【応動昆 お知らせメール】1213号

2024/11/01(金)

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「お知らせメール」 2024/10/24

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■■ 目次 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■ 東京農業大学総合研究所研究会 生物的防除部会2024年度第2回講演会のお知らせ

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●会員情報変更は https://service.dynacom.jp/acpartner/odokon/ から
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開催日時:2024年11月21日(木)13:00~16:10

開催形式:会場およびZoomミーティングによるハイブリッド形式

会場:東京農業大学世田谷キャンパス農大アカデミアセンター地下1階 横井講堂

参加費:無料

参加申込方法:以下のリンクより申込フォームにアクセスし、お名前とメールアドレス、会場またはオンラインによる参加のご希望を(会場で参加されるかたは懇親会参加のご希望も)ご入力のうえ送信してください。オンライン参加を希望されるかたには、開催日前日までにZoomミーティングの接続情報をメールでおしらせいたします。

https://forms.gle/o2B5um15ZBYyxfs77

プログラム:

13:00~14:00

演題1「マイコウイルスによる病害防除、および虫害防除の新知見」

森山裕充氏(東京農工大学大学院 農学研究院 生物制御科学部門 細胞分子生物学研究分野)

マイコウイルスはAgaricus bicupolasで最初に発見され、その後ペニシリン生産Penicillium
chrysogenun、醸造酵母では雑菌を殺すキラー因子として活用されてきた。植物病原菌では最初にイネいもち病菌などで発見されたが、その後、欧米ではクリ胴枯れ病菌、国内では白紋羽病菌、中国では菌核病菌で、それぞれの病原菌に感染するマイコウイルスのうち宿主菌を弱毒化するものが生物防除資材としての利用が試みられてきた。昆虫病原菌においては宿主菌を強毒化するマイコウイルス、ヒト病原性真菌においては宿主菌に弱毒化を付与するマイコウイルスも見つかっており、これらの事例も合わせて紹介する。

14:00~15:00

演題2「実は相性抜群だった!―UV-B照射の光環境はカブリダニによるハダニ抑制効果を向上させる」

田中雅也氏(兵庫県立農林水産技術総合センター 農業技術センター 病害虫部)

施設イチゴにて、UV-Bによるハダニの殺卵活性を利用した物理的防除法(UV法)を開発した。しかし、株が混み合うと葉裏にUV-Bが届かなくなり抑制効果は低下する。そこで、IPMの観点から、カブリダニ(PM)との併用を検討した。UV法のみ、PMのみ、UV法とPMの併用を比較した結果、UV法とPMの併用で、栽培終了までハダニ密度が抑制できた。これら試験にて、UV法(物理的防除)とPM(生物的防除)の併用による相乗的なハダニ抑制効果が確認されたので、その要因を含め、本講演にて紹介する。

15:10~16:10

演題3「昆虫の生殖を操作する微生物:害虫防除への利用に向けた展望について」

陰山大輔氏(農研機構 生物機能利用研究部門 昆虫利用技術研究領域 昆虫制御技術グループ)

昆虫には様々な微生物が共生していることが知られている。そのなかでも細胞内に共生し、宿主の生殖システムを自分の都合のいいように操作する微生物の存在は、進化生物学者や細胞生物学者の興味を惹き付けてきた。この二、三十年の取り組みにより、非常に多様な微生物がそのような性質を独立に獲得したことが分かってきた。今回のセミナーでは、その宿主操作の多様性や巧妙さを紹介するとともに、微生物の性質を逆手にとることによって、農業害虫や衛生害虫の防除に利用する取り組みについて紹介し、現状の課題と将来展望について話し合いたい。

16:30~
懇親会(東京農大国際センター1階ホールにて。参加費:3000円)

連絡先:生物的防除部会 事務局:厚井 隆志(e-mail: takashi.ko(at)nifty.ne.jp)@は(at)に変えてあります

生物的防除部会幹事(石原産業(株) 森 光太郎)

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