HOME | 新刊紹介・書評 新刊紹介・書評について 和文誌『日本応用動物昆虫学会誌』では、応用昆虫学・応用動物学に関連した新刊の紹介や書評を掲載しています。和文誌に新刊紹介を行う場合は、メールフォームより依頼をお送り頂いた上で、新刊を学会事務局に送付して下さい。 新刊紹介・書評: 記事一覧 (1/8) 書評 全訳 家蜂蓄養記-古典に学ぶニホンミツバチ養蜂 2024年6月15日 ミツバチほど人類と深い関係を長い間持ってきた昆虫も少ないだろう.野生のミツバチからハチミツとミツロウを採取するハニーハンティングは,おそらく人類の歴史と同時に始まっただろうし,古代エジプトではすでにシ... 書評 昆虫の休眠 2024年6月15日 昆虫は環境の季節的変化に対する生存戦略として生活史の中に休眠を進化させた.多くの昆虫では,その活動は1年のうちの短い期間に限られ,それ以外の季節は,成長や生殖を停止させている休眠状態で過ごす.昆虫の生... 書評 農業昆虫学 2024年1月16日 本書は,朝倉農学大系の1冊として刊行された.刊行の言葉には,「基礎から最先端の成果まで充実した内容を解説」とある.第1章の「序論」では,昆虫の起源,人間との関係を扱いスタートする.第2章では「農業昆虫... 書評 雪と氷にすむ生きものたち 雪氷生態学への招待 2024年1月15日 本書は積雪や氷河の上に住む生物(昆虫,微生物)を扱っており,なんてニッチな本だろうかと初めは感じたのだが,読み進めるうちに,とてつもなく遠い世界まで連れて行かれてしまう稀有な体験をさせられた.有機物の... 書評 なぜオスとメスは違うのか:性淘汰の科学 2024年1月12日 「もっとも基礎的なことがもっとも応用的である」 この名言の初出は,伊藤嘉昭さんと桐谷圭治さんが1971年に出版した「動物の数は何で決まるか」(NHKブックス)だと記憶している(違っていたら御免なさい)... 書評 ソバとシジミチョウ 人-自然-生物の多様なつながり 2024年1月12日 タイトルを一見して,どんな内容の本だと思うだろうか.表紙には,美しい青藍色の翅をもったチョウが小さな花を訪れている姿の写真が使われている.シジミチョウというなら,チョウ好きの研究者がその生活史などを詳... 書評 蜂の奇妙な生物学 (生物ミステリー) 2023年10月17日 コウチュウ目,チョウ目,ハエ目と並んで種数が多いハチ目昆虫,その種数は全世界で約15万種,日本でも約4,600種が分布している.ハチは誰でも知っている昆虫であり身近な存在であるが,我々は彼らについ... 新刊紹介 花壇・緑地草本植物の病害虫診断図鑑(第Ⅰ巻 病害編 第Ⅱ巻 害虫編) 2023年5月 2日 本書は,植物医科学叢書No. 7として企画・編集されました.植物医科学叢書シリーズは,植物の生育障害を総合的に診断し,植物の健康を護ることを目標に,専門性を維持しつつ,平易で簡潔な構成と内容にすること... 書評 木本植物の被食防衛―変動環境下でゆらぐ植食者との関係― 2023年4月20日 植物の昆虫に対する被食防衛戦略の化学生態学的研究では、研究対象とする植物は多くの場合草本、とくに芽出しから少し葉が展葉した状態のポット植えの栽培品種が用いられます。これは、そのような植物の種子が手に入... 書評 坂上昭一の昆虫比較社会学 2022年10月 6日 坂上 昭一とはいったい誰なのか。その名を聞いたときに疑問をもつ人がいるかもしれない。無理もない。彼がこの世を去ってすでに四半世紀の年月が流れている。学問の世界では常に真新しく若い芽生えがあちこちから現... 1 2 3 4 5 6 7 8 | 次へ 末尾へ