作物の種類や用途はバラエティに富み,土壌への粗大有機物の補給を満たすだけの役割ではなくなってきている.なかでも機能性緑肥作物は,栽培することによって植物寄生性線虫や土壌病害の増殖を抑制する効果をもち,輪作の一つに組み込むことによって主作物の収量や品質の維持が期待できるものである.緑肥作物の栽培注意点を交えながらそれぞれの場面に応じた緑肥作物のラインナップをご紹介していく.
16:10 「テンサイシストセンチュウの生態と耕種的防除」
酒井啓充 氏 (農研機構 植物防疫研究部門 基盤防除技術研究領域 越境性・高リスク病害虫対策グループ)
テンサイやアブラナ科野菜の有害線虫であるテンサイシストセンチュウの発生が2017年に我が国で初めて確認され,公的防除が実施されている.本線虫は多数の卵を抱えた耐久態である「シスト」を形成し,土壌中に数年以上生残する.ふ化するために寄主植物が出す「ふ化促進物質」を必要とする卵が存在し,生残リスクを高めている.抵抗性品種は寄主同様にふ化を促進するため本線虫の防除に有効であるが,発生地域の主要作物であるアブラナ科野菜やホウレンソウでは有効な品種がなく,抵抗性緑肥作物が利用されている.
17:30 懇親会
講演会終了後,演者の皆さんを囲んで懇親会を行います(参加費 3,000円).
参加を希望される方は講演会参加申込の際,懇親会への参加有無をお知らせ下さい.
< 講演会参加 申し込み要領>
以下のリンクまたはQRコードよりフォームにアクセスし,お名前とメールアドレス,会場またはオンラインによる参加の希望,懇親会への参加の有無をご入力のうえ送信してください.オンライン参加を希望される方には,開催日前日までにZoomミーティングの接続情報をメールでお知らせ致します.
https://forms.gle/HNj5F8PFQkHTSi9Y9
事務局 厚井 隆志(e-mail)
takashi.koi(at)nifty.ne.jp ※@を(at)に変えています
森光太郎(生物的防除部会幹事/石原産業㈱)