韓国のテグで開催された国際昆虫学会議に参加しておられたオランダのワーゲニンゲン大学のvan Lenteren 教授とブラジル連邦ラブラス大学のBueno教授が9月10日(月)に近畿大学農学部で講演されます。van Lenteren教授は天敵の生物農薬的利用の基礎研究・応用研究の両面で長年活躍してこられた国際的に著名な研究者です。今回の講演では現在の生物農薬的な天敵利用の現状と問題点についてレビュー的な講演をしていただきます。Bueno教授もブラジルで現在施設栽培害虫の天敵利用について活発に研究されています。わが国ではまだ未発生ですが、最近南米からヨーロッパに侵入して問題となっている鱗翅目害虫Tuta absolutaの有望捕食性天敵についての研究成果を紹介していただきます。オープンな講演会ですのでふるってご参加ください。参加する場合の事前申し込みは不要です。近畿大学農学部へのアクセスについては、近畿大学のホームページを参照ください。
日時:9月10日(月)15時~17時
場所:近畿大学農学部207教室(教室棟2階)
演者およびタイトル:
Prof.dr. J.C. van Lenteren (Wageningen University, the Netherlands)
"The state of commercial augmentative biological control: plenty of
natural enemies, but a frustrating lack of uptake"
Prof. Vanda Bueno (Federal University of Lavras, Brazil)
"Evaluation of heteropteran predators as biological control agents of
Tuta absoluta in Brazil"
連絡先:
〒631-8505奈良県奈良市中町3327-204
近畿大学農学部昆虫生態制御学研究室
矢野栄二
電話:0742-43-2715
Email: yano@nara.kindai.ac.jp
(近畿大学農学部 矢野栄二)
van Lenteren教授、Bueno教授の講演会のお知らせ
2012/08/28(火)