未来の食卓の選択肢として、昆虫食の可能性を提唱する一冊です。著者は栄養士としての経験から、食べることは身体と心、文化を育む営みであると考えています。東日本大震災の支援現場で直面した「栄養危機」をきっかけに、限られた資源で食を支える手段を模索し、昆虫という食材に辿り着きました。
2013年にFAOも推奨した昆虫は、高栄養で環境負荷が低く、持続可能な「未来のたんぱく源」です。著者はこれを「昆虫食が人類と地球を救う」という意味を込め、昆救食(こんきゅうしょく)と名付けました。本書では、昆虫食の栄養価値や食育の意義を解説し、小さな命の恵みがもたらす新しい食のあり方と、持続可能な未来への挑戦を綴っています。
https://www.tokyodoshuppan.com/book/b10154532.html
松井欣也(東大阪大学短期大学部 実践食物学科)