『昆虫と害虫-害虫防除の歴史と社会』小山重郎著、278頁、築地書館、2013年5月15日発行

目次:プロローグ/アワヨトウ大発生の謎/農薬のヘリコプター散布を減らすために/沖縄のミバエ類の根絶防除/世界のミバエ類防除/森は病んでいる/再び田んぼへ/昆虫を害虫にしない社会を
 著者の小山重郎博士は1961年に秋田県農業試験場に勤務して以来、50年余り害虫防除に携わり、いろいろな害虫とつきあってきたが、「害虫は社会が生みだすものである」という考えに到達した。本書は、著者がいかにしてこの考えに至ったかを述べたものである。総合的有害生物管理(IPM)が叫ばれてから久しいが、害虫防除はいまだに農薬散布が主流である現在、「昆虫を害虫にしない社会」を目指す著者の考え方は、将来の害虫問題解決に一石を投ずるものであろう。
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(中央農業総合研究センター 守屋成一)